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東北と共にある。 -後編-

2014年に、宮城で開催されたGLAY EXPOへ行った話の続きになります。

※前の話はコチラから。



次の日は地元へ戻る前に、石巻へ行きました。


駅前から、津波のあった海沿いへ歩いてみようと思ったら、

地元のタクシー運転手の方が「案内するから乗りな」と快く連れて行ってくださいました。


「この辺はねぇ、少しキレイになったほうなんだよ。ここもあっちも全部全部、人が住んでいて、家があったんだ。」

と説明を受けながら目線を向けた先には何もない更地。


ニュースや新聞などでも目にした「がんばろう!石巻」の看板や、

津波到達高さを示すポールを見たり、

津波からの火事で焼けてしまった門脇小学校も連れて行ってくださいました。

小学校の校門があったであろう部分に、小さな黄色い花が一生懸命咲いていたのが印象的でした。


タクシーを降り、市街地を歩いたあと、「石巻まちなか復興マルシェ」にもお邪魔しました。


驚いたのが、マルシェで働く方々がとても元気だったこと。

…いや、元気なわけないですよねきっと。

でも、皆さん笑顔が素敵で、

明るい声で地元の特産品や工芸品などをおすすめしてくださいました。


フードコート内には、震災時の写真の展示などもされていて、

当時の被害の状況も知ることが出来、

先程見てきた景色と比べると、地元の皆さんが復興に向けどれだけ力を注いできたのかということがよくわかりました。

※石巻まちなか復興マルシェは平成26年11月30日(日)に営業を終了されたそうです。


いろいろ見て買い物をする中で、少し味見をさせてもらった、石巻の塩蔵わかめ。

身が厚くて食べごたえがあり、とても美味しかったので買って帰りました!

さっと湯通しして、生姜醤油で食べたらすごく美味しい!感動の味!

これは地元でしか買えない味だと思うので、また行きたいなぁと思います。


書くの忘れていましたが、ライブ後にも打ち上げということで

仙台市内の居酒屋で食事をしました。(ここは炙り金華さばがめちゃくちゃ美味しかった!!!)

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こんな飲食街もあって、あちらこちらにGLAYERの姿が!

私の地元も、海産物は美味しい地域なのですが、

本当に東北の物も美味しい。あと地酒も。

秋田や岩手など、他の東北の地のお酒もバンバンいただいてきましたよ。



GLAY EXPO 2014の経済波及効果は54億円(電通総研調べ)だそう。

私も少しは貢献できたかなぁ。


震災当時、私の住む地域は

東北や関東方面とは違い、大きな被害がなかったため、

そういった地域に住む人達に、たくさん元気な力をわけてほしいと発信もされていました。


自分の出来る範囲でしか出来なかったかもしれない。

でも宮城の人たちは、

こんなGLAYERの私達を本当に暖かく迎えてくださいました。

ライブももちろん大きな思い出なんですが、

このEXPOを通して、力強く復興を進める皆さんの笑顔に、

逆に勇気や元気をもらってしまった。


9月20日が来る度に、思い出すんです。

そして忘れてはいけないんだと思うんです。復興は続けていかなくては。

くり返す日々は 続いてゆく

んです。



【今日の1曲】

「BELOVED」

1996.8.7リリース 9枚目のシングル

こちらはGLAY EXPOの1番最後に、GLAYと観客みんなで歌いました。

やがて来る それぞれの交差点を
迷いの中 立ち止まるけど
それでも 人はまた歩き出す



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