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グロービス・テック・マガジン

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グロービスではどのようにプロダクトを開発しているかをPdM、エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどの視点から発信します。
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記事一覧

RubyKaigi2024 にスポンサーとして協賛します

この度、グロービスは沖縄県那覇市で開催される RubyKaigi 2024 に Silver Sponsor として協賛します。 RubyKaigi とはRubyKaigi とは、まつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語「Ruby」の国際カンファレンスです。 毎年1回、日本のどこかで開催されています。去年は長野県松本市が開催地でした。 協賛を決めた理由グロービスでは、多くのプロダクトで Ruby を利用して開発されています。 中でも2016年にローンチした「グロー

Railsプロジェクトで発生するflaky testの傾向と対策

はじめにはじめまして。この一年ほど学び放題のDevExpチームでバックエンド開発のお手伝いをしてるmasa_iwasakiです。 今回の記事では、学び放題のバックエンドとして使われているRailsアプリケーションで実際に発生していたflaky testの事例を中心に、一般的なRailsアプリケーションで発生しがちなケースをまとめました。 個人的に、flaky testの発生パターンは割と定番化している印象を持っています。たとえば、以下の記事に記載されている内容と本記事の内容は

LLMを活用した、ユーザーの曖昧な課題から対話形式で学習コースを探せるチャットボット開発の道のり

はじめにこんにちは!グロービスのデジタルプラットフォーム部門データサイエンスチームの機械学習エンジニアの田邊です。 グロービス学び放題では、生成AIを活用した新たな学習支援に向け、様々な試みを進めています。 その一環として「学びナビ(β)」というAI(ChatGPT)との対話形式で学習コースを探すことのできる機能をグロービス学び放題のWeb版限定で公開していますが、今回はその開発からリリースまでの道のりについてご紹介します。 背景にあった課題「ユーザーが持つ曖昧な学びの

翻訳者の角谷さんをお呼びして研鑽Rubyプログラミング読書会を開催しました

グロービスにて業務委託で勤務しています五十嵐(@igaiga555)です。グロービスではいくつかの読書会が開催されていて、2023年9月からは「研鑽Rubyプログラミング」の読書会が開催されています。今回は同書の翻訳者である角谷信太郎さん(@kakutani)をゲストにお迎えして開催された特別会についてのレポート記事です。 (ちなみに、この前に行われていた読書会では笹田さんのWEB+DB PRESSでの連載「Rubyのウラガワ」を読んでいました。そのときの笹田さんをゲストにお

これからの時代のエンジニアにとっての経営学修士(MBA)という選択肢

はじめにこんにちは。世界をリードするEdTechカンパニーを目指すグロービス・デジタル・プラットフォームCTOの末永(@sue738)です。こちらはグロービスアドベントカレンダー25日目の記事になります。 生成AIが出てきてからというものの「エンジニアは今後不要ですか?」という問いをエンジニアからも非エンジニアからもよく聞くようになってきました。Github Copilotは強力で、現場のエンジニアにとってもAIが生成するコードをアクセプトし続けるだけで今後大丈夫だろうか?

プロダクト開発組織を大胆に改革してみた後、どうなったのか

この記事はグロービス Advent Calendar 2023の22日目の記事です。 Director of Productの久津です。定額動画学習サービスの『GLOBIS 学び放題』と、その英語版の『GLOBIS Unlimited』のプロダクトマネジメントをしております。 GLOBIS 学び放題 / GLOBIS Unlimitedのプロダクト開発組織は、2023年4月1日から大きく組織構造を変え、5月にこのような記事を公開しました。 今回は、組織を大胆に変えて8ヶ

PartyRockでデモアプリを30分で作って仮説検証した話

これは GLOBIS Advent Calendar 2023 の19日目の記事です。 自己紹介初めまして。グロービスでテックリードエンジニアをしている松原と申します。 今年はChatGPT関連でプロダクトを作ったり登壇させていただいたりととても刺激的でエンジニアってやっぱり楽しい仕事だな〜と再確認できたとても充実した1年でした。 今年の生成AIなどの記事などのアウトプットなどは以下にまとめさせていただいております。 携わっているプロダクトについて 普段はグロービス

