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助動詞は何を助けているのか?

"How much wood would a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood?"という有名な早口言葉があります。
強いて訳すとなれば、「もしウッドチャック(リス科の動物)が木片を投げることができるなら、どのくらいの数を投げられるだろう?」という意味です。

助動詞のcouldが何度も登場します。
これらと良く混乱すのが「Would」と「Should」です。

「Would」,「Could」, 「Should」.
スペルも、発音も、そっくりです。

助動詞は、いったい何の助けをしているのでしょう?
必ず「主動詞」(ここではchuck)とセットになっています。

英文法の解説書を読めば、助動詞について書いてあります。
ただ、家電製品の取説のように、英語も解説書を読むだけでは覚えません。
「Would」,「Could」, 「Should」はムードを演出しているだけです。

雰囲気(ムード)って、わかりづらいですか?
サッカー観戦を例にしましょう。

1)should
「あ~、そこはパスじゃなくて、シュートでしょ!」
という、前のめり的で興奮した雰囲気!
「He should have shot the ball!」
「パスじゃなくて、シュッド(should)でしょ!」と覚えましょう。

2)could
「まあ、あそこはドリブルという選択もありましたね」
という、客観的で冷静(クール)な雰囲気。
「He could have dribbled the ball」
「couldはクール」と覚えましょう。

3)would
「僕だったらその選手を交代させたな~」
という、ちょっと残念な雰囲気。
「I would have changed that player」
「wouldはう~っ残念!」と覚えましょう。

実際の会話では、短縮形になります。
should've, could've, would've
動詞の活用は感情を込めた「雰囲気」とともに身につけましょう。
英語だけではなく、どの言語も動詞の活用にムードは欠かせません。

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