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祖国を取り戻したくば、ユニオンせよ

今日はニンテンドーswitchで3月5日から配信開始された『ユグドラ・ユニオン』ダイレクトマーケティングをする。

ユグドラ・ユニオンはゲームボーイアドバンス専用ソフトとして発売されたのち、ボイス等が追加されたPSP版が発売され、なんの因果か去年(2019年)にスマホ版が発売された。そして、ついにswitchというニンテンドーの最新機種へ帰ってきたわけだ。

ジャンルはシミュレーションRPG。ファイアーエムブレムと同じユニットを駒のように動かして戦うやつだ。普通のとは違い、ユニオンシステムという特殊な戦闘システムを採用している。この唯一無二ともいえるシステムがユグドラユニオンが長く隠れた名作として語り継がれた要因ともいえる。

戦いは数だよ兄貴!

画像1

戦闘は1ターンに一度だけ。そのかわり攻撃する自キャラに設定されているフォーメーション内に味方キャラを収めるとユニオンが編成され、戦闘に参加する。上の画像では味方が3人収まっている。相手も同様にユニオンが組まれている(ここでは2人)。このシステムで重要なのは、ユニオンしている数の少ない敵を狙い、かつこちらが多くのユニオンを組むようにすることだ。
上の画像では敵側が先頭に出るユニットの頭数が足りずにテイコク兵が連戦するハメになっている。更に連戦するユニットは、戦力をそがれた状態で戦うペナルティが発生する。

このゲームの面白い所はここにある。「どの敵から狙い、どう陣形を組むか」戦略を練り、陣形が上手くハマって敵を蹂躙できた時の快感は最高だ。


BGMがめっちゃ良い

戦闘BGMはRPGゲームにとってキモだと個人的に思っているが、このゲームはなんと味方キャラ全員に個別の戦闘BGMがあるのだ。これがまたどれもめっちゃくちゃカッコいいキャラのイメージにピッタリ合っている
ちなみにスマホ版、switch版ではGBA版、PSP版、アレンジ版の3種類から自由に変更できる嬉しい、とてもうれしい仕様となっている(自分はGBA版が大好きなので実装してくれたことにむせび泣いた)。


ストーリーは王道

安定した時代を築き上げてきた神々の血を受け継いだ王家の一族が治めるファンタジニア王国。
しかしファンタジニア王国は新生ブロンキア帝国の侵攻を受け、陥落してしまう。
そんな中、落ち延びた一人の少女、ユグドラは
王国最後の希望を手に、大陸南端の辺境の地へと
たどり着き少年・盗賊王ミラノと巡り逢う。
ユグドラの祖国解放の戦いがその出会いから幕を開ける……

公式サイトから抜粋。
割とよくある……というかほぼほぼファイアーなエムブレム。しかし戦闘システムが複雑なので、ストーリーはこれくらい王道な方が負担が少なくて良いかなとは思ってる。
それでも可愛いキャラデザに似合わず、意外とシビアな展開も多い。戦争だもんね……。


そのほかめっちゃ遊びやすくなってる

・巻き戻し機能追加(戦闘を行うまでは好きなだけ行動を戻せる)
・オートセーブ機能追加
・会話ログ機能追加
・EASYモード追加
・戦闘スピード調整機能(最大5倍速)
・画面タッチのみでも遊ぶことが可能

数多く移植を挟み、開発スタッフさんの尽力もあってどんどん遊びやすくなる機能が追加されていった。プレイ済みのユーザーでも楽しめるよう裏技も仕込んである徹底ぶりだ。ここまで愛されているゲームはなかなか無いだろう。


最初はとっつきにくいシステムだが、なんとなくやっていくうちに理解して面白くなっていくゲームなのでとにかくみんなにやってほしい。ダウンロウドしてファンタジニア王国を救ってくれ。

ここだけの話だが、ある場所で特定の条件を満たすと、ヒロインのユグドラの沐浴(つまりお風呂)シーンのイラストが見られるぞ。

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