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日本と中欧は意外と似ている?

ホフステッド全6指標を考慮して文化間の異なる度合いを分析した場合、非常に大雑把に結果を説明すると、日本との距離がもっとも近いのが中央ヨーロッパ諸国になるらしい。これに対して、距離がもっとも遠いのが北欧諸国となる。

秀逸な分析結果を見つけたので、ぜひこちらを参照していただきたい。

   参照:http://blog.brainpad.co.jp/entry/2014/11/28/211728

ただ、国民文化比較で注意したいのは、たった6つの指標に基づいて、ある国の平均的な市民の傾向を抽出したものなので、当然個人差や、地域差などの影響による誤差は多かれ少なかれ発生する点だ。

ホフステッド指数を妄信して偏見を構築してしまうのは本末転倒なので、あくまで予備知識的なアプローチで扱うのが丁度良いというのが、実体験に基づいた感想だ。

換言すれば、他国の人と初めて接する場合、少なくてもこの6指標が示すカテゴリーにおいて、傾向にどれくらい違いがあるのか、あらかじめチェックしておくことができる。

例えばアメリカ人とビジネスをする場合、相手は傾向として日本人と比べ、よりフラットな人間関係を求め、個人主義的で、よりリスクを取り、男女平等意識がより強く、より短期的に物事を捉え、抑制的な生活の度合いは低い。

ホフステッド指標は、ツールとしてはまだまだ改善の余地があると思うが、抽象的は国民文化を数値化して客観的な比較を可能として点では意義大きいだろう。実際、批判も多いが、学術論文では未だに多く引用されている。

今後少し、各指標の意味を説明しながら、日本と色々な国を比べて見ようと思う。

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