金稼ぎと蒐集の祭典『バレットフィリア達の闇市場』で狂ったように遊べ
ストーリーを終えたら、あとはゆっくりカードを集めよ…とか思ってたらいつの間にか全実績を開放させていました。こんなに過集中してSTGやったの久しぶりだな…ってくらい。ムキになってやりつづけてしまった、とも言う。頭痛と肩こりが酷くなるまでやってはいけない(戒め)。
『バレットフィリア達の闇市場』はコミックマーケット100という節目の回に突如リリースが報じられました。ZUNさんはいつも急。
前作の『東方虹龍洞』で出回った「アビリティカード」を巡る後日談。「弾貨」と呼ばれる不正通貨で取引が行われている闇市場が舞台となっています。市場を介さない不正(に見える)取引…現在の我々が忌み嫌う転売市場とも重なる部分もあり、それをいまC100という場で発表するという含みのあるストーリーがすごく良い。
魔法陣とアビリティカードを駆使して金を稼げ
通常の1~6面を通してプレイするタイプと違い、ステージをひとつずつクリアしていくタイプ。
出てくる敵はランダムだし、弾幕はかなーり量が多く、初めてすぐのころは成すすべなく雑魚敵にもやられてしまう。
だが本作の魔法陣システムにより、このゲームは敵を倒すSTGから、敵弾を利用して強くなる中毒性の高いゲームへと変貌する。
この魔法陣の特徴は、敵弾に触れると弾貨を生成することにある。それによって画面を覆いつくす恐ろしい敵弾がカネと化す。弾貨を稼いで何をするの?もちろん、ショッピングだ。
アビリティカードはショットの能力強化、魔法陣の性能強化や他東方キャラの能力をモチーフにした特殊スキルと幅広い。前作では一回の市場で1枚しか手に入れられなかったが、今作は闇市場なので、一度の買い物で最大3枚まで取得可能だ。裏取引ならではの豪遊!
手にした弾貨で魔理沙自身の能力or魔法陣の性能を上げて、次のWaveでさらに弾貨稼ぐ…その繰り返しで能力モリモリになった魔理沙でステージボスをぶっ倒す!
…まぁ実際は難易度高めな弾幕に何度もボコボコにされるし、市場に出るカードはランダムなので、思ったように強くはできないのだけど。
敵の配置もランダムだし、闇市場のランダムなカードの並びに一喜一憂し、1ステージにかかる時間が短いので「次こそは」とついリプレイしたくなる。この中毒性はローグライト的で、プレイ中はまさにバレットフィリア<弾幕狂>と化す、気づいたら何時間もプレイしてしまうタイプでした。
弾幕の難易度自体は高いものの、アビリティカードを駆使して何度も繰り返すことでクリアできる絶妙な難易度設定でした。一応攻略っぽいことを言うと、STGの基本スキル「切り返し」がいつもの作品以上に重要と感じました。弾避けしながら弾貨を回収する必要があるので無意識化でも切り返しできるよう手に覚えさせると、クリアは早いと思います。
ストーリーも収集癖を持つ霧雨魔理沙が主人公だからこそって感じで、終わり方もすごく良かったです(ネタバレ回避のための小学生並感想)
前作とともに、妖怪の山関連の掘り下げが非常に多く、幻想郷を深く知れるような次回作が出てくれたらうれしいですね。
ではまた。
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