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stoppage time 時事英語 #9

by 古家

皆さん、昨夜のパリ五輪、女子サッカー予選リーグ、グループCの第2戦はご覧になったでしょうか。僕はリアルタイムで見ていて、なでしこジャパンが試合終了間際のPKによる熊谷紗希選手の同点弾でブラジルに追いつき、谷川萌々子選手の驚異的なロングシュートで勝ち越した劇的な展開に興奮して、しばらく眠れなくなりました。

ようやくひと眠りしたあと、その余韻に浸りながら英語で書かれた試合レポートを探し、ここで紹介するべき表現を拾ってみたというわけです。

まず「決勝点」は、winnerとして語られています。japan timesの記事ではstunning 96th-minute winner「ビックリするような96分の決勝点」、jaw-dropping winnerとも書かれていますが、jaw-droppingは文字通り「アゴが落ちるような」という意味の形容詞句で、「愕然とするような、呆然とするような」。
ついでにlevelerは「同点弾」。level the mattersで「同じ立場にする」。(Japan and Brazil) are now levelで予選リーグの成績が勝ち点3ずつで並んだことを示す文にも登場しています。「同点にする」意味ではequalizeという動詞も使われていて、だからequalizerでも「同点弾」になります。
一方、openerは「先制点」。これは五輪公式サイトに出てきた表現で、同じところにbreak the deadlock「均衡を破る」とも書いてあります。

さて。japan timesの記事では、ブラジルが先制点を挙げてから試合終了間際まで、日本にとってはthat would be that「それで決まりだろう、おしまい」だとも思えたこの試合が動いたstoppage timeが、今回のお題です。

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