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グロービス・テック・マガジン

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グロービスではどのようにプロダクトを開発しているかをPdM、エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどの視点から発信します。
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記事一覧

【第3回Ed-Tech通信】信頼性を支えるグロービスSREチームの取り組み

こんにちは!グロービス技術広報です。 グロービスは、EdTech領域に注力すべくグロービス・デジタル・プラットフォーム部門(以下GDP)を設立し、世界をリードするEdTechカンパニーになるべく、国内事業のみならず海外展開も積極的に事業展開しています。 現在GDPでは、グロービス社内にもっとGDPや開発組織について知ってもらおうと月1回「Ed-Tech通信」として、開発組織の取り組みについて定期配信しています。 Ed-Tech通信の第3回はSREチームの沼田から配信させ

【第2回Ed-Tech通信】多彩なグロービスの技術広報発信

こんにちは!グロービス技術広報です。 グロービスは、EdTech領域に注力すべくグロービス・デジタル・プラットフォーム部門(以下GDP)を設立し、世界をリードするEdTechカンパニーになるべく、国内事業のみならず海外展開も積極的に事業展開しています。 現在GDPでは、グロービス社内にもっとGDPや開発組織について知ってもらおうと月1回「Ed-Tech通信」として、開発組織の取り組みについて定期配信しています。 Ed-Tech通信の第2回は技術広報を担当している市岡から

【イベントレポート】POの役割徹底解剖!フェーズ・領域の違いにおけるプロダクトオーナーの役割とは

こんにちは!グロービス技術広報です。 プロダクトマネジメントにおいて、ユーザーに価値を提供することはもちろん、社内オペレーションの設計、技術的負債の解消、基幹システムの構築に至るまで、様々な領域をカバーすることが求められます。これらすべてを一人のPMが担うのは現実的ではなく、分業体制が一般的です。しかし、分業によって連携不足が生じると、価値創出をしたくても技術的負債で進められなくなったり、オペレーション設計が甘く事業拡大に耐えられないなどの落とし穴にはまるリスクも生まれます

【第1回Ed-Tech通信】グロービス開発組織の魅力

こんにちは!グロービス技術広報です。 グロービスは、EdTech領域に注力すべくグロービス・デジタル・プラットフォーム部門(以下GDP)を設立し、現在300名を超える規模(うちエンジニアを含むテクノロジー人材は200名程度)で、国内事業のみならず海外展開も積極的に事業展開しています。 現在GDPでは、グロービス社内にもっとGDPや開発組織について知ってもらおうと月1回「Ed-Tech通信」として、開発組織の取り組みについて定期配信しています。 Ed-Tech通信の第1回

プロダクト開発組織のOKR運用例

こんにちは、GLOPLAのPOの松尾です。 今回は、プロダクト開発組織で運用しているOKRについてご紹介します。 はじめにOKRとは、目標(Objective)とその達成のための主要な成果(Key Results)から構成される目標管理ツールです。 GLOBISにはMBOや360度評価がありますが、OKRは人事制度には含まれません。OKRはデジタルプロダクト開発部門のGDPで、2022年のビジョン達成を目指して2019年に導入されました。 今回は、私がGLOPLAに参画した

サービス開始から2年、改めてユーザーインタビューからナノ単科の「価値」を整理しました

はじめにこんにちは!ナノ単科でデザイナーをやっています、竹ノ内です。 GLOBISは、デジタルと教育を掛け合わせたサービスをいくつかやっていますが、2年ほど前に「ナノ単科(英語版:nano-MBA)」というサービスがリリースされたのはご存知でしょうか? サービス内容など詳細はこちらをご覧ください。 ありがたいことに、2年かけて「ナノ単科」のユーザーも着実に増えていきました。その上で、改めてこのタイミングで、我々が届けられている価値やこれから届けるべき価値を整理するために、

【イベントレポート】ゼロから立ち上げるFlutter開発組織 - DMMとグロービスの実践事例

こんにちは!グロービス技術広報です。 近年、モバイルアプリ開発現場で注目されている「Flutter」。 手ごろな学習コスト、豊富なライブラリ、コード1つでといった利便性の高さなどの人気のウラで、 Flutterに関する情報量やFutterの知見共有の“つながり”が求められています。 そこで、DMMとグロービスの2社が、Flutterを用いたリアルな開発事例から得た「躓き」「発見」「学び」などをLT(前半)とパネルディスカッション(後半)を通じてシェアするイベントを開催しまし

