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日常のぼやき 35 偏差値は、悪くない。ただし、偏差値だけが全てでは、無い。

 実は、このテーマ、ずいぶん前から書こうかどうしようか、迷ったテーマです。
(一応、若いときは、学校の先生をめざしてました。教育に関しては、自分的には、今でも興味は、あります。)
大抵は、偏差値は、害悪。
偏差値を正当化するのは、受験勉強を正当化して、何らかの利益めあてとか言われがちです。
それなのに、なぜ?

実は、その時の試験(テスト)においては、自分の状態がわかるからです。(その瞬間とも言えるかも)
例えば、ある試験を受けるとしましょう。(筆記試験)
でも、その試験内容の勉強を全くしておらず、しかも、その分野のことは、何もわからない、知らない。
その状態で試験を受けたら、たぶん、満点とか、高得点とかを取るのはかなり無理だと思います。零点か、それに近い。まずあてずっぽで、かろうじて少し点数が取れるかもしれませんが。そして、その試験での偏差値も、かなり低い。(平均値より下の方)
ところが、その試験の答え合わせをやり、復習し、問題と答えを何度もやり直し、問題と答えを暗記して、再び、同じ問題の試験を受けたら、どうでしょうか?
もしかして、満点、満点に近い、たぶん、前回受けた時より点数は、いくらか高いのでは?(かなりチートような状況ではありますが。)

このように、状況によっては、偏差値は、変わってきます。その時のだけのその瞬間の状態を表しているだけなのです。

ただ、私が残念に思うのは、偏差値だけで、受験校の評価をすることです。
各々の学校は、偏差値だけでなく、色々な特色や魅力があるからです。
 私が、こうのように言い切るのは、実は、若い頃に(学校の先生になれなくて)私立学校の広告等を扱う小さな広告代理店の営業をやっていたからです。
私立学校の広報担当の方々に会ってお話する毎日。
え?こんな私が営業?そんな信じられない?と、思われるかもしれませんが。(自分でも最初は、信じられませんでしたが。)
その頃は、受験雑誌やパンフレット、合同相談会などを通して、学校のPRをしていました。(今は、各々サイトを持ってPRしているのでしょうか?)
そして、その学校の広報担当者は、大抵、その学校出身の方々がやっていらしてました。そのため、個性的な方々が多くて、とても楽しかったです。その中で、普段、年間予算1万円くらいしか出さないところから、100万単位のお仕事を新規で頂いた時は、まだまだひよっこだった私は、驚きました。(英断するときは英断するというのをみるとさすがだなと、思ったことも。)

残念なことにうちの会社の社長がかなり不真面目な方なので、私が退職後、社長が夜逃げなさって、大変なことになったとか?(後々先輩に聞いたお話)
 お話は、元に戻して。
ということもあって、私としては、偏差値だけでそれぞれの学校教育の評価を測られるのが凄く残念に思っています。
スポーツに力を入れている学校に運動能力が低い私が入学しても、たぶん、1日めからついていけなくて、登校拒否してしまうだろうと、思うし、勉強することが苦手な人に受験勉強を中心な学校に行かされるのは、可哀想な気がします。どっちの学校が、いいとか悪いとかではないのでは、思います。
 そして、各々の学校に縁があって入学してきた生徒(学生)たちが卒業するまで、どうか学校側は、責任持って、その学校卒業後、その生徒(学生)たちがたくさん学んだことを身につけて次のステージに生かして行けるように導いて貰えれば幸いかなと思います。
 そして、生徒たちは、自分にあった学校をたくさんの方面からみて、選択して欲しいと思います。
ちなみに、私が、学校を選んだきっかけは、「この先生に数学習いたい」でした(笑)。かなりよこしまな理由です。
色々な学校見学に行きましたが、中には、受験生(私たち)には、詳しい説明せずに、親だけに説明とか、学校見学にきて迷子になったら、優しい先輩(女子校)に助けてもらったとかも、ありました。
 しかし、私の基準は、学校見学時、受験生(私以外に2人、友人同士で来てた)たちに対して、丁寧に学校内を案内して、丁寧に質問も受付くれた先生がいた学校でした。(入学したら、文系だったので3年の1、2学期だけしか習えませんでしたが。涙)
この時点でのここの学校のテストの偏差値の合格確率10%未満でしたが。(汗)
まあ、時には、自分の欲望に忠実になった方が良い結果を生むこともあります。
 物事は、一面では、わからないものです。


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