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5月9日(火)~12日(金)ほしにみちびかれしくらし

5月9日
メルカリで発注していた、ユーカリの苗(中)が届く。(中)というのは30センチくらい。苗としてはデカいが、ユーカリとしてはこどものなかのこどものようだ。
用事で家を出た直後にエントランスで郵便のおじさんと鉢合わせして、その場でユーカリを手渡しでいただいた形となった。ワインを入れるような細長い紙袋でラフに包んであって、袋からユーカリの葉が顔を出している。
サプライズで花束をもらった気分を味わいハッピーになった。おじさんであることがさらに希少性を高めていた。
夜、Youtubeで育成法を学ぶ。ガーデニング界はやはり経験が強いのか、ベテランの人が多かった。サムネイルに若い方が移っているのもあったが、すぐおじさんに切り替わった。営業的なものを感じる。
しかし、同じことを何度も言ってくれるので、定着率がすさまじく高かった。ポイント絞っている分かりやすい動画も、抜けてしまうたちなので、ありがたい。
風通しのよい屋外、水はけのよい土、日光、あげるときはたっぷりの水。



5月10日。
《フニラさんの占い:自分に投資!》と衝突する。
先日、投資的な行動よりも、そのこと自体を楽しむと誓ったからだ。
悩んだ挙句、今やってて楽しく、将来もやっているであろうことを重視して行動した。矛盾を独自に解釈して両立させる。
そうやって、録画していた100分de名著ヘーゲル『精神現象学』を見ると、近いことを言っていた。

【弁証法的な運動】
自分の知が否定されるような矛盾に耐えて考え抜き、悪いところは棄て、良いところは残しつつ、より高次の知を生み出していくーーーー。


5月11日
天気がわるいのかしんどい朝。ゆっくりして落ち着かせる。
《フニラさんの占い:開拓せよ!》に背中をおされ、午後に高田馬場に行く。松竹劇場で『無気力症シンドローム』を見る。矢田部吉彦さんのウクライナ映画上映会でキラ・ムラトヴァ監督知って、本作をみたいなあと思っていたら、1年ぐらいで実現した。この手の望みは、数年かけてもかすりもしないことがあるので、ラッキーだった。アンテナとタイミング。ノイズみたいな多重会話や訳分らん因果での揉め事が印象的であった。
1本目が終わり体力も相当もってかれたので帰ろうと思ったが、雨が強くなっていたので、2本目の『冬の旅』も見ることにした。終盤のばあちゃんとの会話が愉快だったが、全編通しては閉塞感まっただなかだった。自由を手に入れるのにはすべてを受け入れなければならないのか。難しい。
雨は上がって少し持ち直した天気と気分が重なった。


5月12日
《フニラさんの占い:ガンガン手探り》
作曲などする。ある程度イメージが固まったら、浅草橋の本屋・スーベニアに行く。大量の本を売り、一冊の漫画を買う。
新古書ハンター真吾/大石トロンボ
『ブックオフぶらぶら学部』というオムニバス本で存在は知っていたが、この度1冊の漫画になっていた。あるあるすぎるブックオフでの日々。というか今日のムーブがまんま載っていた。近年、新書が平気で200円均一になっているのを語りたい。
そしてウェブ媒体がメインとなった世代としてはこれを見てどう感じるのだろうか。

あと道中の絶妙な区間をレンタサイクルを久々に使って走った。風が心地良い季節。浅草橋、蔵前は小さい商いが多くあり気になる場所をいくつか発見した。



ここ数日は、フニラさんの星座占いによって進んだことが多かった。
やりたいことが多数あって混沌としているときに方向性を示してくれるのがありがたかった。
おそらく多くの日本人は、朝の星座ランキングによって勝手に優劣つけられ、占いにネガティブな印象をもってしまっているし、私もそうだったが最近付き合いかたが変わってきている。
レビューや星といった絶対的評価よりも、抽象的なアドバイスから己で導き出した方が、学びが大きい気がする。うまくいけば素直に手柄とできるし、失敗しても人のせいにならない。ちょっとした不確実性が思わぬ方向にことを導く。選択にはパワーがいるが、占いには程よい距離のブースト感があり、よき隣人としてしばらく耳を傾けることにした。


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