うちはうち、よそはよそ、ふくは・・・
節分。ここ数年は具材を買って、すだれで巻いて、黙食している。
最近『ご飯の炊き方を変えると人生が変わる/真崎庸』に魅せられていたので、今年は米にこだわった。ひと手間をかけることで、つやつやなご飯が炊けて、たのしくおいしい。この炊飯法のポイントは『強火』でひたすらかけることなんだが、家庭料理においてこれほどまでに熱したことはないし、比喩的にこれほどまでに熱中したことはあるだろうか、というほどに強火なのである。これもまた楽しい。火の力は偉大。
そして節分といえばロールちゃんである。
ロールちゃんはヤマザキ製パンから発売されているロールケーキである。2007年から生息しているなかなか長寿な生物である。
そして特徴的な細長い形状からか、節分にはコンビニでも見かけることができる。(ちなみに毎月11日はロールちゃんの日で日本記念日協会にも認定されている)
あと体感だが東日本より西日本にならんでいる。居住圏の店舗状況もあるかと思うが東京では節分とクリスマスぐらいしかまともに見ることができない。かつて広島に住んでいた時は、ゆめタウンの火曜市で100円ぐらいで売っていて、その質と量に衝撃を受けて以来、ほぼ毎週食べていた。売り場角の冷蔵棚に並んでいる光景が今でも記憶に覚えているほどである。その思い出補正もあり、東京に引っ越してからあまりの出会えなさにかなしんでいたものの、30代になった今考えなおすと半年に1回は出会えている喜びが勝っている。
ロールちゃんが好きなポイントのもうひとつにホームページがある。
これもまた大学時代から定期的に訪れているのだが、おそらく開設からほぼ変わっていない。壁紙のダウンロードや、ダンジョン風のキャラクター紹介など、ホームページという概念が家庭に浸透してちょっと経った2000年代ぐらいのコンテンツの数々にこころあたたまる。
ありがとうロールちゃん。
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