わたしって不器用なのね。

内定を頂いた。
ホームページを読む度に爆泣きするほど優しくて眩しくて大好きな場所。
生きづらさと向き合う場所。
多くの人からの偏見に溢れた業界。
それでも好きだった。
私の働く理由はここにしかないと確信している。

私はいつもこうだ。
小学生の時に抱えた強烈な生きづらさから目を逸せない。

両親は、私に少しでも楽で、幸福で居て欲しいから、私を県外の大学に通わせてくれている。だから私の決断は拒否される。両親は幼い私のことをよく見てくれていたから。これ以上は、目を逸らして生きてもいいんだと、そう言っている。
友人は応援してくれる人もいるけど、心配してくれる人もいる。でもみんな、普段の私がだいぶん頼りないから眉を寄せて表情を暗くする。

両親の優しさも友人たちからの心配も、ちゃんと届いている。届いているけど、やっぱり逸せないよ。ごめんなさい。

私の幸せは、これと向き合った先にあると思う。強烈な生きづらさから逃げたとしても、それは必ずここに居る。どうせ居るなら私は向き合って生きたいの。その生き方が、周囲から見ると非常識で、親不孝で、汚いものだったとしても、それがいいと思うの。楽に幸せになれる道があるのは分かってるけど、私はこれと向き合わないと本当の幸せはない。そう思っているの。 

不器用だね、ごめんね。

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