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産後マタニティブルーになった話

妊娠中に友人からもよく聞いていた産後になるマタニティブルー。実際に私も出産して5日あたりから情緒が不安定になり、予期不安で涙が止まらなくなる症状が出てきました。

自分が初めての出産で経験した、この産後のマタニティブルー時期のことについて話したいと思います。


①マタニティブルーとは何か

マタニティブルー(マタニティブルーズともいう)は出産後の約3割から5割の人が経験するらしく、産後のホルモン(エストロゲン)の低下などの内分泌環境の変化により症状が現れると考えられています。産後約数日から2週間程の間に、ふいに涙が止まらない、イライラが募る、不安による落込み、眠れない等の情緒が不安定な状態になります。
大抵はホルモン変動が落ち着くため一過性のものであり、自然に気持ちが落ち着いていくものであると認識してもらえばと思います。私も大体2週間程度で落ち着きました。これが長引くと産後鬱の状態に移行することがあります。

②マタニティブルー時期の経験談(入院中)

私がマタニティブルーだと感じたきっかけは入院生活5日目に夫に退院後の育児に関して、私の両親と上手くやっていけるかという予期不安が募り、涙が止まらない、眠れないといった症状が出てきたことでした。次の日から食欲もなくなり、笑顔がなくなり、夜になると一人になる為、余計に不安事を考えては涙が止まらないといった感じでした。
元々、自分自身が真面目なタイプで、ストレスに弱いこともあり、妊娠中から産後にマタニティブルーになるだろうなぁとは感じていました。そんな性格だからマタニティブルーから産後鬱状態になるんじゃないかなという予期不安もあって、入院時はそんな感情がぐちゃぐちゃな状態でした。

③マタニティブルー時期の経験談(退院後)

退院し、実家での育児生活が始まりました。退院後初日の実家での育児は、子供のちょっとした泣き声等で目覚めてしまい、また子供も中々寝付かない等があり、ほぼ睡眠がとれない状況になりました。
また、母乳とミルクの混合で育てていましたが、母乳量が分からないため、追いミルクをしても泣き止まない等、何で泣いているのか分からず精神的に参っていました。初めての育児で分からないことだらけでストレスが募り、家族にもイライラをぶつけてしまったり、家族の不意な発言で涙が止まりませんでした。
特に涙が止まらなかったのは夜間授乳のときです。退院後、胸に湿疹ができた為に手搾乳でしばらくやっていましたが、時間が毎回1時間以上かかり、胸が熱を帯びパンパンに腫れていた為(乳腺炎なりかけ)、睡眠もろくに取れない状況で疲労困憊でした。

こんな状況がいつまで続くんだろうという不安で夜間の授乳は泣きながら搾乳、、、乳が出ないわけでもないからミルクにするには諦めたくないという気持ちと、ミルクにしたら直母で飲ませていた嬉しかった経験がもう出来ないのではないかということに悲しさが募り涙が止まりませんでした。

④マタニティブルー時期のちょっとした対処方法

《大いに涙を流して泣いた》
もうホルモン変動が低下して情緒不安定なんだから、泣きたい時は泣こうと割り切ってました。夫、家族、助産師さんの前でも恥じらい捨てて号泣し、逆に疲れてよく寝れた時もありました(笑)感情を堪えることがあんまりできない性分なので対処法でも無いかもしれない、、、

《便利なベビー用品に頼る》
退院後、母乳とミルクの混合で悩むのが実際にどれくらい出てるか分からなくてミルクをどれだけ足したらいいかとか分からず、体重も増えてるのかどうか気になっていました。それが私的に結構ストレスだったので、ベビースケールを購入しました。要らなくなったらメルカリで売ればいいやと思い、レンタルでなく新品を購入。生後1ヶ月経った今でも使用してますが、母乳量や体重がわかるのは個人的にだいぶ気が楽になりました!
他にも電動搾乳機や電動ポットの購入で夜間授乳時間削減で睡眠時間を確保したり、授乳時の乳首の痛み軽減のため保護器を使用、寝付かない時の為におしゃぶりを使うなど便利グッズを駆使したことでだいぶ育児のコツが掴めてきた気がします。(アマプラ会員で本当に良かった、、、)

《ママリのアプリをダウンロード》 
妊娠初期の時にちょっと利用してたママリ。産後に使用して自分と同じ悩みを抱えている人の質問や先輩ママのアドバイスに助けられました。ちょっとした支えにもなりました。

《産後ケアの活用》
私は県外の産院でしたのですぐには活用できませんでしたが、自治体によっては産院での入院日数を増やしたりして体を休める期間が延びるので活用した方がいいと思いました。

《友人の先輩ママに悩みを打ち明ける》
LINEで親しい友人の先輩ママにマタニティブルーであることを相談し、色々とアドバイスや励ましてもらいました。本当に有り難かったのと、自分だけでなくみんな同じ経験をしてるんだと気が楽になりました。

《家族に甘える》
私の場合、弟と割と気が合うので一人暮らししてましたが、マタニティブルー時期の時だけ実家に帰ってきてほしいとお願いしました。弟と他愛もない話や悩みを打ち明けて聞いてくれるだけでもだいぶ助けられていました。 
家事に関してはノータッチ。産後の傷口の痛み等もありなかなか思うように動けなかったので家族に甘えました。

約1ヶ月前の自分のことを振り返ってみると、ただ本当に必死だったなぁと。初めての育児がこんなにも大変なんだと痛感するのと同時に、育てられるかの不安とかもありましたが、なんとかなるものだと今の自分からは言えるのかなぁ、、、

授乳中の必死におっぱいに吸い付く横顔やラッコ抱きして胸の上で寝ている我が子の寝顔はほんの僅かな期間でしか味わえない貴重な時期なんだと思うと、本当に愛おしく思います。

このマタニティブルーの時期の出来事も今思い返すと育児の中でいい経験でした。

これからの育児も様々な困難があると思うけど、一つづつ乗り越えれたらいいな。

それでは〜

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