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NINJA GAIDEN MASTER COLLECTION 遊んだ

2004年。
まだ、ゲームで描かれる人間がガクガクだった時代。思い通りにキャラが動かず「今ボタン押したのに利かなかった!バグだろ!」なんて言っていた時代。

NINJA GAIDENは、本当に衝撃的なゲームだった。
驚異的なグラフィックと操作性。特に、続編であるNINJA GAIDEN2 は自分の人生に影響を与えたゲームだった。当時、ゲーム開発に憧れていた自分は「ゲームって、ここまでしないといけないんだ!」って思った。

NINJA GAIDENシリーズ、自分が過去に遊んだことがあるものは以下。
・NINJA GAIDEN (2004)
・NINJA GAIDEN Black (2005)
・NINJA GAIDEN DS (2008)
・NINJA GAIDEN2 (2008)
・NINJA GAIDEN3 (2012)
・NINJA GAIDEN3 Razor's Edge (2013)
・YAIBA NINJA GAIDEN Z (2014)

今回買った NINJA GAIDEN MASTER COLLECTION に含まれるのは以下。
・NINJA GAIDEN Σ
・NINJA GAIDEN Σ2
・NINJA GAIDEN3 Razor's Edge

Razor's Edge以外は遊んだことがなかった。
Σは初代のリメイクで、Σ2は2のリメイクという位置づけになる。


発売順に、Σ、Σ2、Razor's Edgeの順に遊んでいく。NINJA GAIDENは難しくないと意味がないと思っているので、初見 & ハード & 忍法禁止 で遊んだ。

で、あいかわらずボコボコにされた。地味だけど、人間じゃない小さい系の敵がめちゃくちゃ強い。はちゃめちゃに難しいから、死にまくっていると思っていたんだけど、自分には決定的に間違っていることがあるらしいとわかった。あまりにクリアできなくて、上手い人の動画を見たんだけど、敵の攻撃を食らわないっていうのは大前提だった。あと、上手い人は雑魚戦で手裏剣を上手くつかっていた。手裏剣使ったことない、飯綱落としだけ狙う、っていう自分のスタイルではHARD止まりになってしまう。上手い人は、とにかく手裏剣と絶技とカウンタが上手い。用意されているものを全部上手く使うのがポイントなんだろな。


・NINJA GAIDEN Σ

これが17年前のゲーム?!というほど、今でも通用すると思った。今でもこのクオリティのムービを作れていないゲームはあると思う。

そして、全然忘れていなかった。
全部「このCHAPTER嫌いなんだよな」っていうストレスがある。そう、このゲームは全CHAPTER嫌いだ。なのになぜ何周も、そして今もなお遊んでいるのかが不思議。当時は、MASTER NINJAレベルクリアするぜ!って気力があったのがすごい。暇だったんだな~。

さらに、当時の学校のこととか思い出すストレスもある。人にNINJA GAIDENを貸したことがあった。数日後、どこまで進んだか聞いてみると「まだやってない」とか言ってるし、「クリアできない」とか言って全然返してくれなかった。最後の最後には「糞ゲーだった。CHAPTER 7でやめたわ。」って言われて返された。
馬鹿だった。

このゲームは本当に難しい。ちょっとでも気がゆるむと、いつの間にか雑魚に殺されている。気のゆるみ、甘えが許されない。甘えた人間はまじでクリアできないと思う。ひたすら修行のようなゲーム。

忍法禁止とか、九字神珠禁止とか、修行に更に個人的負荷を掛けていたら、覚醒アルマ倒すの1日かかった。今回ここが一番きつかった。


・NINJA GAIDEN Σ2

1での不満点を全て吹き飛ばすように、めちゃくちゃ遊びやすくなった2。
敵を一撃で殺す「滅却」の追加。
敵に高速でつっこんで決まれば一撃で殺せる「飛燕」を連続で出せるようになった。
こんなの負けないだろwと思いきや、めちゃくちゃ死ぬ。

