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限界旅行で行く音ゲー全国行脚 -甲信・北陸編

行脚記事甲信・北陸編です。
親記事リンクこれ

んじゃ本編。


計画の起点

 先日近畿に行脚に行きました、18きっぷで。旅は3日間、18きっぷは5枚組。切符が余ってますね。折角なら使いたいよねぇ。……何に?

 ……行脚に、行きましょう。

 勿論その辺の関東圏で使うとかしても良かったんですが、近畿埋めたおかげで行脚したくなったんですよね。近畿編同行者も行脚モチベがあり、身近に行脚モチベのある人間がいて自分も旅は好きな方となるとじゃあやりましょうかという感じ。
 今回はソロだったので好きなように無理して予定を組んでも問題ないですね。余裕を持って無理をしていきましょう。

旅程

予定
初日:秋葉原駅-南松本(長野行脚)-新高岡(富山)-高岡(泊)
2日目:高岡駅-押野(石川)-鯖江(福井)-大須(名古屋)-伏見(泊)
3日目:伏見駅-常永(山梨) その後フリーで帰宅

実際
3日目:伏見駅-常永(山梨)-高崎(群馬)-稲毛駅(帰)

フリーというのは基本的に当日に予定を組むという意味を指します。

青春18きっぷ(3日分)
北陸鉄道石川線利用乗車券(2日目、西金沢-押野、200円とか)

計画概観

 旅程を見て気づいた方もおられるかもしれませんが、起点は始発の秋葉原駅です。なにそれ? 

 18きっぷを使って3日間で中部地方を1周しようとした時に、どうにも扱いに困ったのが山梨県。駅から近いという条件では身延線常永駅から徒歩13分の楽市楽座が選択肢。常永駅は甲府駅から1駅なので稲毛からは中央線ですぐのように見えますが、じゃあ行脚旅だから早めにって言って始発で行こうとするとゲーセンが開いてないんですよね。8時半常永駅やぞ。
 ダイヤの少ない身延線なのに、始発だと甲府駅4分乗り換えで行けてしまう。本来早いのは嬉しいんですがねぇ……。

 結果的に山梨は後回しになり、松本で長野を埋めて北陸を目指そうとなると宿泊と行脚の兼ね合いで嬉しい場所は富山は高岡なんですよね。新潟はルートと切符的に糸魚川を掠めるしかできないし、高岡のゲーセンは細かい乗り換えで折り返さなきゃいけない。となるとどうしても高岡まで行って夜のうちに富山を終わらせてしまいたいところ。

 稲毛から高岡では始発でもしんどめです。実際稲毛からだと出発時間はほぼ一緒ですが南松本駅の到着がおおよそ45分遅れ(10:13着)、片道15分の行脚先で改札外は30分しか時間が取れない。1700円足せば私鉄周りで同じ時間に着けるのですが、足さずに18きっぷ中心に押し込むと南松本駅の次の電車が2時間半後になるので高岡着は20時過ぎというこれもこれで酷い話。

 ということで早く出来ないなら近くすればいい。発想が脳筋のソレなようにも見えますが、折角なので乗ってみたいですよね大糸線。私鉄まで網羅するのは無理ですが、JRの色んな路線乗ってみたいとは思うところです。

初日

 ということで、まあ閉店まで秋葉原のレジャ1にいてそのまま都内で夜越し。当然ながら都内のホテルなんか取る訳もないしネカフェ推奨、実は宿泊を考えたら夜を越すだけで2000円ぐらいかかるんですがそれはそれ。適当に快活行くかぁって思ってたんですが生憎満室で、諦めて近くのカラオケです。カラオケで歌わないのもアレなんで1~2曲歌って、あとはノクターン第2番 作品9の2を予約枠いっぱいまで入れて寝ます。カラオケ店ってなんで歌いもしないクラシックが入ってるのかなぁって思ったことあったんですけどこういう需要を満たす為だったのかと気づいて合点がいきました。

 シャッターを下ろすとこまで見て離脱した秋葉原駅に戻ってきまして、始発で目指すは長野県。寝ながら高尾行に乗りつつ高尾は通過、甲府も抜けて南松本駅です。長野の行脚先はここで降りて一本道。

アピナ松本
JR南松本駅徒歩10分
ウニ金4、ゲキB4、舞DX2、DDR金1旧1、SDVX新2旧2、弐寺ライト1、グルコス2、舞フィナーレ(オフライン)1など

 ここから長野を北西に抜けていきます。大糸線で南小谷駅を経由し糸魚川駅、JRから第三セクターに移管した私鉄を乗り継ぎまして高岡駅。新潟は西の端を掠めるだけでした。

 高岡駅に着きましたが、富山の行脚先へはもう1駅。単線ディーゼルのJR城端線(じょうはな-線)に乗りまして、北陸新幹線にも接続する新高岡駅です。到着時間の都合もあってやや閉店勝負気味、

