はなくそ
今日は『はなくそ』について自慢の音速フリック入力で書こうと思う。
誰しも『はなくそ』をほじったことはあるだろう。
なんなら今まさに鼻の穴に指をつっこみ、ホジホジしながら読んでる人もいるかもしれない。
『はなくそ』をほじることは、人間のみに許された行為である。
そもそも物理的に指が鼻の穴に入れられる生物は当社のリサーチによると、人間のみなのだから、ほぼ間違いないであろう。
『はなくそ』をほじるのは快感
『はなくそ』とは、汚れや微生物などを体内に取り込まないために鼻水と粘液が乾燥して固まった物体だ。
人間の健康を守るとても尊い存在なのだ。
そんな敬うべき『はなくそ』は、不思議なことにある一定の量がたまるまでは気にもならない。
なのにある一定の量を超えると、突然鼻の穴の奥のほうで存在感をアピールしてくる。
そして人はほじる。
ちなみに、ほじるのは利き手と反対の指でやろう。
そうすれば
ノートをとることもできるし
ご飯も食べられる。
さらに
普段あまり使わない利き手と反対の手を使うことで脳が刺激され一石二鳥だ。
鼻をほじる時は
グッと鼻の穴に指を突っ込んで、指先でしっかりとらえる。
奥に突っ込まないよう細心の注意が必要だ。
ここで焦らず慎重に丁寧に作業することで、大物(モンスター)を確実にしとめることができるのだ。
そして収穫できたら、まるめる。
ひたすらまるめる。
鼻の中の空気の通りも良くなり、指先で弾力と水分量を感じながらまるめる行為は快感でしかない。
キレイに丁寧にまるめた指先についた作品は、もはや宝物だ。
上級者となるとテイスティングする者すら現れるが、初心者にはおすすめはしない。
そもそも体内に入っちゃいけないから『はなくそ』になってるのに、セルフで体内に入れてたら本末転倒だ。
テイスティングは特別な訓練を受けた者だけが許される行為なのだ。
やはり初心者から中級者は、大切に丸めるのが定番だろう。
指先から離れると我に帰る
『はなくそ』は時間をかけて丸めれば丸めるほど愛おしくなるから不思議だ。
しかし、その大切に丸めた指先についた作品(はなくそ)を1度テーブルに置いてみてほしい。
すると、急に汚く感じるからまたまた不思議だ。
さっきまで丁寧にまるめていた自分にゾッとする。
自分の身体の中にあったものを、大切にネチネチまるめたものなのに、もはや2度と触りたくない。
やっぱり『はなくそ』は『はなくそ』なのだ。
なら最初からまるめないで捨てればいいのに。
それでも人は今日もまるめる。
もしかしたら、まるめる行為が人を夢中にさせるのかもな。
汚いということも忘れるくらい…
それが『はなくそ』の魔力。
そろそろ音速フリック入力に指も疲れてきたので、この辺でスマホを置きたいと思う。
ついでに左手の指先の『はなくそ』も。
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