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ホンデュラスとアメリカ

ホンデュラスの今

Honduras(ホンデュラス)という国は今最も危険な国のひとつと言われています。

中南米には安定した政治体制や法整備などが整っていない国が多いのですが、Honduras(ホンデュラス) でも警察が権力を悪用していたり、最近まで軍事行動の結果として政権交代がおこるなど国家の機能がまだ安定していないんです。

とくに、ジャーナリストや社会的なマイノリティの人々などが暴力被害にあうことが多いんですね。

原因

これには、アメリカの影響力が絡んでいます。

第二次世界大戦後、アメリカと社会主義ソ連のあいだで世界の勢力争いが続いていました。("冷戦" といいます)

中南米にもその影響がおよんでいて、アメリカの支援にたよる社会の仕組みができてしまったんですね。アメリカとのドラッグビジネスなどにより、安定した政治体制を整えずに経済的にやり過ごせてきたわけです。

これが冷戦が終わってから大きなダメージになっていき、今でも安定した国家体制が整っていないのです。

国内問題

Honduras(ホンデュラス)では2014年に Juan Orlando Hernandez という人が大統領に選ばれるのですが、賄賂などの疑惑があがり、抗議活動が起きます。

法律で "大統領の任期は1期まで" と決まっているにもかかわらず、2017年に Juan Orlando Hernandez が大統領に再当選し、大統領の権力は続いていきます。

参考: Al Jazeera English, BBC news, CSIS, Council on Foreign Relations

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