GIGOイオンモール高岡
JR新高岡駅徒歩5分
ウニ金2、ゲキA4、舞3、DIVA1、グルコス1、太鼓1、他

 気合いで朝から乗り継ぎ初日に富山行脚までしたら、高岡駅に戻ってホテルにチェックイン。駅前なら割とどこも最低限のビジホはありますね。そこそこ発展してる駅近郊に限りますが。

2日目

 旅程の都合で今日は朝に余裕があります。とはいえ早いなら早いで嬉しいので前倒しで動きましょう。ホテル朝食が思ったり少なそうだったのもあり近くの麵処で朝から力うどんを頂くなどしましたが、ホテル朝食も込みで充分余裕がありましたね。

 北陸を西進ということで次は石川県は金沢ラウンドワン。ラウンドワンは最寄り駅までシャトルバスが出てることが多いですが、今回はダイヤが噛み合わないので西金沢駅で乗り換えまして北陸鉄道石川線の押野駅。徒歩5分で着きまして、10時開店なので15分ほど開凸待ちです。帰りは無料シャトルバスを使いますが、30分に店舗発なので手早く回して移動です。

ラウンドワン金沢
北陸鉄道石川線押野駅徒歩5分(JR金沢駅から無料シャトルバス有)
ウニ金4、ゲキ4、舞4、DIVA1、グルコス1、SDVX新2、弐寺ライト2、DDR金1、その他多数

 続いて福井、行脚先の候補がどれも微妙な位置でしたが今回は北鯖江に行きます。北陸本線は基本的に1時間に1本ペースの時刻表なので、当然ですが改札外の時間は1時間です。行脚先は北鯖江駅徒歩15分。頑張りましょう。
 オンゲキに320GP入れてる御仁がいてとても焦りました。キャリーケース持って駅までダッシュ。言っちゃ悪いですが北鯖江駅は周辺も含めて何もないので、体力を引き換えに虚無の1時間を回避した方がお得です。

タイトーFステーション アル・プラザ鯖江店
JR北鯖江駅徒歩15分
ウニ銀1、ゲキA1、舞1、SDVX旧1、弐寺旧1、太鼓1、他

 北陸を埋めまして、ホテルは名古屋なので早いとこ行きましょう。北陸本線を南下すると次なる行き先は関西か名古屋、しかし行脚となると西は岡山まで行かないと他が埋まってるんですよね。最終日は余裕を持って山梨だけですが、かと言って岡山と山梨の両取りが出来るかと言うと中々ハードな日程ですね。実際理論上は出来ないことはないんですが、出来ないことは……。執筆中に改めて調べてみたら結構行けそうだな……。

 まあ名古屋に泊まれるなら泊まるのが性分みたいなもんなので名古屋に向かいます。とはいえ日程にも余裕があって18時過ぎに名古屋に到着。ついでに大須に行きましてフェドラ大須です。
 そうです。MUSECAです。希少なオンライン筐体です。MUSECAでしか出来ない曲もあるのでもっとオンライン筐体があるといいんですが……。やりたい曲も結構あるので、大須に行く時は忘れないようにしたいですね。

タイトーステーション フェドラ大須店
地下鉄鶴舞線・名城線上前津駅徒歩6分
MUSECA1、テトコネ2、グルコス3程度、舞いくつか、他多数

3日目

 3日目は山梨に向かいます。中央西線って乗ってみたかったんですよね。飯田線にも乗ってみたいのですが、流石にダイヤの噛み合いが悪いです。

 ということでホテルの最寄り伏見駅から名古屋市営地下鉄の鶴舞駅からスタート。鶴舞駅から中央線を乗り継ぎまして甲府駅、そこから身延線で常永駅。駅から徒歩15分ですしそもそもの常永駅が身延線で行きづらいですが、これでも山梨県の行脚先では鉄道アクセスの良い部類です。行脚先はイオンモールが行きの身延線から見えるので、駅を出たら見えた方向に向かって歩けば着きます。

楽市楽座イオンモール甲府昭和店
JR身延線・常永駅徒歩15分
ウニ銀4、ゲキA1、舞1、SDVX旧1、弐寺旧1、太鼓2、他

 山梨の行脚が終わって15時半。ここからはほぼ関東に戻るだけなので事前に何か予定を組んでいたということはなく、その時のノリで八王子から南下し神奈川行脚でもしてから帰ろうかなという次第。

 でしたが、

 常永の駅で時刻表を調べまして、同じく八王子から八高線で北上しまして高崎で群馬行脚です。なんで山梨に来てから群馬に行く予定を立てるのか。よく分からないですが帰宅ラッシュの八高線に揺られて高崎に向かいます。高崎着は20時半になりました。

THE 3RD PLANET高崎
JR高崎線・高崎駅徒歩7分
ウニ金2銀2、ゲキ2、舞2、SDVX旧2、弐寺旧2、太鼓4、他

 30分で群馬を埋めまして、まあほぼ終電なので帰ります。ということで日が変わる頃に千葉に帰還。日本の真ん中がざっくり埋まりましたね。

 中部地方は近いから埋めやすいように見えますが、日本アルプスを越えて日本海まで出る都合で結構しっかり旅になりますね。まあ長野を南北に突っ切るとかいうルート設計が悪いのかもしれませんが。

