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進捗報告とオープンセッションのお知らせ👏(2Days開催※1日参加もOKです)

皆さんこんにちは!プロジェクトチームリーダーのYasuです🐼
ご無沙汰の投稿となってしまいましたが、満を持してオープンセッションを開催することになったので、ここまでの進捗状況の共有と一緒にそのお知らせをさせてください💐

①私たちのリサーチターゲット 

まずは−+モデルの+部分の対象を決めるために、日本における貧困問題についてリサーチを進めてきました。

みなさんも日本は先進国の一つとして技術や伝統文化が豊富な国として学校で習ったと思います。しかし、その裏では日本でも「貧困」に苦しんでいる人がとても多い状況です。そして、私たちはその中でも「食の貧困」は生きるうえで、再認識しなければならない課題だと考えます。

現在、日本でも「満足した食事を継続して確保できない」という人々が増加しており、子ども食堂やフードバンクのような彼らを支援する団体は年々増加傾向にあります。しかし、このような活動でも救い切れない人々がいる現状があるのではないかと考え、私たちは彼らの生活の一助になるような場を作れないかと考えています。

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②日本における貧困とは?

貧困とは、大きく分けて二つに分類することができます。
それは、「絶対的貧困」と「相対的貧困」です。

絶対的貧困は「1日を1,25ドル(日本円では約150円)以下で過ごす人々」のことをさします。よく、テレビや学校の授業で紹介されたり、みなさんが想像したりする貧困はこちらのものだと思います。

しかし、日本にはびこる貧困で多数なのは後者の相対的貧困だと考えています。相対的貧困とは、各国の所得の水準や生活様式と比較し、「当たり前」とされる生活が保てない状況です。

皆さんにとって、「当たり前な生活」とはどのようなものでしょうか?

私たちの間では
⭐「栄養素が満たされた食事を毎日食べることができること」
⭐「高校や大学に進学することができること」
⭐「毎日ふかふかのベットでぐっすり眠ることができること」
⭐「友達と一緒に話しながら、団らんすることができる」
⭐「将来の夢をお金が理由で持つことができない」
が上がりました。

そしてこのような生活が当たり前じゃない人々が存在するのが日本の現状だと考えています。これが、日本の大多数を占める相対的貧困だと考えています。

③日本における食の貧困とは何か?なぜ取り組むの?

その中でも私たちが取り組むべきと考えたのは、「食の貧困」です。
一見、食の貧困と聞いた際に、この問題に対して取り組んでいる団体は多いなと感じると思います。NPO法人全国子ども食堂支援センターむすびえの調査では、現在子ども食堂の数は発足当時から年々増加し、2020年度から2021年度を比較しても1,2倍の数に増加しています。
確かに、これにより、多くの「子ども」たちは食の貧困から抜け出せたのかもしれません。

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しかし、私たちは現状の食の貧困へのアプローチでは救い切れずにいる人々がいると考えています。それは、「子どもと大人の間にいる人々」です。子ども食堂の活動の様子を見ていると、そこに来ている多くは小学生や未就学児を連れた親子連れが多いと感じました。

そこで「子ども食堂 高校生(もしくは大学生)」と検索をしてみると、見つかるのは同い年で子ども食堂を支援し、活躍する人の情報のみでした。
これでは、食で悩みがある高校生や大学生は
「なぜ自分は食べることさえ自分自身で賄えきれないのか」
「もし、子ども食堂に通っているのが見つかって、噂が立たないか」
と感じ、支援される側になり切れない
のではないかと考えました。

もしかすると何人かの人は、
「食の貧困で困るなら、インスタント食品やレトルト食品など安価なものを食べればいいんじゃない?」
「半額セールの食品を買い続ければ、餓死することはないじゃん」
と思うかもしれません。

しかし、インスタント食品やレトルト食品、鮮度の落ちた減価商品ばかりを食べていると、栄養バランスが偏り健康に悪影響が出ることは科学的に解明されています。

私たちのチームメンバーの中でも現状、毎日大学とアルバイトで忙しくて自炊をする元気がなく、コンビニ飯が続き、結果的に健康的にも経済面的にも悪循環にはまってしまっている人がいます。
このような食の貧困は、決して他人事ではなく、誰にでも起こりうるものだということをもっと認識する必要があるように思います。
そして、これらを食いとどめなければ、彼らの子どもやこれから生まれる家族にも貧困が連鎖する可能性があり、解決するべきだと考えます。

参考記事:「貧困の連鎖、共助で防ぐ コロナ禍で収入減

④どのようにアプローチしていくの?これからのビジョンは?

私たちは、これから「見えない若者の食の貧困」を-+モデル(台湾の企業が運営しているビジネスモデルで、企業の「コスト」となるものを削減し、それにより発生したお金や人件を「社会的利益」を生むような活動に還元するというビジネスモデル)の+にあたる対象としてアプローチしていこうと考えています。
例えば-を食品関係の事業所から生まれる「食ロス」とし、それを食の貧困で困る人々が食事を享受しながら、落ち着いて過ごせるような居場所を作るという利益に還元できないかと考えています。

⑤オープンセッションについて


今回、2日間かけて行うオープンセッションでは、にこれまで私たちが進めてきたリサーチや私たちの考えを共有した上で、参加者の方々とそれに対する疑問や気づきを話していただき、その後食の貧困に焦点をおいて、自由にディスカッションを進める予定です。
そして、それらを行うことで、日本でも「食」の貧困が存在することや自分自身も当事者になるかもしれないことに気づける視点を持っていただきたいなと考えています。
そして、これからの私たちの活動へのつながりを生んでいきたいと思っています!!

1日目:3月30日 14:00-16:00
2日目: 4月2日  14:00-16:00
場所:QUESTION 5階 STUDENTS LAB

▼申し込み
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdY9jDw_XJw69ZlYpzQc_Xo9Ny9Va6JAN6hOwUgJqKBOr7ZVg/viewform
▼プロジェクトの詳細はこちらから
https://note.com/glocalcenter/m/mdf0b9b7626e5

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