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グロービス・テック・マガジン

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グロービスではどのようにプロダクトを開発しているかをPdM、エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどの視点から発信します。
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#QA

Codecov導入〜1年経ったその後の話

グロービスQAチームではCodecovを導入して1年経ちました。導入によって得られた効果や、見えてきた課題についてQAチームメンバーが語ります。 はじめにこんにちは! QAチーム兼テックマガジン編集長の矢島(@yajima_wataru)です。 1年ほど前に、Codecovについて紹介する記事を書いたのですが、今回はその後日談となる話です。 ↓過去の導入に関する記事はこちらです。 https://note.com/globis_engineers/n/n412003

文系の学生アルバイトがQAチームに馴染むまで

ソフトウェア開発のことを全く知らない学生アルバイトが、無謀にもQAチームに飛び込んで、テスト業務に関われるようになるまでの実体験をお話しします。 自己紹介こんにちは。QAチームの岩崎です。今年の3月からチームに加わりました。普段は文系の大学生で、アルバイトとして週3日ほど働いています。 入った当時の状況ITに関わる経験といえば、大学の授業で少しかじったプログラミングくらいで、ジョインした当初はQAという言葉はおろか、チームがどのような仕事をしているのかすら全くわからない状

プロダクト開発チームがスクラムを回しながらQAも実施するためやっていること

私たちのプロダクト開発チームは自分たちでQA活動にも取り組んでいます。どんな取り組みかをまとめてみました。 こんにちは、グロービスの企業研修向けLMS開発チームでチームリーダー兼スクラムマスターをやっている成木です。 以前に弊社QAチームの取り組みやチャレンジについて投稿されていますが、今度はプロダクト開発チームが行っているQAの取り組みについてご紹介したいと思います。 なぜプロダクト開発チームがQAに足を踏み入れるのか グロービスでは各プロダクト開発チームとは独立した

ビジョナリー・QA 1年戦記 2020

この記事はGLOBIS Advent Calendar 2020の24日目の記事です。 ゼロから始まった「ビジョナリー・QA」の1年間の業務と成果を等身大で記しました。 当社グロービスのQAチームは9月のテックブログで「ビジョナリー・QA」と自分たちを表現し、ありがたいことにアジャイル開発、特にスクラム実践者を中心に、多くの皆さまから反応を頂戴しました。 そんな「ビジョナリー・QA」が2020年、一体どんなことをしてきたのかを、この記事では主に業務面から振り返っています

データドリブンを目指すQAチーム・バグ発見重み付け平均(APFD)とその他計測編

この記事では、グロービスQAチームが自社プロダクトのテストデータを集計・分析した結果をまとめてみました。今回はテスト実行順序の評価に使われるAPFDやその他計測事例をご紹介します。 はじめに鳥取からフルリモート勤務している大学院生の樋口です。大学院で研究を行う際には、論文を参考にして課題解決を行うことが多くあります。今回もテストデータを活用している論文を探していたところAPFDという算出方法を見つけたので、実際に自分たちで集計したテストデータを使って算出してみました。 デ

ビジョナリー・QA:グロービスQAチームの理想と3つのゴール

「究極的には、QAチームは無いのが理想」と言い切るグロービスQAチームが少数精鋭で挑むチャレンジをご紹介します。アジャイル開発の品質のあり方、そして理想に至る短期・中期・長期のゴールとは? 結論ファーストはじめに、本エントリーの要約を載せておきます。 スピードの速いアジャイル開発において、もはや品質はQAエンジニアやQAチームだけが保証するものではありません。企画からリリースまで関わるチーム全体で創り上げていくものなのです。ビジネス価値向上への貢献を使命とするグロービスQ

データドリブンになっていくQAチームの舞台裏・コードカバレッジ編

どうしてもコードカバレッジを取得したいQAチームがプロダクト開発に首を突っ込む様子をお届けします。 はじめに。テックブログ編集長&QAエンジニアの矢島です。 当社QAチームでは、データドリブンな品質改善活動の指標として、ISO/IEC 25000シリーズ(SQuaRE)を参考にしています。その中で「信頼性>成熟性>テスト網羅性」の指標である「コードカバレッジ」に注目しました。 なぜ、コードカバレッジを測定するのか?コードカバレッジを測定する目的は次のとおりです。 -