『星のカービィ ディスカバリー』プレイ感想
100%クリアしたので軽めの感想を書きます。
※ネタバレしまくってるのでまだ遊んでない人は読んじゃダメだよ。どうなっても知らないよ。その後悔は一生モノだよ※
なんで買った?
面白そうだったから以外に理由なんて無いのだけど、じゃあなんで面白そうに見えたんだってハナシ。まあこれも基本的には、絵と音がよかったからになる。
なんかすげえ面白そうに見えたのよこれ。
やっぱり音楽かな。メインテーマが盛り上がるところに合わせてコピー能力で躍動するカービィ見てテンション上がっちゃった。音楽が盛り上がるところで毎回泣きそうになる。
あとは3Dアクションゲームが久しぶりに遊びたかった。一年前の『スーパーマリオ3Dワールド +フューリーワールド』以来かな。
どうだった?
超よかった!大満足。6500円払ってよかった。ニンテンドーカタログチケットで買ったから正確には6500円払ってないけど。
なんか全体的にヒットストップとスローモーション演出がめちゃ盛り込まれてて、そういう“ヘキ”を大手のゲームで味わえるのイイわぁ~。でも、中ボス撃破時や雑魚全撃破時のスローモーションだけは、オレと感覚が違ったな。妙に長い。アレは決着の瞬間を切り取るんじゃなくて、戦いの余韻を強調したかったのかな。オレは前者の感覚が好きなんだけど。
3Dアクションゲームとしての目新しさは無いけども(あったら困る)、そのことにまったく不満を感じさせない。圧倒的な品質の高さ!というか品質が高すぎて、作り込まれたステージを一瞬で駆け抜けてしまうことに罪悪感をいだくレベルだった。
【うら・アライブモール】で、裏側の事務エリアにノディ(寝てる敵)が居たり、元気ドリンクが意味深に置いてあるの見て「い、イイ~~~!」ってなったわ。人が居なくなった夜の遊園地でパレードもイイよな~。終盤の展開を見て、「カービィは女 / 子ども向け」とか言ってる人に遊んでみてほしくなりましたね。
購入のきっかけになってメインテーマが、ゲーム中でアレンジされて何回も流れるの最高だった。というか今作はカービィたちが知らない世界ということで、カービィシリーズの曲のアレンジがほとんど無かったのかも?
【難易度が低くて楽しいアクションゲーム】っていう、一見矛盾して聞こえる命題を的確に達成するゲームシステム。強力なアクションに対して巧みに制約を付けているのに感心した。一つ、蒙が啓いた。
左スティックとAボタンとBボタンだけ──正確にはLR / ZLRもあるけど──でこんなに面白い3Dバトルアクション、そうそうないんじゃないかな。
ゲームデザインについてはだいたいこの記事に書いた。もっと深掘りできるだろうけど、まあ、うん。これを叩き台にしてくれる人が……いるわけねえよなあ(叩き台として質が低い / やっても得が無い)
それはさておき、シビれたのがラスボス / ラストシーンのコストのかけかた。ボスの攻撃パターンってそれまで5個──多くて7個くらいの印象なんだけど、ラスボスは10パターン。いや、体感で言えば細かな違いとか含めて15パターンくらいに感じた。それまでのボスの三倍は攻撃パターンがあるようなイメージ。
「まだ技があるのかッ……!」って思わず口に出しちゃうボスと戦えるのってとても幸せだな。
ラストシーンの盛り上げは本当に素晴らしく、なんていうか、ゲームってやっぱりエンターテイメントなんだなって実感させられたよ。凄まじいエネルギーの奔流が、画面を通じて、両手に握ってるコントローラーから伝わってくるあの感じ。ちっぽけなゲーム画面には到底収まりきらない、狂おしい輝きが全身を包むんだよ。
クリア後ステージの見せかたも上手くてなあ。地形そのまま敵配置 / 各種変数を変えるだけであんなに面白くなるかね!まさにレベルデザイナー匠の業。一つだけ新規追加されたセクションがまたおんもしれぇんだ。「これ見逃しあったら大変そうだな~…」って思ったところにナビ役のエフィリンが「ここのエリアは全部あつめたみたいだよ!」って言ってくるんだよ。もうさあ。もう。どんだけ遊びやすくしてくれてるのよもう。
通常クリア / 裏クリア / ラストボスラッシュクリアって三段階エンディングがあるような構成がいいんだよなぁ。そのつど達成感を味わえてさ。最後の本当のラスボスはマジで白熱した。4回くらいやられたよ。
「しまったここはジャンプだった!」とか
「次は開幕の回避を忘れないようにしよう」とか
「ここに溜め攻撃入れられるな!」とか
「この攻撃避けかた分かんね~~~!」からの
「もしかして……こうか~~~!」とか
こういうの、本当に久しぶりだったなあ。3Dアクションは一年ぶりくらいだったけど、アツくなれる3Dバトルアクションは何年ぶりだっただろう。
100%クリアをわりとあっさりできるボリュームがまた素晴らしいんだなこれが。本当にちょうどいい。「ハル研さん、まさかオレのためにゲームを作って……?」って、んなわきゃねーんだけど──ある意味ではそのとおり──そう思わせてくれるゲームに出会えるのって本当に奇跡でハッピーなことだよね。
ありがとうございました。
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