企画は考える時間ではなく、考える回数だ
「企画は考える時間ではなく、考える回数だ」
これは、サラリーマン経営企画室時代、尊敬する役員の執務室で聞いた言葉です。今でも、ずっと頭の中にあり、意識しています。その言葉を自分なりに解釈して皆さんにお伝えしたいと思います。
まずは、企画という言葉を辞書で調べてみました。
”実現すべき物事の内容を考え、その実現に向けての計画を立てること。立案すること。また、その計画や案”
(三省堂 大辞林より)
企画は、何をするかを考えることからであり、アイデアを出すことから始まります。ではアイデアについては、この言葉がしっくりきます。
”アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない”
(ジェームス・ウェブ・ヤング)
学生時代、図形問題でいくら考えても回答を導きだせず諦めていたところ、お風呂でくつろいでいる時、ふと天から降りてくるような体験をみなさんもしたことはないでしょうか。
それは、問題用紙を見ていなくても、頭の中で、そのイメージ残像があり無意識に脳で考えていて、図形に一本補助線を引き回答を導き出しているのでしょう。
頭にイメージを残すのは、習慣とよく似ています。
1日に70分運動するのと、1日10分を1週間続けるのとでは後者の方が習慣化しやすいのは明らかです。
また、人の集中力は、15分、30分、90分とも言われているように限界があります。
つまり、言いたいことは、頭の中に「〇〇〇を考える」という習慣づけをさせる、考える回数を増やすことが大切なんだということです。
机にかじりついていても、かじりついていなくとも頭の中では既存の要素の組み合わせ作業をしています。モヤモヤした頭で長く考えるのではなく、時間を切っては違うことをしたりリフレッシュしたりする方が心と身体にもよいので、時間ではなく回数を意識して取り組んでみる、一度試してみてください。
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