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HEY!たくちゃん



皆さんはHEY!たくちゃんを知っているだろうか?

本名、藤谷拓廊(ふじやたくろう)で北海道出身のケイダッシュステージ所属のものまねタレントである。現在は渋谷で鬼そば藤谷を経営している。

唐突だが、僕には悩みがある。

僕が3年生の夏ぐらいからニックネームとして名前が同じことからHEY!たくちゃんと呼ばれるようになり始めた。おそらく、先生が言い始めてからだ。

僕のことを「HEY!たくちゃん」と呼んでくる人たちは本当にHEY!たくちゃんを知っているのだろうか?

僕は顎モノマネもしていないし、赤いシャツも常に着てるわけではないのに。

これを機にHEY!たくちゃんを知って、自分がモノマネを振られたとしたらどうする事もできなく膝から崩れ落ちて立ち上がる事ができないだろう。

ゴロの良さからわからないが、特に話す事や内容もないのに

「HEY!たくちゃん」と呼んでくる友達もいる。

言葉のキャッチボールが出来ずに困る。こっちは呼ばれるたびにキャッチャーミットを構えているのに。

でも、なんとかしていつも会話を成立させようとするが納得はいってない。

そんな悩みを抱えながら、日々を過ごすのだ。

僕は毎日2リットルの尾瀬の天然水を学校に持ってくるという謎のルーティンをしている。特に健康に気を使うわけでなくただ水が好きなので飲んでいる。その分お菓子もバンバン食うので健康面でいったらマイナスだろう。

毎日2リットルの水を学校に持って行き、飲む僕は「水、たくちゃん」だ。その分、おしっこも沢山してしまう。これは「尿、たくちゃん」でもある。

そのあと、学校が終わりバイトに行く。

バイト先では、バイト友達に「Yo、たくちゃん」や「Hi、たくちゃん」などと挨拶を交わして作業に取り掛かる。

バイトは友達と楽しく出来るし、かつ、お金が貰えるので最高だ。

最近、バイト先に可愛いし、気軽に話しかけてくれる女の子が入ってきた。

バイト先の男たちはみんなその子にぞっこんなのである。

もちろん僕も紛れることなく、「恋、たくちゃん」になっている。

もしくは僕だけに会話して「来い!たくちゃん」でもある。 

バイトが終わり疲れ果てた僕は無料でご飯が出てくる行きつけの店、「実家」に帰るのだ。

閉店するまで実家というお店に常連客として入り浸る。

そこで「飯、たくちゃん」を済ませ、

「裸、たくちゃん」になり風呂に入り、さっぱりした後にラジオでも聴きながら就寝するのだ。


以前ディズニーでショーキャストとして働いていたことがあり、「夢、たくちゃん」になってた時がある。

ショーキャストなのでダンサーさん達と関わることがありイケメンと美人に囲まれていて素敵な世界だった。

ある日、男性のダンサーさんから部屋に誘われた。
もちろん、可愛いイケメンだ。

最初は「嫌、たくちゃん」であったが仲良くなり、スキンシップが多くなってきて何故か「キュン、たくちゃん」になり「夜、たくちゃん」を交わして「バイ、たくちゃん」になった。

日常には色々な「たくちゃん」が潜んでいるなと感じた。

これにて「完、たくちゃん」である。

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