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【活動報告】第8回NEWDOOR進学プレッププログラム活動報告

 特定非営利活動法人glolabは2022年度より「NEWDOOR進学プレッププログラム」を開始し、2023年度は6名の高校生に本プログラムを提供しています。4月14日(日)に第8回キャリアワークショップを実施いたしましたので、ご報告いたします。

*「NEWDOOR進学プレッププログラム」とは、自分の将来に向かって頑張りたいという気持ちを持つ生徒たちが高等教育機関に進学することを支援するプログラムです。詳細は以下をご参照ください。
 NEWDOOR進学プレッププログラム

 2023年度NEWDOOR進学プレッププログラムキャリアワークショップ最終回となる今回は、前向きに高校3年生のスタートを切れるよう、高校3年生の目標を掲げ、具体的な計画を考えるワークを行いました。

 【概要】

 ■日時:2024年4月14日(日)13:00~15:30
 ■形式:各拠点対面で関東と関西をオンラインでつなぐハイブリット形式
 ■参加人数:NEWDOOR進学プレッププログラム参加高校生6名
 ■流れ:
 1.高校3年生のスケジュール・奨学金の探し方を知る。
 2.高校3年生の目標との具体的な計画を立てる。
 3.次の学年に向けての抱負を語る。

1.高校3年生のスケジュール・奨学金の探し方を知る

 高校3年生の具体的な目標と計画を考える前に、いつどんな試験があるのか、いつまでにお金を準備しておく必要があるのか等受験のスケジュールを全体で確認しました。生徒たちは皆高校3年生になり、受験がいよいよ現実味を帯びてきたようで、熱心に話を聞いていました。
 スケジュールを確認した後は、1月のキャリアワークショップで学んだ奨学金について、実際に奨学金検索サイトに登録し、どんな奨学金があるのか一緒に検索してみました。どこからどう探したらいいのか、私たちでも困ってしまう奨学金ですが、自分でも情報を集められるよう、たくさんの情報の中でどこを見たらいいのか、チェックポイントを確認していきました。
 たくさんの奨学金の中から自分の条件に合う数少ない奨学金を探し出すのはものすごく大変なことですが、今日のポイントを参考にして、諦めずに自分でも情報を集めていってほしいと思います。

2.高校3年生の目標と具体的な計画を立てる


 高校3年生になったときのスケジュールを確認した後は、前回の1年間の学びを振り返るキャリアワークショップを踏まえて、スタッフとペアを組み、次の学年の目標を考えました。「大学に入りたい!」、「専門学校に行きたい!」と、ほとんどの生徒が明確な目標を持っていて、その目標を達成するためにはどんなことをしたらいいか、スタッフと対話をしながら、掘り下げて考えることができていました。 ある生徒は「大学に入る!」ことを目標に掲げ、なぜ大学に入りたいかと聞くと、「ITエンジニアになる夢をかなえるために大学に入りたい。大学に入って、情報や数学、ソーシャルスキルも学びたい。」と前向きに、そして、とても具体的に話してくれました。更に、大学に入るためにどうしたらよいかを考えていき、「高3でがんばらなければいけないことはたくさんある。日本語能力試験に合格したい。1日4ページ勉強する。毎日ニュースを見て、小論文の練習もしないと。大学に合格したら、学費のためにバイトもがんばる。」といつまでに、何をするかとても具体的に考えることができました。 また、これまであまり具体的に高校卒業の進路や受験のイメージを持てていなかった生徒も、スタッフとの対話や周りの生徒たちの話を聞いて、「夏には必ずオープンキャンパスに行く」等、その生徒なりの具体的なアクションを考えることができていました。

3.次の学年に向けての抱負を語る

 ペアで高校3年生の目標と計画についてじっくり考えた後は、一人一人みんなの前で高校3年生に向けての抱負を語ってもらいました。NEWDOOR進学プレッププログラムでは、日本語・作文教室だけではなく、キャリアワークショップでも考えたことをまとめ、みんなの前で発表する機会を多く作っています。第1回目のキャリアワークショップでは、緊張して、自分の考えや意見が一言、二言しか出てこなかった生徒たちも、最終回のキャリアワークショップでは、堂々と高校3年生への抱負を具体的に語ってくれました。また、それぞれの発表の後、自然と拍手をしたり、「がんばれ!」と励ましの言葉を送ったり、お互いを応援し合う姿が見られました。そんな生徒たちの姿に生徒一人一人の成長を感じ、とてもうれしくなりました。1年間を通して、NEWDOORのメンバーもつながりも強くなり、よいチームになったと思います。
 NEWDOORでの出会いや経験を糧に、みんなからの応援を力にして、これからも自分の将来に向かって力強く進んでいってほしいと思います。ちょっと疲れたり、不安になったりしたら、メンバーのことを思い出していつでも連絡してくださいね!

4.生徒たちの声

 ワークショップの最後にNEWDOOR進学プレッププログラムに1年間参加してみてどうだったか、アンケートに答えてもらいました。生徒たちからたくさんのうれしい言葉をもらったので、一部紹介いたします。

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《生徒のアンケートより》
・全部のことが好きでしたけど、みんなに会うのが一番楽しかったです。
・たくさんのことを学びました。進路のことや将来のこと等。情報をたくさん集めることができました。
・みんなと会えてよかった!
・日本語・作文教室が楽しかった。日本語で小論文を書くことができるよう
 になった。
・センパイたちの経験から多くのことを学べた。
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 別れ際、生徒たちからは「また会いましょう!」、「東京に会いに行きます!」との声が聞かれました。2023年度NEWDOOR進学プレッププログラムのキャリアワークショップは今回が最終回となりますが、プログラムを通してできた生徒同士・生徒とスタッフとのつながりは今後も続いくことと思います。このつながりを大切に、生徒一人一人が自分の進路に向かってしっかりと歩んでいけるよう、今後も引き続き、応援していきます。

報告:ウィリアムズ

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