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01140117 適当な相槌を打ちながら彼女の人柄にふれる

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朝、休日にしては気合を入れて起きなければいけない時間に起きる。
妻とウェデングフェアに行く。一軒目。
一発目は基準になることをM-1で学んでいたので、割と正統派なところに行く。チュートリアルというべきかいろいろな基礎情報を知ることができた。フラワーシャワーは花の香りで清める意味があるので、造花ではなく生花を使うのだとか。なんとか説得力を持たせるための理由のようだとなんだか邪推する。
コース料理一人前をふたりで、結婚式の5倍速くらいの時間で食べる。それなりにお腹が満たされる。結婚式の料理は時間をかけて食うからおなかいっぱいになってると思っていたけど、純粋に質が高いところにも因るんだな。
昼すぎ、終わって町をうろうろする。ブックオフにも寄る。都内の駅に割と近いところなのに、田舎感があって最高だった。田舎感というのは、110円コーナーが充実しているとか、新書が出版社じゃなくてジャンル別にならんでいるとか、独自のセールをやっているという意味を含んでいる。安かったチャットモンチーのブルーレイや、あまり見ないけらえいこのエッセイなどを買う。

(後記)調べると、ブックオフには直営とフランチャイズがあり、独自のセールがあるのはフランチャイズだけのようだ。ホームページのリンクの数字で見分けがつくらしい。わたしのいう田舎感はフランチャイズだった。
https://maple-sedori.com/bo-fc/


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あまり詳しくは言えないけど、形容するならばSASUKEを作っていた。


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健康診断に行く。ここ数年聴力が落ちているのでは?と毎回思っていたのだけど、(あのピーピーピー音がフェードインしているだけだ)という仮説に至る。ものまね番組でしかみないようなやけにごつくてカラフルなヘッドホンをしながらそんなことを思っていた。

帰り、長めの駅の連絡通路を歩いていると突然おばあちゃんに話しかけられる。ほぼほぼ世間話でどうやらどこかでパートで働いているらしい。定期券があるからメトロで乗り継いでいるんだとか、社員さんがおにぎりを買ってくれたとか、確定申告をしないといけないとか。適当な相槌を打ちながら彼女の人柄にふれる。歩くスピードも寄り添って合わせる。めちゃはやかった。


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健康保険のことを調べる。
3割負担は助かるけど、いつもそれなり保険料を納めている(天引きされている)のか。ある種、貯金のようなものだ。
それまでは知らないでよかったことを知って、それを良かったと思えるか。
最近読んだ一節を思い返す。

少人数の人の側に入ってしまうと、面倒なことばかり考えなくちゃならなくなる。(中略)でもそういう環境にいれば少なくとも、自分の頭が使えるようになるかもしれない。

1Q84 BOOK1/村上春樹


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