見出し画像

02230229 おわりがあってはじまりはある

0223
吉祥寺warpにライブを見に行く。
Curlingの来日公演。ギター担当がふたりなのに、ステージにギターが8本ぐらいあったり、途中でルームメイトがサポートとして参加してさんにんになったりかなり愉快だった。お祭りみたいに胸が騒ぐ。
ギターの絡みがうつくしい。特殊なチューニングで基本のサウンドは不思議な響きがあるのだけどどこかなじみのある感じがあった。メンバーが日本のアーティストが好きだったり、日本で他のバンドを組んで活動していたりするらしい。なんなら日本語歌詞の曲もあって脳があたふたしていた。でも心地よくて、なんだこれは。

(後記)あるえらい人が「理論から外れたパフォーマンスに人は感動をおぼえる。ゆえに理論を学ぶ必要がある」みたいなことを言っていたのを思い出す。彼らの演奏がよかったのは「寄り添う」と「離れる」のバランス感からかもしれない。あと理論という部分は、常識であったり共感といったことばに言い換えられる感じがあって、すなわち日常に通じている(はず)。



0224
中延にある隣町珈琲に行く。中延は「なかのぶ」と読み品川区にある。
漫画家のpanpanyaさんとkashmirさん、編集の飯田さんによるトークイベントが目的だった。作品を読み始めて以来ベールに包まれていたpanpanyaさん、漫画の雰囲気そのままだった(あんまり覚えていない)
内容は『楽園』の背景 と題して、ふたりが撮った写真をみながら淡々と解説してもらうというものだった(楽園は連載している雑誌の名前)。背景といっても、景色という意味もあれば、漫画のあのコマの元ネタというニュアンスもあるし、その写真を撮った経緯というのもあるし、それらが混ざってたり、多岐にわたる背景を見聞きした。
帰ったら、卓球の団体戦がエキサイトしていた。伊藤選手がママ友みたいなたたずまいでおれとしても心強かった。


0225
妻の勧めで眉カットやさんに行く。おみせを訪れると専門店と書いてあり、どんなところにも経済がまわっていることを再確認する。
カウンセリングで「困り眉ですね」と言われるも、気の利いた返事を持ち合わせておらず「そうなんです」と眉をひそめて同意した。
施術は、ワックス的なものをつけてテープでべりッと剥がし、残りをピンセットで抜くという、ひと昔前のブラジリアンな感じだった。痛さを通り越してひざがピクピクしていた。

施術イメージ


0226
こころが散らかっていて散歩することにした。すこし散っていった気はする。


0227
ものすごい風が吹くなか、フィルムカメラの現像にいく。数枚残っていたので、道中を撮ることにする。
この風を視覚的に残せるものはないかとカメラ屋さんに向かっていると、工事現場の高いところにある円筒状の旗がものすごくたなびいていたので撮った。

(後記)あれは「吹き流し」と呼ばれると調べて分かる。風向だけでなく、傾斜角度で風速が分かる優れものだった。しかしあの時は、90°以上のラブストーリーは突然にのジャケットみたいないでたちでもう測定不能だった。吹き流しも流しきれない、そんな世のなかじゃ・・・。


0228
朝、クロックムッシュを作る。
クロックムッシュは店によってすがたが違うが、おおよそクリームをまとって、中にチーズやハムがはさまっているパンであることが多い。
前日牛乳やバターを溶かして作っておいたソースをパンに塗って、具材をはさみ、オーブンで20分焼く。思ったより簡単な工程でおいしさが手に入った。コーヒーもつけるとパーフェクトなモーニングになってしまい、満足して日中はぼーっとしてしまった。


0229
世はうるう年。4年に一度であるこの日に、31年のうちではじめての節目をむかえる。おわりがあってはじまりはある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?