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エヴァ新劇場版 月の正体を考察

新劇場版で出てくる私達の世界にもある月のようなものは何なのか考察していきます。

※ネタバレを含むので、新劇場版を最後まで観てない人は注意して下さい

まず月は月だろ!と思うかも知れませんが出来た仮定が異質であると考えます。


新劇場版の劇中で月に関して、説明をしている場面は有りません。謎に月面を映すシーンはけっこう有りますが謎は多いです。

※旧劇場版の設定は無視しています。新劇場版とは設定が異なることは周知なのでご理解下さい。


●.結論

月はセカンドインパクト後に白き月が地球から宇宙に競り上がってできたモノ


●.理由

①.序の最後に映る月面の渚カヲル

    序だけではないのですが、月面に裸同然でたたずむ渚カヲルがちょいちょい出てきます。彼は第1使徒であり、アダム(ス)本体であると劇中から推察できます。月で裸状態なので人間では無いですよね(笑)

    また新劇場版シン・エヴァンゲリオンでは月には無数に棺があることから、白き月でアダムとして地球にやってきた渚カヲルはその棺から出てくるのではと推察できます。渚カヲルが白き月で目覚めるのは論理的ですが、セカンドインパクト前なら地球上で目覚め、後なら宇宙で目覚めるという事になります。

※目覚めるタイミングから渚カヲルの出現時の台詞が決定してる?ループ説と台詞に関しては別考察で

②.序の劇中で月面基地に出てくる巨人

    ゲンドウと冬月が月(タブハベース)に視察に行った際に、ぐったりしているゼーレの仮面を付けられた巨人を見ながらエヴァンゲリオンMark6を作っている様子を見ます。

    ゲンドウ「Mark6の建造方式は他とは違う。その確認で充分だ」

    この巨人はMark6である事を示しています。この機体はゼーレ主体で作られており、劇中ではアダムスの器を作ったと推察されています。新劇場版:破の最後に渚カヲルがMark6に乗って空から降臨しました。

※尚Mark6がアダムスの器かどうかであるかは問題ではない

    そもそも、あんなデカイ巨人(アダムス)が月に存在していてる事が、通常の世界の月では考えられないのは理解できると思います。地球から運ぶのはかなり難しいと判断できます。※新劇場版:Qで初号機は地球の衛星軌道に飛ばされてますけどね(笑)

    つまり巨人(アダムス)は元々、月(白き月)に居たと仮定する方が合理的だと推察できます。

③.セカンドインパクト跡地の大きさ

    新劇場版でゲンドウと冬月が宇宙から地球のセカンドインパクトの跡地を見るシーンが有ります。物凄く大きな黒い穴の様な跡から虹色の様に外側に広がる跡地です。この大きさは地球に埋まっていた白き月がセカンドインパクト発生時に浮上した跡に見えるといっても語弊はないように思います。

④.サードインパクト後の黒き月の様子

    新劇場版:Qの劇中で渚カヲルが碇シンジにサードインパクトで起こった事を説明する場面で、赤い血のような跡が付いた黒い星を赤くコア化した大地と共に見せる。この星こそが黒き月であると推察できます。

    話は少しそれますが、サードインパクトを起こすと次は黒き月が競り上がると判断できますが、仮に宇宙まで昇る予定だったと仮定するのが自然かなと推察します。サードインパクトも途中で止められた形跡は劇中にも出てきます。一説には加持リョウジが止めた事になっていますが、新劇場版シン・エヴァンゲリオンでは黒き月を従えてゲンドウがゴルゴダオブジェクトがあるセカンドインパクト跡地に向かう様子から、そもそも黒き月を移動させる必要があったと推察できるので、黒き月が宇宙に飛んでいく前に、それを止めるのはゲンドウ的には予定通りと考える事ができると思います。また、サードインパクトを完遂すると地球上の生物は誰も生きられないので、途中で止めてもOK仕様になってるとも推察できます。

⑤.月の赤い血のような跡

    ④を前提に考えれば、白き月も浮上した際に血の跡のようなモノが付いたと推察できます。具体的にはセカンドインパクトは海の生物を絶滅させてLCLに還元させた事になっています。この際の跡が白き月にも付いたまま宇宙へと昇った可能性が推察できます。

●.まとめ

    上記の理由から、セカンドインパクト際に白き月が競り上がってできたのが、新劇場版エヴァンゲリオンの世界の月ではないかと思う理由でした。アダムスの器でできたMark9〜12の4体も月で作られたのではないかと思います。セカンドインパクトで白き月が宇宙まで飛んでいったせいで、アダムスの器で作る予定だったエヴァンゲリオンをわざわざ月がある宇宙で作るハメになったと推察できますよね。ゼーレの人達大変だな(笑)

以上です。長文を読んでいただきありがとうございます。



    

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