親子でアート!子どもとおうち時間を楽しもう!工作編

profile
COCOYAYAJJART 講師 ayako
美大卒業後、グラフィクデザインを仕事にし、出産後はグラフィックデザインとともにアート教室講師を楽しんでいます!
13歳の中学生、10歳の小学生、5歳の園児のそれぞれ個性が違う三姉妹の子育て中。嫌なことも良いことも嫌いなことも好きなことも、自分の子育てやアート経験、デザイン体験から親子のアート教室でアドバイスし、提案しています。楽しく!をモットーに!
0歳~8歳の親子でできるアート遊びって?親子でアートをたのしもう!

今回はおうちでできる親子でアート遊びのなかでもダンボールと粘土を使った工作と絵の具遊びを紹介したいと思います。

■ダンボール遊び

ステイホーム期間を経て、外出できない日々が続くとネットショッピングや通販で商品を購入することが増えました。かなり大きなものを注文することもあり、ダンボールの廃棄が頻繁になりました。そんなダンボールを使ってたお店やさんごっこをオススメしたいと思います。大きなものの宅配の時は厳重に梱包されるのでダンボールも大きく量も多いです。そのダンボールを利用して「ごっこ遊び」をしてみましょう。「ごっこ遊び」は『非認知能力』を高めます。子どもが大好きな「ごっこ遊び」を、楽しみながら遊んでいるうちに『非認知能力』が高まるといわれています。

『非認知的能力』とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などです。数がわかる、字が書けるなど、IQなどで測れる力を『認知的能力』と呼ぶ一方で、IQなどで測れない内面の力を『非認知的能力』と呼んでいます。難しく考えると構えてしまいますが、人とのコニュニケーション術や感情のコントロールといったところでしょうか。

この『非認知能力』ということばを知ったのは最近ですが、田舎で育った私は兄弟と、近所の友達と、親戚と、常にごっこ遊びだった気がします。外で泥団子を作って葉っぱを刻んでおままごととか、雨の日は文房具を使って広告の裏を使って学校ごっこ、新聞を丸めて剣にして戦いごっこ。何かになりきって遊ぶのが楽しかった記憶があります。知らず知らずのうちに『非認知能力』のコミュニケーション能力が身についていたのでしょうか。

今はおもちゃでキッチンセットや回転寿司セットまでもあり、サイト上でお医者さんごっこ、美容室ごっこまでもあるので意外とごっこ遊びをしているのかもしれません。でもリアルがやはり大切。すぐに手に入るものも手軽でいいですが、親子で一緒に制作するリアルがたまにはいいですね。今日は思いっきり工作しよう!と決めて工作してみるといいかもしれません。

まず1,『ダンボール工作でごっこ遊び』です。

・大きめダンボール箱、カッターナイフ、ガムテープなど。

ダンボールが手に入った時にチャーンス!ダンボール箱を見せて「これで何ができるかな?」と声かけから始めると子どもから「おうち!」「でんしゃ!」「たからばこ!」等。子ども豊かな発想をまずいただいて、つくってみます。

難しいものもあるかもしれませんが、なんとなく組み立てて子どもの想像力は無限大です!リボンで装飾したり、懐中電灯を持ってきて中を照らしたり、おもちゃでお料理を作ったり想像力はとまりません。

我が家では私と13歳長女が屋台制作、5歳と10歳の姉妹で内側の調理場にガスコンロを書いて箱をお鍋に見立ててお料理を作り、メニューを書いて定食屋さんの屋台ができました。「いらっしゃいませ〜何にしますか〜?」「Aセットをください。辛いですかー?「はいAセットですね!辛くないですよー」「お飲物は何になさいますか?」と大人のやりとりをよく見ているなと関心します。

もちろんただのダンボール箱だけでも大丈夫!箱をひっくり返してガスコンロの絵を描いてあげるだけでキッチンができあがります。また箱に入るだけで車や電車に。クレヨンや絵の具で一緒にペイントしたり、色紙をはったり、コラージュしても楽しいです。大人もたまにはなりきってごっこ遊びを楽しみましょう。時間は少しでもいいのです。「一緒にやってーー!」といわれて「面倒だな。。」と思うこともあると思います。少しの時間でも付き合ってあげてほしいです。「時計の長い針が5のところまでね。」と約束してみてもいいですね。ちょっと付き合ってあげるだけで子どもからの信頼感をゲットです。最近ではネットでもとても凝ったダンボール制作が紹介されていますね。調べて凝ったものをつくってみてもいいです。