バーチャルオフィス活用によるコミュニケーションの活発化

この記事はグロービス Advent Calendar 2023の12日目の記事です。 こんにちは!GLOBISでAPO(Area PO)を担当しています、GLOPLAチームの加藤です! 今回の記事では、全世界の仲間とプロダクトを作っているGLOPLAチームのバーチャルオフィスについて、この2年半で得た知見を皆様に共有したいと思います。 バーチャルオフィス我々GLOPLAチームは、GLOPLA LMSという学習管理システムを作っており、GLOBISのデジタル部門(GDP)

開発の優先順と最小構成の決め方

こんにちは!GLOPLAのPOの松尾です 今回はリリースから3年を経て落ち着いた、プロダクト開発の優先順と最小構成の決め方についてご紹介します はじめに社会人教育や経営大学院を営むGLOBISがどのように事業展開しているか、その中でGLOPLAの位置づけを図解しました toBサービスはどれも決裁者が人事で、利用者が従業員という点は変わりませんが、次のような違いがあります 学習事業の収益モデルがフロー型なのに対して、GLOPLAはストック型 学習事業が質の高いコンテンツ

生成AI時代にデータサイエンティストは必要? 求められるスキルとは?

はじめにこんにちは!グロービスでデータサイエンティスト・アナリストをしている松浦です! こちらはグロービスアドベントカレンダー9日目の記事です。 今年もたくさんのグロービスの開発組織の様子が分かる記事がたくさんありますので、併せて読んでみてください! 近年、生成AIの進歩が著しいですね! 日々データ分析に従事している身としては、特に、GPTのAdvanced Data Analysis(旧Code Interpreter)機能は衝撃でした。 個人的には、「今まで、一生懸命P

renovateを加速するためにAtlantisにcontributeした話

SREチームの沼田です。今回は、renovateを高速に処理する上で、Atlantisが想定外の障壁となった話を書きます。 我々SREチームでは、依存関係のバージョンアップにrenovateを活用しています。対象の1つにTerraformがありますが、Terraformは本体以外にもProviderやModuleなど、依存関係が意外と多岐にわたるツールであり、さらにその1つ1つが高頻度に更新される傾向にあります。例えばterraform-provier-awsは、ほぼ1週間

データアナリストがリサーチPJに取り組んだ経験から感じたこと

はじめにこんにちは!グロービスでデータアナリストをしている松浦です! 私は、普段、主にデータ分析に従事しています(データアナリストなので当然ですね!)。 一方で、先日、データ分析ではなく、リサーチのPJをリードさせてもらう経験をしました。 初めてのことも多く、大変ではあったのですが、やはり新たなことへの挑戦は気付きや学びが多く、振り返ってみると、とても良い経験だったと感じています。 今回のブログでは、その経験を通じて感じた「グロービスのデータサイエンスチームの特徴や取り組

リアルに回帰!オフィスでLT会を実施しました

この記事では、入社1年目のエンジニアが部門内で職種をまたいだLT会を実施したことについて、課題と改善についてご紹介します。 はじめにこんにちは!tsumichanです。グロービスでは、学び放題のバックエンドエンジニアと技術広報を担当しています。グロービスには2022年11月に入社しました。執筆時点ではもうすぐ1年が経とうとしています。 7月から9月まで月1回ずつ、合計3回のLT会をグロービス・デジタル・プラットフォーム(以下、GDP。一般的な会社での「部署」や「部門」に相当

多忙なPOがストレスゼロで働くためのココロとカラダのととのえ方

みなさんこんにちは! グロービス学び放題でPOをやっている前嶋です。 今回は多忙なPOがストレスゼロで働くための習慣について共有させていただきます。 今はPOをやらせてもらっていますが、キャリアの大半(20年くらい)はデザイナーです。 ※元ヤフーデザイン責任者。グロービスに入社してPOをやるようになりました。 本格的にPOをやり始めて気づきましたが、POって大変じゃないですか? 限られた情報で優先度を意思決定。 開発中に発生する色々な課題や問題と向き合い、なんとかする。