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夫は両立できる?新生児の世話とフルリモート勤務

"フルリモートで働きながら、人生で初めて新生児の面倒をみる夫"をそばで見ていた話です。

感染症が猛威をふるったことで、おっとりさん(夫)の勤務先でもフルリモート勤務が一時的に許可されました。
そんな中でわたしは出産したけれど、退院するまでおっとりさんは赤ちゃんに会えない。彼は父になった実感もないまま、出産後1週間以上、普段通りに自宅勤務を続けていました。

実感はなくとも赤ちゃんの退院目処がわかったので、もともと決めていた通りに育休に入ろうとしたおっとりさん。
そこで上司に引き止められ「フルリモート勤務が許されている期間だけなら」と勤務を続けることになりました。
とはいえ「仕事を続けるが赤ちゃんの世話を優先する」と言い切ったらしいです。彼曰く「引き止められる側だから、わがままを聞いてもらえる」そうで。つよいな。

赤ちゃんとの共同生活開始

最初の2日間で、赤ちゃんの面倒を見る際に必要なこと(オムツ替え、ミルク作りと授乳、沐浴、寝かしつけ)は一通り経験したおっとりさん。
赤ちゃんの面倒を見れるようになったら、次に必要なのは継続。

2時間おきに起きて泣く赤ちゃんと共にフルリモート生活をして、果たしておっとりさんの身体はもつのか?

我が家の取り決めはこうです。

おっとりさん:3:00-9:30(6.5h)睡眠
ふり子:夜ちょびっと+昼寝の不定期睡眠

おっとりさんは元々2:00-3:00頃に寝ていたので、それを守りたいとのことでした。仕事は10:00スタート。

気を使ったことは、3:00-9:30の間に起きる赤ちゃんの泣き声でおっとりさんが起きてしまうのを防ぐこと。
つまり、赤ちゃんを声を出して泣かせない。なるべく短い時間でオムツ取り替えと授乳をする。だいぶ難しかったし、彼が起きてしまった気配がすると自分の落ち目のような気がしてしまうのは心の健康に良くなかったです。

とはいえ仕事をせねばならない上に赤ちゃんの面倒もみるおっとりさんは昼寝ができないので、なるべく夜寝てもらわねばなりません。
言わずもがなですが、2人体制で赤ちゃんをみる以上、どちらか1人が倒れてしまう事態は避けたいので。

個人的には23時〜で寝られる時に寝て欲しかったけれど、昼間赤ちゃんの面倒で時間を取られた分を補填するかのように律儀に22-23時頃まで働いている彼の姿を見ていると何も言えず。そこまでちゃんと仕事をする精神力があるから昇格しているんだろうなぁ。

赤ちゃんがいる中でのフルリモート生活が3週目に突入したころ、おっとりさんはわたしに対してトゲのある言い方をしたり、必要以上の悪口を言うようになってしまいました。
これはまずいなと思うけれど、改善のためにできることは特にない。
活動自粛宣言がいつ解かれるのかはわからないし、それに伴って育休に入る時期の見通しも立っていない時だったから、溜まってきた疲れに加え、先が見えないストレスもあったのかもしれません。

念の為書いておくと、これまで4年間一緒に暮らしてきて、必要な指摘はしても、余計な意地悪は言わない人でした。だから結婚することにしたのだ。

まずいなと思いつつ迎えた週末。
仕事が休みの土曜日の昼、赤ちゃんが寝ていて静かな時間に彼は仕事をしていました。
いやそこは寝てくれや!!!!と心の中で盛大にツっこみました。
ちょっと前に精神力があるとか書いたけど、ただ休むのが下手なだけかもしれない。

翌日にあたる日曜日、見かねたわたしは赤ちゃんを連れて3人での初散歩を提案しました。
それまでずっと家に3人でこもっていたので、どうにかして気晴らしをさせたかったのです。

本当に少しの散歩だったけれど効果はあったようで、この日は意地悪を言われませんでした。
そのことが嬉しいとおっとりさんも見る育児日記に書いたら、翌日以降も意地悪を言われずに済んでいます。赤ちゃんに影響することについては強めに言われることもあるけれど。

それから約1週間後、非常事態宣言が解かれ、すぐにフルリモート勤務も禁止となりました。
おっとりさんに2日連続で会社に行かれるとわたしの体力が持たないと判断し、会社に行かねばならない日の前日は休みをとって2人でのんびり家事育児をして過ごしました。
いよいよ育休に入る前営業日、おっとりさんは丸1日会社へ。
1日中赤ちゃんと2人きりになるのは初めてだったので、お互いドキドキしながら迎えた当日。

おっとりさんは久しぶりの会社出勤で出産祝いをいただいたり、赤ちゃんの画像を見せては「可愛い〜!!!!」と褒めちぎられるなど、楽しい時間を過ごしたようです。
「予定より遅くなっちゃった」と言いながら帰ってきて、楽しそうにまた赤ちゃんと向き合っていました。
赤ちゃんと家に籠って1ヶ月を超えたタイミングで気晴らしができて、思った以上に良かったみたい。

わたしは睡眠時間こそ減ったものの、赤ちゃんが寝ている間はひとりで好きに過ごせたので、これも良い気晴らしになりました。
こういうガス抜きはお互いのために今後も続けていきたい。


育休突入

非常事態宣言が解かれ、育休(厳密には有休消化期間)に入った初日。
早速睡眠時間を増やすかと思いきや、一向に昼寝をしないおっとりさん。

一方わたしは昼夜逆転どころか「眠くなったら寝る」に対しなんの抵抗もなくなっていました。
昼寝が長くなり、夜中寝ずに過ごしたことを報告すると、育休2日目にして「夜のうち寝てよ!そうじゃないなら俺も昼寝を要求する」と強い言葉を使ってきました。こういう強い言葉を使い始めたらイエローサイン。危ない。
即座に「どーぞどーぞ、寝れる時に寝よう」と返すと、それ以上何も言ってきませんでした。
休むのが下手なおっとりさんに「いつ寝てもいい」と瞬時に返せたのは良かったなと思います。持ち前の能天気さが役に立ったー!

🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️

おっとりさんは休むとか気分転換がわたしが思っていた以上に下手だとわかったフルリモート勤務&新生児の世話期間。
この間に赤ちゃんは新生児から乳児になり、すくすくと元気に日々を過ごしています。

育休は始まったばかり。
初めて迎える3人きりでの生活。
「そんなところに落とし穴が!?」と思いもよらないことがこの先もきっとあるでしょう。
そんな変化や出来事を、都度noteに書き残していきたいなと思います。


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