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グロービス・テック・マガジン

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グロービスではどのようにプロダクトを開発しているかをPdM、エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどの視点から発信します。
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記事一覧

renovateを加速するためにAtlantisにcontributeした話

SREチームの沼田です。今回は、renovateを高速に処理する上で、Atlantisが想定外の障壁となった話を書きます。 我々SREチームでは、依存関係のバージョンアップにrenovateを活用しています。対象の1つにTerraformがありますが、Terraformは本体以外にもProviderやModuleなど、依存関係が意外と多岐にわたるツールであり、さらにその1つ1つが高頻度に更新される傾向にあります。例えばterraform-provier-awsは、ほぼ1週間

データアナリストがリサーチPJに取り組んだ経験から感じたこと

はじめにこんにちは!グロービスでデータアナリストをしている松浦です! 私は、普段、主にデータ分析に従事しています(データアナリストなので当然ですね!)。 一方で、先日、データ分析ではなく、リサーチのPJをリードさせてもらう経験をしました。 初めてのことも多く、大変ではあったのですが、やはり新たなことへの挑戦は気付きや学びが多く、振り返ってみると、とても良い経験だったと感じています。 今回のブログでは、その経験を通じて感じた「グロービスのデータサイエンスチームの特徴や取り組

リアルに回帰!オフィスでLT会を実施しました

この記事では、入社1年目のエンジニアが部門内で職種をまたいだLT会を実施したことについて、課題と改善についてご紹介します。 はじめにこんにちは!tsumichanです。グロービスでは、学び放題のバックエンドエンジニアと技術広報を担当しています。グロービスには2022年11月に入社しました。執筆時点ではもうすぐ1年が経とうとしています。 7月から9月まで月1回ずつ、合計3回のLT会をグロービス・デジタル・プラットフォーム(以下、GDP。一般的な会社での「部署」や「部門」に相当

多忙なPOがストレスゼロで働くためのココロとカラダのととのえ方

みなさんこんにちは! グロービス学び放題でPOをやっている前嶋です。 今回は多忙なPOがストレスゼロで働くための習慣について共有させていただきます。 今はPOをやらせてもらっていますが、キャリアの大半(20年くらい)はデザイナーです。 ※元ヤフーデザイン責任者。グロービスに入社してPOをやるようになりました。 本格的にPOをやり始めて気づきましたが、POって大変じゃないですか? 限られた情報で優先度を意思決定。 開発中に発生する色々な課題や問題と向き合い、なんとかする。

チーム拡大に合わせてブランチ運用をgithub flowに変更した話

はじめにこんにちは!グロービスでナノ単科の開発を担当しています、nanoチームの矢島です。 今回の記事では、「チーム拡大に合わせてブランチ運用をgithub flowに変更した話」を通して得た知見を皆様に共有したいと思います。 チーム組織成長と成長痛ナノ単科の開発において、git flowをベースにした開発を行ってしましたが、エンジニアが増えるに従って、プロダクト開発においてストレスを感じるシーンが増えました。 以前までの例として、以下のような仕組みで行っていました。

プロダクトマネージャー14年目の学び直し

「人事トレンドワードのリスキリングについて、PdMとして自らがどんな取り組みをしているかを振り返りました」 こんにちは、GLOPLAのPOの松尾です。 ここ数年 PdMという職種の認知の高まりから、何からやればいい?どうやってなったの?と聞かれることが多くなりました。 巷にはPdMについて書かれた本や情報が溢れているので、今回は何を意識してキャリアを進めてきたか、その中で学びをどう位置付けてきたかを紹介します。 はじめにキャリアや学びに対するわたしの考えがこちらです。

「大規模言語モデルはグロービス学び放題の問題をどれくらい解けるのか」というテーマで色々検証してみた

はじめにグロービスのデジタルプラットフォーム部門データサイエンスチームの機械学習エンジニアの田邊です。 グロービスではChatGPTのAPIが公開されて以降、関連領域の動向に注目しながら、そのクオリティの高い回答生成能力に加えて、プロンプトの指示に従ってくれる能力の高さや教育事業に関する知識の多さといった点に可能性を見出し、サービスへの活用を積極的に進めています。 直近の具体例を挙げると、グロービス学び放題というサービスにおける、ユーザーのコース振り返りコメントに対する

