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大地に反逆しようとした「山」のお話【アークナイツ備忘録#4】
アークナイツメインストーリー7章を読み終えました。やっぱり面白い。
6章終盤、ウルサス帝国の都市の一つにして序章~1章の舞台だったチェルノボーグが龍門へ特攻をかけていることが判明。序章から戦い続けてきたレユニオンのリーダー・タルラの真の目的は、この都市特攻だったのだ。アーミヤ…ロドスはこの暴挙を止めるため、再びチェルノボーグへ向かうことになる。
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みんな働きっぱなしじゃないっすか…?
移動し続ける都市に忍び込むため、潜入作戦を実行するロドス陣営。緊迫した状況だけど、キャラそれぞれの掛け合いが結構面白い。
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お気楽系パイロットにタジタジのドーベルマン教官という珍しい姿も見れる。
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ちなみにここはCV:佐倉綾音のカッコいい騎士がなんか光ってるシーン。
アニメで見たいよだろそんなん。
ただ一人、残酷に逆らおうとした男の話
7章では、6章でボスだったフロストノヴァの育ての父であるパトリオットがボスとして立ちはだかる。この男が本当にカッコいいんですよ。
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生まれ故郷を去ったのち、一度はウルサスの軍人として身を置くも、ウルサス軍の感染者に対する蛮行に憤慨し、軍を離れこれを逆に殺して回る遊撃隊を編成。そののちレユニオンに加入するという長い来歴を持つ。出で立ちも性格も武人然としていて、直属以外のレユニオン構成員から「大旦那」と畏敬される存在。
それでありながら、幼少期のフロストノヴァを助け、娘として育てる一面も。たびたび回想が挟まり、幼少期のフロストノヴァの純真さにこの男はいつも泣いていた。さらにウルサスで軍人をしていた時代の回想では、息子の友人が詠ん詩のだから、相当に感傷的な部分のある男として描かれている。
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生き長らえてしまった男の悔恨が伺える。
彼は長命で200年以上生きたらしいが、
その長さで幾多の命を背負ってしまう彼の誠実さは、見ているこちらの心が痛む。
所属を変えながら、戦場で闘い続けた彼は、常に死んでいった戦士達と助けられなかった人々を背負ってきた。不公平で不条理な死を蔓延させるテラという大地と、それを良しとする一部の人間たちへの怒り。それがまた彼を戦場へと駆り立てる。
誰よりも優しい性格で、大地という運命に抗う強さを持ちえた戦士。まるで山のような大きな愛と険しさを兼ね備えた存在、それが愛国者。
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ケルシーと彼は過去に会っている。
(そのあたりは他のエピソードで語られてるのかな?)
彼がもっと早くロドスの陣営に出会っていたら…協力する未来もあったかもしれない、と思うと本当につらい。
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彼の最期は、アーミヤのアーツによってもたらされた。その際アーミヤは彼を想い、幻覚を見せる効果のあるアーツを放った。だが、彼は「慰めは不要」と。最期まで戦士としてあり続ける姿は雄々しかった。
慰めなど必要は無い、私は幸せになるべきではない――。戦士としての姿は非常にカッコいいけれど、「幸福にはなれない」と自分で決めつけてしまった…その運命には逆らおうとしなかった、とも取れなくもなかった。
最初は「アーミヤはなんだかんだまだ子供で、大人の男の矜持は理解できないんだろうなー」とも思っていたけど、同時に、この男の最期くらいは幸せな夢が傍にあって欲しいと願ってしまう。
パトリオットは「私の結末は、他人に、与えられるべき、ものではない!」とも言っており、それも痛いほど分かるけど、あんたほどの人間が最期くらい幸せな夢を見れなきゃ、この世界は残酷なままだよ…!
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長きに渡る戦いは、更なる謎を残して終わり、最後の局面へと加速する。
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サイドストーリー読んでないと分からない話が出てきたり、さも既出の単語のようにヌルっと単語や人名が出てきて読むのに苦労する部分も多いけど、やっぱりアークナイツ面白いし、ゲーム部分も楽しいです。ぜひとも7章もアニメ化もしてほしいな…。
7章はパトリオット関連以外にもカッコいい場面が目白押しだった。
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7章ではロスモンティスという子供のエリートオペレーターが出るのだが、
その子が戦うことへのドクターの反応がなんというか…「ラノベ主人公っぽい反応」で
違和感がちょっとあった。
お前それ言ったらアーミヤも対して年齢変わんないし、ここはもう戦場だろうが!っていう。
…まぁ記憶を失った状態で目覚めて2週間なんだよね、このドクター…。普通と言えばそうなのか。
アニメのCV:甲斐田ゆき中性ボイスドクターに慣れてしまったから、ゲーム内の「男っぽい」テキストに自分の中で齟齬が出てしまっているのかもしれない。
関連して、メインストーリーの裏で起きていた惨事がドラマCDになっていて、こちらも非常に重たくも良いシナリオだった。声優さんってやっぱすげぇ…と実感。
16日現在、高難度イベやっててそれ以外は割と虚無期間っぽいので、ついに8章にいけそうです。
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