当時、モンハンを遊んだ時、は?ってなったのを思い出した。操作が不便極まりなかったから。NINJA GAIDENは、操作が超快適で、自分が動かしたいように動かせる。なのに難しい。NINJA GAIDEN2は更に操作性を良くしているのに、なぜか更に難しくなっている。モンハンは、操作性を悪くすることで、難しくしているように感じたのだった。この難しくさせ方が、自分には納得できない点だった。

Σ2はボスが追加されていたりして新しい驚きもあるんだけど、残念と言わざるを得ないところも多かった。2と比較するとマイルドになっているところがある。
・人狼を真っ二つに斬らなくなった
・画面一杯くらいでかいアルマジロボスの2体同時バトルがなくなった
・例の階段での超大量雑魚バトルがなくなった

これらは、2で自分がものすごく驚いたところだったので、これをカットしてしまったことで驚きがなくなってしまった。Σ2だけを遊んだ人には、心に残らないゲームになってしまったんではないか。
それにしても、1は一世代前のハードのゲームだったのに、2でもあまりそれを感じさせないのは、1が相当頑張っていたことが伺える。


・NINJA GAIDEN3 Razor's Edge

残念ながら、おもしろくない。
当時、3を遊んだ時に驚いたんだった。あまりにひどすぎて。こんなゲームをよくTeam NINJAとして出せたな、と思ったんだけど、スタッフが変わってたのよね。

散々ネットでめちゃくちゃに叩かれているので、俺が今更書く必要もないと思うけど・・

3作の中で一番難しいんだけど、その難しくさせ方が、敵の数を増やして耐久度を上げただけ。
極悪なのは、回復アイテムがなくなったこと。完全に、ダメージを受けてはいけないゲームになったので、逃げて飯綱落としと絶技するだけの作業ゲーになった。

色々あるけど、自分が一番嫌だと感じるのは、1・2に比べてリュウがよく喋ることなんだよな・・
自分は、ゲームのキャラが性格変わったとかで何か言うようなタイプではないんだけど、これはあまりにもひどいと思う。
1・2では、リュウのセリフなんてほとんど無くて、敵が何を言ってもリュウは黙って睨みつけていた。ラスボスに対しても。
3はめちゃくちゃ喋るし、感情的になって敵に斬りかかる。リュウに恋愛とか家族愛みたいな要素もいらなすぎる。そもそも、セリフもだけど、ムービー長いゲームが嫌い。
NINJA GAIDENはそういうのが無くてアクション特化だったから好きだったのに・・。俺が一番求めてない方向に進んだのが嫌だった。

それでも良いところを挙げるなら、ラストは好きってこと。世界の終わり感、本当に鬱。ラスボスに止めを刺すQTEは、初見ではドキっとしたなあ。いままで散々喋ってたのに、エンディングでは何も言わずに立ち去るのはかっこいい。

とはいえ、ラスボスの前半戦は、NINJA GAIDEN史上最悪と言っても良いほどのバトルなんだけれど。ここまで、NINJA GAIDENは難しくて面白いと言ってきたけど、この難しさは、理不尽というか考えられて作られていないというか、とにかく面白くない。苦労してなんとかここまで来たのに、ここで投げてエンディング見なかった人間多いと思う。
自分もいつかまた忘れてしまって遊ぶ日がくるかもしれないので、今回どうやって切り抜けたかメモ残しておく。
・ラスボス直前のセオドアをなんとかしてノーダメで倒す
・バトルが始まったらボスへのカメラロックを解除
・ボスに向かって左端の位置をキープ
・棍の絶技
・絶技後に滅却
・ゲージ溜まったら真・火炎龍


今回のMASTER COLLECTIONの3作の中だったら、Σが一番面白かった。
Σ2は個人的にはナシだな。1 → Σ は、XboxからPS3とハード性能が上がる移植だったけれど、2 → Σ2 は、Xbox360からPS3というハード性能が下がる移植だったからなのだろうと考えていた。
ボロボロだった3と比べると、Razor's Edgeはまだ面白かった印象があったんだけど、今やってみると、1や2に近づくことができただけって印象だった。

結局、自分としては2が最高に面白いと思った。

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