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世界のトップリーダーを斬る:戦略プレゼンス時評

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一国のリーダー、世界的なエグゼクティブ、セレブリティなど、メディア露出/公的な場に登場する人々を取り上げつつ、国際基準のトップリーダー・プレゼンスとその戦略について分析します。
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2020年10月の記事一覧

NBC サバンナ・ガスリー氏のトランプ氏への反論「あなたは大統領、なんでもretweetする誰かのおかしな叔父さんじゃない」は、長年の心の声だったのだろう

10月15日、本来であればアメリカ大統領選 第2回目討論会の日だった。しかし、トランプ氏がCovid-19に感染、リモートで開催との話になると「リモートなら自分はやらない」とわがまま。それに対し、バイデン氏は「予定通りに行います」と、元々設定されていたABCの時間枠で対話集会を開催。一方トランプ氏も対話集会を開催し、NBCが放送。 バイデン氏は穏やかに有権者や司会者の質問に答えていた。また、放送時間が終わっても参加者と対話を続けていたそうだ。 一方のトランプ氏、モデレータ

米国大統領選 2回目討論会キャンセルに

先ほど入ってきたニュース。10月15日に行われる予定だった米大統領選の第2回討論会がキャンセルに。 数日前、「もし第2回目討論会がヴァーチャルで行われる場合、自分は出ない」などと発言していたトランプ大統領。 ニュース記事の中にもあるが、バーチャル開催となると、持ち時間内で自分の意見を述べるこの討論会の場合、時間が過ぎた時点で彼のマイクをミュートすることもできるし、そうなるのでは?などと考えられている。きっと、本人が一番「そうなるのでは」と思っているのかもしれない。 すで

「喧嘩を売るトランプ氏を、上手にいなしたバイデン氏のディスカッション」:『AdverTimes(アドタイ)』連載 vol.9

AdverTime(アドタイ)の連載9回目 は、9月29日 米国東海岸時間21時から行われた、米大統領選 第一回討論会での、トランプ氏とそれに対応するバイデン氏の戦略について。 色々な人の見解も意見もあるだろう。そのようなことも重々承知の上で、筆者が常々思ってきたこともベースにした分析をしてみた。 その最たるものが「力づくで叩き潰すことだけが勝ちではない」ということ、「負けない」ということも「勝ち」につながること、そして、j状況と相手をしっかり把握し、自分にあった戦い方と