White Light/White Heat - 2012 Mono Reissue
The Velvet Underground
White Light/White Heat
Sundazed Music – 2012
BOXセットのバラ
先日、モノラル盤White light/White heat、1750円ってのをネットの中古リストの中に見つけたんです。品番「LP5413」とあって、これはなんなんやろ?となって調べてみるんですが、どこをどう調べても出てこない。考えた結果、可能性としては、White light/White heatってタイトルを付けてしまった新手のライブブートじゃなかろうかと。それならそれでと欲しくなりまして、ここはあえてお店に画像を送って欲しいなんて野暮な依頼はせずにポチってみると、、何年か前に出たThe Verve/MGM Albumsという5LPのBOXセットからバラけたMONO盤が届いた。おぉぉそういうことか、「LP5413」ってのは、BOXセット内の個別の作品に振られた品番だったわけかと。BOXセットの中身をバラで売る人って、ほんとにいるんだな。僕としては、ブートが届いてニヤニヤする心持ちだったのが、割高感があって手が出なかったBOXセットの中で唯一欲しかった1枚が届いて、ひとりでどよめいてしまった。中古レコードの開梱シーンとしては、この種類のどよめきは初めて。
モノラル盤はステレオ盤と完全に別物
オリジナルマスターリールからのオフィシャルリマスターのモノラル盤、CDは既に持ってたんですが、レコードは未聴でした。モノラルWhite light/White heat、めちゃくちゃ面白いです。モノラル盤とステレオ盤では聴こえ方がまったく違いますし、その差違をどうこういうこと自体が不毛だと思うのですが、好みとして、僕はUSオリジナルのステレオ盤の方が断然好きです。僕が好きなのは、モノラルのダンゴサウンド(分離の良いサウンドではないという意味)ではなく、ステレオのダンゴサウンドなのかもしれない。
ブツとしてはう〜ん
元の5LPBOXセット、外箱のつくりが悪いとか、箱の中で各ジャケに擦れキズがついた状態で届くとか、その手の悪評が行川さんの「なめブログ」とかAmazonのレビューなどから読み取れたので買い控えてたんですけど、まさにこの盤もジャケ表面がすりキズ&カビ?だらけで苦笑。前ユーザーは、高いBOXセットを新品で買ったのにこのザマで、腹が立って売り飛ばしたくなったのかもしれないな。ウォーホールのドクロタトゥーの再現も、安物の紙のせいで、とてもとても功を奏してるとはいいがたい。
欲しかったからよしとしてる
高価なBOXセットを買うことなく、聴いてみたかったリマスターのアナログモノラルWL/WHを偶然入手できて、僕としてはこれはこれでよかったっぽいです。新品の単品はバラ売りしていないので、ちょっと変なブツではあるけど、それもまあ思い入れになるかな。
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