学び放題バックエンドのRailsアプリケーションがRuby3.3にバージョンアップされ、パフォーマンスの向上が確認されました

はじめにこんにちは!「DevEx」チームでお手伝いをしている岩崎です。今回の記事では、学び放題バックエンドで利用するRubyが3.3にアップデートされ、大きなパフォーマンス改善が確認されましたので紹介します。 学び放題のバックエンドはRailsで構築されています。すでにRuby 3.2の段階でYJITを有効にした時点でもレイテンシーの改善が見られましたが、今回 Ruby3.3にアップデートして更なる性能向上が確認できました。改善が確認された項目を一つずつ紹介していきます。

新規事業立ち上げ期のアンチパターン

「経営を教える会社では新規事業をどうやって進めているのですか?」と聞かれる機会が多かったのでLTをしました。 こんにちは、GLOPLAのPOの松尾です。 経営大学院のTech系イベントでLT「新規事業開発“体制”のしくじり」をしました。 その時にいただいたコメントや質問を反映し、新規事業立ち上げ期のアンチパターンとして更新したので、みなさんに共有したいと思います。 はじめにGLOPLAは2021年4月リリースから3年が経過しました、その間幾つものしくじりが重なり事業スピー

RubyKaigi2024 参加レポート:Day3

こんにちは!グロービス技術広報です。 この記事では、RubyKaigi2024 の3日目の様子をお届けできればと思います。 Ruby Committers and the World毎年お馴染みの、Ruby コミッターたちが集まって議論するのを眺める会です。 司会の方が用意された話題に沿って進行してくださり、それぞれの話題でコミッターたちがわいわい盛り上がって議論していました。 ときには「この構文とこの構文どっちがいいと思いますか?」と聴衆に挙手でアンケートをとる場面もあり

RubyKaigi2024 参加レポート:Day2

こんにちは!グロービス技術広報です。 RubyKaigi2024の2日目の参加レポートをお届けします。 1日目の参加レポートはこちら。 Good first issues of TypeProf@mametterさんの TypeProf についての発表を聴きました。 TypeProf は、大量の型注釈を導入することなく、Ruby に最新の開発者体験を向上させることを目的とした型アナライザーです。 この発表では、 TypeProf の新機能や、どうやって導入するかと、

RubyKaigi2024 参加レポート:Day1

こんにちは!グロービス技術広報です。 今日から3日間、RubyKaigi で沖縄に来ています。 この記事では、1日目のレポートをお届けしたいと思います! Keynote@tompng さんによる 「Writing Weird Code」という keynote で幕を開けました。 奇妙なコードを書こう!というテーマで Quine を紹介し、後半は、 selftrick2024 と題して6つの奇妙なコードの作品を紹介いただきました。 その場で見ていましたが、点字がメソッド名とし

RubyKaigi2024 にスポンサーとして協賛します

この度、グロービスは沖縄県那覇市で開催される RubyKaigi 2024 に Silver Sponsor として協賛します。 RubyKaigi とはRubyKaigi とは、まつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語「Ruby」の国際カンファレンスです。 毎年1回、日本のどこかで開催されています。去年は長野県松本市が開催地でした。 協賛を決めた理由グロービスでは、多くのプロダクトで Ruby を利用して開発されています。 中でも2016年にローンチした「グロー

Railsプロジェクトで発生するflaky testの傾向と対策

はじめにはじめまして。この一年ほど学び放題のDevExpチームでバックエンド開発のお手伝いをしてるmasa_iwasakiです。 今回の記事では、学び放題のバックエンドとして使われているRailsアプリケーションで実際に発生していたflaky testの事例を中心に、一般的なRailsアプリケーションで発生しがちなケースをまとめました。 個人的に、flaky testの発生パターンは割と定番化している印象を持っています。たとえば、以下の記事に記載されている内容と本記事の内容は