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流れ行くもの、瞬間と永遠、ライモンシティ

 最近、ポケモンBWの『ライモンシティ』のbgmを狂ったように聞いている。今日も朝起きてすぐに流し始めて、ひとしきり踊った後にシャワーを浴びるなどした。

 娯楽の街というテーマ性に合った浮かれたリズムとこの絶妙なループの短さがとてもいい。途切れることなく、時間を忘れて音楽に没頭することができる。いい意味で曲の展開が平坦だからこそなせる業だろう。
 この感覚はノリの良いジャズを聴いている時に近い。歌ものやクラシック音楽とは違う。曲の構成が明確なものは始まりと終わりがはっきりしすぎていてたまに疲れてしまう。過去と未来が生じると考えることが増えるから。
 その点、これから始まる夜への一抹の期待と哀愁を孕んだこの夕陽の光景は非常に優し気だ。私も永遠にこの場所に留まっていたいと思ってしまいすらする。

 まあ、そんな事は出来ないし良くもないことは分かっていますけどね。『サクラノ刻』で『本間小鈴』さんも言っているように、人も世界も過ぎ行くからこそ美しいのだと思いますし、止まってしまったら死体と見分けがつかなくなってしまうでしょう。
 生きたいのであれば流れていくしかない。生生流転、覆水盆に返らず。エントロピーは常に増大を続けていく。
 まあ、難しい言葉をそれらしく並べましたが、要するに言いたいのは「ライモンシティのBGMめっちゃいい」って言う事です。ポケモンBWリメイクの噂もまことしやかにささやかれていますし、今のうちに懐かしのBGMを聞き直して気合を入れ直しておくのはいかがですか。
 馬鹿みたいにレートに潜っていた頃の記憶を取り戻して発狂するかもしれませんけど。ちなみ私はキングドラがハイドロポンプを外して負けた試合の事を思い出して、少しイラっとしてしまいました。

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