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感謝の三段階

感謝には、三段階あります。

1.相手への感謝
2.してくれたもの(こと)への感謝
3.このようなご縁へ頂けていることへの感謝
そして重要なことは、感謝を相手に「伝える」ことです。

「ありがたい」を漢字にすると「有難い」となります。当て字なのだとは思いますが、でも滅多にない、ほとんどない心遣いを相手の方がしてくれたということなのでしょう。そんな涙がでるような相手の思いやりに対して、心の底から感謝を伝えるのが、ありがたいという言葉なら、本当にありがたみを感じますよね。

感謝を伝えることって、そう考えると、しっかり伝えなくてはならないのだと思います。

小学生だった頃、両親が韓国のピアニストを自宅に招いていました。ほとんど記憶にはないのですが、その方は両親のしてくれたことに深く感謝していて、子供だった私の手を握り、私を見つめて何度も何度も「ありがとうございます。ありがとうございます。」と言っていました。

表現方法は様々だとは思いますが、大切なことは、心を尽くして感謝することなのだと思います。

さて、初めの二つの感謝は「相手の方へ」や「そのことへ」への感謝と分かりやすいが、「ご縁へ」の感謝とはどういうことでしょうか?

私たちの存在は、すべてご縁の中にあります。両親の縁があり自分が生まれ、この時代に生きることも、友人や家族も、仕事も、何もかもが自分以外の何かによって与えられていて、そのすべてが縁です。その縁に感謝をすることは、自分以外のすべてに感謝することになります。

そんな社会に、不幸はありません。

島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
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