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春分の日

もしもあなたが、占星術を嗜む者なら
きっとこう思うだろう
「今回の春分の配置は、えげつないなあ」

私はまだ、占星術を学んで2年と少し経っただけの若輩者だから
占星術師として迎える春分も、まだ3回目でしかない
星を学ぶ者にとって春分は、暦の上での正月に似ている
1年の星のサイクルが終わり、また新しいサイクルが始まる
過去2回は、何となくすがすがしい気持ちで迎えた春分だけれど
今年のそれはなんとも気味が悪い

災害に備えよ、という人もいる。
確かに残念ながら、東日本大震災と似た配置が見られるのも事実である。
原子力に関する何かかもしれない、とも言う。
動くのは、プルトニウムと名前を共にする冥王星プルートにちなんだ考えである。
もしくは、経済的なものである、という人もいる。
アメリカの銀行破綻が、すでに該当するという人も。
もしくは、ここ数週間で目覚ましく発達し、今なお成長を続けるAIビッグバンがまさにそれであるという人もいる。

星は、面白い。
起きている出来事に対して、様々なライトの当て方を提案してくれる。
今あげた中に、正解はあるのかもしれないし、ないのかもしれない。
少なくとも、星にとらわれて、我を忘れたような考えだけはしたくないのだけれど
それでも私は、一応、念のため
ローリングストックを、見直すのであった。


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