COCOYAYAJJARTではダンボールといえば『おうちのペンキ屋さん』というプログラムで、まさにペンキ屋さんになってお家をペイントしていきます。「お家の壁を可愛くしあげてくださーい」「はーいわかりました!何色がいいですか?」なんて声をかけながら楽しくペイントします。小学校低学年くらいの子供が入ることができるおうちなので内装もペイントできます。教室では「側面に絵の具で塗ると垂れる」いうことを経験していない子どもが意外と多く、「なんで床に絵の具がついてるの?」と不思議がる子どもが少なくはありません。絵の具が水っぽいと垂れます。カサカサしていると垂れません。そんなちょっとしたことでも『発見!』です。四角い箱のダンボール箱から作成は難しいという場合はネットショプでも購入できるものがあります。最初は色鉛筆やクレヨンで着彩、次にシールやテープを貼ってデコレーション、次に余裕があれば絵の具でペイント!長く使えますね。COCOYAYAJJARTでも『おうちのペンキ屋さん』は年に1〜2度ほど開催します!

ダンボール工作の良いところは飽きたら破棄できること!「ダンボール=紙」なのですぐにボロボロになってきます。でも廃品回収で破棄できます。我が家の屋台は折りたたみ構造にしたのでまた遊びたい時に登場します。

ぜひいろいろなごっこ遊び『非認知能力』を高めてください!

次にご紹介するのは立体感覚をつかむ

2,『ダンボールタワー』です。

・ダンボール、セロテープ、絵の具、ふで、バケツ、雑巾。

大きなダンボールも楽しいですが、ダンボールを少し小さめに切って「ダンボールタワー」もオススメします。円形、四角形、三角形、長い帯状の形、などいろいろな形のダンボールを切って用意しておきます。このダンボールの細切れをどんどん接着して上に高くしていきます。上に上に伸ばしていき立体感覚を身につけます。どうしたら倒れないか。上に高く伸びるか。上に高く伸ばすには土台をしっかり作らなければなりません。のりやボンドで接着もいいのですが、接着するまでに子どもは待てません。そこですぐに接着できるセロテープをつかいます!セロテープの上には絵の具は着きにくいですが、そんなところでも塗ることができるポスターカラーがあります。『サクラクレパスの工作ポスターカラー』がオススメです。もちろんクレヨンや、マジックでの着彩も楽しいです。

用紙に描くこととは違い、絵の具が垂れたり、ダンボール部分を掴んでいないと塗ることができなかったり。立体に着彩する難しさを工夫しながら着彩していきます。着彩していく上でも立体を意識して立体感覚を身につけることができればいいですね。

3,『立体たらし絵』もオススメです。

・ダンボール板、少し水に解いた絵の具、垂らす用のスポイトやプラスチックスプーン、雑巾、トレー。

1、ダンボールを三角柱の形に組み立てます。この時ダンボール板を使います。このダンボール板はネットショプで注文したものがとどいた時に商品の下に板をしいているものがあります。これを利用すると簡単です。ダンボール箱の折れ目を利用してもいいですね。2、トレーの上に三角柱を横におきます。3、面に絵の具をたらします。立体なのでくるくると回して他の面に垂れることで立体を感じます。また前回オススメした『たらし絵』のように絵の具が混ざり合うのを楽しめます。ダンボールなのですぐによれたりはしません。

■粘土遊び

最後に粘土遊びを一点ご紹介します。

4,『ねんどタワー』です。

・紙粘土、ストローや割り箸(軸になるもの)、絵の具、ふで、バケツ、雑巾。

ダンボールタワーのようにねんどを上へ上へと積んでいってタワーを作って着彩します。使うねんどは柔らかめの紙粘土です。写真にも写っている『天使のねんど』が柔らかくて加工しやすくオススメします。1、まず粘土はよく練ります。2、次に土台に大人の拳くらいいのねんどを丸めて軸のストローをさします。3、あとはその軸のストローに粘土をつけていってタワーにしていきます。長い紐状の粘土を作って軸にまいたり、球体をたくさん作って軸に合わせて積んでいったり、「どうすれば高くなるかな」という感じで声かけしながら高くしていきます。立体感覚を意識しながら行うといいですね。4、仕上げに絵の具で着彩します。こちらも立体に着彩する難しさを体験できたらいいです。ビーズや貝殻や木の実をつけても楽しいですね。

今回の工作でも大人には「なにこれ??」と思う作品が出来上がることもありますが、作品を作っている工程が大切です。頑張って失敗して、どうしてこうなっちゃうのかなと一緒に考えて立体にした工程が大切なのです。出来上がった時の子どもの喜びはまた大切です。

今後も楽しい親子アート遊びをご紹介したいと思います!

COCOYAYAJJART講師 Ayako

cocoyaya art
cocoyayaart.jimdofree.com
https://www.instagram.com/cocoyayajjart/

#おうち時間
#知育
#絵の具
#荻窪
#杉並
#おうち知育
#グローバルキッズ
#オギクボカフェ
#親子時間
#親子アート
#Ayako
#COCOYAYAJJART

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?