APOへのJOBチェンジ

こんにちは!グロービスで4月よりAPO(Area PO)を担当しています、GLOPLAチームの加藤です! 今回の記事では、社内のJobチェンジでAPOになったので、その過程などで得た知見を皆様に共有したいと思います。 APOになるまでAPOとは? まず、APOについてご説明します。みなさんAPOをご存じでしょうか? GLOPLAではスクラムで開発をしているのですが、LeSS(Large Scale Scrum)というフレームワークを用いています。 LeSSとは、1つの

【マネーフォワード×ログラス×グロービス】組織フェーズごとに乗り越える、開発組織のスケーリング

こんにちは!グロービス技術広報です。 トレンドや求められる人材の変化が目まぐるしい中、エンジニア採用はまさに激動の時代に突入しています。そこで今回は、開発組織をグロースさせ、様々なエンジニア採用手法に取り組んでいる株式会社マネーフォワード 取締役 グループ執行役員 CTO 中出 様、株式会社ログラスのVPoE伊藤様をお招きし、開発組織における拡大フェーズの変遷やエンジニア採用のブランディング、有効なエンジニア海外採用についてなどディスカッションをするイベントを開催しました。

グロービスフロントエンド技術顧問古川さんに聞く!技術顧問古川さんから学ぶ、フロントエンド勉強会の学び

こんにちは!グロービス採用広報です。 グロービスでは6年ほど前に開発組織を立ち上げました。現在は100名を超えるエンジニアが在籍し、ミッションである「学びの未来を作り出し、人の可能性を広げていく 」の実現に向け、プロダクト開発に取り組んでいます。 現在グロービスでは技術顧問古川さんにフロントエンド勉強会を定期的に開催いただいています。今回はその内容と学びをグロービスフロントエンドメンバーとお話しするPodcastを収録いたしました! 今回はその一部をお届けします! フ

GitHub ProjectがSREのタスク管理に適していた話

SREチームの沼田(@chroju)です。 GitHub ProjectsがGAしてから 、まもなく1年になろうとしています。Betaが外れてからしばらくは様子を見ていましたが、今年度に入って「そろそろ機が熟したのでは」と思い使い始めたところ、SREチームのタスク管理にとてもマッチしたので、そんな話を書きます。 SREチームの開発プロセスいわゆる機能開発をしているチームではないので、「開発プロセス」と言っていいのかわかりませんが、便宜的にそう書きます。 グロービスの開発

QAエンジニアがバックエンドエンジニアにジョブチェンジする話

はじめにこんにちは! グロービスでナノ単科のバックエンドの開発を担当しています、nanoチームの矢島です。 以前、この記事にもあるようにテスト自動化を担当するQAエンジニアをしておりましたが、バックエンドエンジニアにジョブチェンジしました。 今回の記事では、「QAエンジニアからバックエンドエンジニアになること」を通して得た知見を皆様に共有したいと思います。 QAからバックエンドになった背景キャリアの最初は、第三者検証会社のテスターからIT業界に入り、テストエンジニア、テス

IPW推定の活用で工夫したこと

はじめに こんにちは!グロービスのデータサイエンスチームでデータサイエンティストとして働いている菅沼です。 2021年7月からグロービスに参画し、ビジネススキルを動画で学べる GLOBIS 学び放題 というサービスについて、行動ログやアンケート調査データの分析を担当しています。 以前、GLOBIS学び放題における施策の効果検証に統計的因果推論を導入した取り組みについてご紹介しましたが、今回は統計的因果推論のIPW推定を実務に適用する際に工夫してきたことをご紹介できればと思い

Rubyコミッター笹田さんとRubyKaigi2023の予習会&復習会を開催しました

はじめにグロービスで業務委託勤務しています五十嵐(@igaiga555)です。グロービスではRubyKaigi2023をめいっぱい楽しむべく、前回の「Rubyコミッター笹田さんと学ぶRubyのウラガワ」 につづいて笹田さん(@koichisasada)をゲストにお迎えして社内でRubyKaigi2023の予習会、復習会を開催しました。 予習会RubyKaigi2023開催前に行われた予習会では、タイムテーブルを見ながらいくつかピックアップして概要を解説してもらいました。笹田