甲信・北陸編写真箱
新潟・東北編(2023/11/20公開)

追記

雑記

南松本駅

 南松本駅はめちゃくちゃ広いです。いやまぁ乗客の入れる範囲はよくある無人駅程度なんですが、貨物駅になってるようで貨物用の線路が横に広がってるんですね。南松本駅やその周辺道路は山を背にして広がる形で、中央線も少ない平地の端を通してきた感じの印象を受けます。行脚にしたってゲーセン方面には山がないんですよね。
 そう、南松本駅のホームから見る景色には貨物線路が広がり、その開けた視界には山。いいね。爽快感というか、空気というか"状況"が綺麗なんです。こういう状況を指して良い景色と言う。たまにしか来ないから言える感想ですね。

 ホームの屋根の上をカラスが跳ねてました。

南小谷駅

 この中部行脚で降り立った先ではおそらく最も秘境に近い場所、それが南小谷。幸か不幸か乗り換えが70分待ちだったこともあり、かなりのんびりする時間はありました。南小谷駅を境に運行管理が違うとはいえ、そもそもただの乗り継ぎに70分待ちというのも何という気にはなりますが。

 まあ乗り換えで降り立った南小谷駅ですが、まあ非常に良かったです。山の中というのもあって空気が良かったと言いますか。すぐ近くが川なのもあって爽快感ありますね。コンビニと文房具屋と土産屋が合体したようなお店もありまして、値札の黄ばみ具合がなんというかこう年季を感じるというか。中々外から来る人も多くはなさそうですし、折角なので何かお土産でも買っていけばよかったなぁと思ってます。

糸魚川

 糸魚川駅はちょっと歩けば日本海。初めての日本海お目見えと共に、海風を非常に感じる街並みでした。道路が鉄錆で赤いんです。道によってその色の度合いは違うんですが、つまり交通量の差が見える訳です。朝夕に増えるであろう人の動きがなんとなく見れる、そんな痕跡が残る街並みは味わいがありますね。

車窓と方角と日本海

 普段名古屋に行く時は東海道線しか使わないので、日本海側というのは初めてでした。初めて日本海側に来て気づくんです。車窓から見える景色が、逆

 例えば東海道線に乗って東京から名古屋に向かう、この条件で車窓から太陽を見ます。この時太陽の位置は概ね南なので海側である左側、もしくは夕方だと仮定すると前方の名古屋方面に映ります。川は山から海に流れるのが基本なので、右から左に流れますね。
 では同じように新潟から富山・福井方面に向かう電車に乗り、同じように窓ガラス越しに外を眺めましょう。午後だと仮定すると太陽は前方に見えますね、ではその状態で川を見ると、流れはやはり同様に右から左

ではないですね

 川の流れが逆なんです。いやまぁ日本海側なんだからそれはそうだろという話ではあります。海の位置が逆になるなら川の向きも逆になる。しかし普段から太平洋側で生きてる人間としてはこの感覚は非常にズレを感じます。太陽に対して川の向きが逆、普段なら意識することのない事象に旅の中で気づかされた瞬間ですね。そして普段の生活においても天体や地形といったランドマークに依存していることが分かります。ただむしろ太陽に対して川が反転したことで、"島の反対側に来た"という理解をするべきとも言えます。

近江塩津駅

 北陸本線と湖西線の乗り換え駅となる駅、北陸方面と名古屋・京都を行き来する上で乗り換えの要衝となるのがこの駅です。東海・近畿・北陸を繋ぐ重要な場所で重要な駅。
 なんですが、いざ着いてみると。

 何もない。
 いやもう本当に何もない。
 あ、山はあります。

 はい、滋賀の最北端とはいえきちんと乗り換え駅で、結構乗降客数もあると思ってたんです。同じ乗り換え駅でも南小谷駅みたいな乗り継ぎじゃなくて、きちんとした分岐のある駅です。ここまで綺麗に無人駅なことあるか?

 ちなみに山の空気は綺麗、普段使いされてなさそうな謎のホーム、そのホームに繋がる謎に独立した駅舎のようなもの、なんというかこう見どころはありました。なんやかんや楽しい駅です近江塩津。

名古屋・鶴舞駅

 鶴舞駅、ポケGOをやってる方なら聞いたこともあるかもしれません。構内の噴水がモンスターボールに見えることも手伝い、名古屋でも有数のポケGOスポットらしいです。実際イベントの時に訪れたら中々凄いんじゃないでしょうか。ポケGOって色違いの乱獲効率は良いので、コレクション需要と対戦需要に地味に刺さったりしますよね。

常永

 初見でツネナガって読みました。ジョウエイって読むの中々分かんなかったなぁ。周辺には金手(カネンテ)駅とかもありました。当然ながら旅先には初見難の駅名もありますし、それの由来とかを想像してみるだけでも楽しいかもしれません。
 まあ、読み仮名だけ残って字が変わってたりガチで土着の信仰が由来だったりするので妄想の域を出ないんですが。

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おしまい!いやまぁ多分書き忘れたことあるんだわ。

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