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イクメン休業だけでは足りない

女性の社会進出を叫ぶ背景には、男性の雇用が十分にできないという背景があります。

女性の社会進出と聞くと、女性にもチャンスが生まれるというプラスイメージを持ちがちですが、注意しなくてはならないことは、今のままでは単に女性が「労働力」の担い手扱いされるということです。

家事をし、出産をし、育児をし、さらに男と同等の仕事をする。
現状のままでは、女性の生活は破綻してしまいます。

それを防ぐためには、女性が主に担っている家事、育児を男性も分担する仕組みが絶対に必要です。今は男性の「育休」も話題になっていますが、それだけでは足りません。

私たちが改善しなくてはならないのは、単なる「育休」だけでなく、現実問題、子供が保育園~小学校までの間、具合が悪くなった際に「父親も引き取りに行く」という平等な仕組みです。

現在では、結局母親が引き取りに行くしかないため、肩身の狭い思いを女性がしているのが実情だからです。

または子供の具合が多少悪くても、親を呼び出すのではなく、一次預かりをしてくれる「体制」を社会全体で作ることも重要でしょう。

男性も女性も、子供に対する責任は平等にあるべきですから。


島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
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