マガジンのカバー画像

ビジュアルファシリテーション最前線!

97
商品企画やデザインの現場で、革新的な視覚化メソッドを実施しているグラグリッドによる実践マガジン! グラフィックレコーディング、グラフィックファシリテーションを含む『ビジュアルファ…
運営しているクリエイター

#グラフィックレコーディング

ノウハウがぎっしり!グラレコの知見・歴史・考察がつまった15本の記事まとめ

2020年前後から、SNSやメディアでの発信により、グラフィックレコーディングを知るきっかけが増え、プロジェクトでグラフィックレコーディングを取り入れる企業や、取り組む人の輪が広がりました。 爆発的に広まったことで、グラフィックレコーディングの捉え方や、描くことの意味も多様化しています。 これまでグラグリッドで発信した記事や、寄稿記事を元に、改めて描くことの意味や、グラフィックレコーディングが持つ力、凄さに触れていきたいと思います。 ※本記事は、過去発信したnoteのまとめ

探究型学習のエンジンになるノートを目指して!みんながアーティストになる『ノート学フェス』(前編)

2022年、6月中旬のある晴れた日。 新宿区立落合第六小学校の体育館に、3年生~6年生の全員が集まりました。コロナ禍になって以来、なんと、2年ぶりの全員集合の日! 児童たちも、先生も、ワクワクがとまりません。 そんな熱量をうけて、「ノート学フェス」いよいよ開幕です! ノート学5年目の壁~「正しさを求めてしまう姿勢」「授業環境の変化」~「ノート学フェス」開催の3か月前、2022年3月。 新宿区落合第六小学校の先生方と、私たちで5年目の「ノート学」の作戦会議が行われました。

探究型学習のエンジンになるノートを目指して!みんながアーティストになる『ノート学フェス』(後編)

前編にて、身体いっぱいに線や図形を描き、もりあがってきたノート学フェス。次はいよいよ、新たなノートに挑戦です! ※記事前編はこちら! ③新たなノートに挑戦だ~「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」今回は「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」という、変わり種ノートに挑戦です。やってみたいノートにレッツゴー! 児童たちは、思い思いに挑戦したいノートの場所へ移動します。 その後、みんなで短いストーリーを聞いて、ノートを書いてみます! それぞれが、

「ビジュアル思考大全」ってどんな本?

こんにんちは、三澤直加です。 このたび、2021年2月10日に「ビジュアル思考大全」を翔泳社より出版させていただきました。 この本は絵本であり、ビジネス書であり、ファシリテーション本であり、自己啓発本であり、創造工学の本でもあります。では一体どんな内容なのか?ざっくり伝えられるように、チラ見せでご紹介していきたいと思います。(この記事のために描き下ろした図もあります。) 8つの「思考」をビジュアルで活性化する方法を解説この本は8つの思考別に章立てされています。「らくがき」

グラレコ配信で「ライブ感」を演出する3つの工夫 〜オンラインイベントを盛り上げよう〜

会場に足を運ばず全国各地から参加できる、オンラインのイベントや研修、ワークショップが増えてきました。グラグリッドでも、オンライン配信でのグラフィックレコーディング(グラレコ)実施についてのご相談が増えています。 本記事では、どのようにオンラインイベントでグラフィックレコーディングを取り入れたのか解説し、みなさんがどのようなことに悩んでいるのか、よくあるご質問にお答えしていきます。 コロナによる環境の変化 オンライン開催でも「ライブ感」を演出したい登壇者も参加者も、離れた場

「グラレコってこんな効果も出せるの?」気づいて選べる、ビジュアライズ9カード

こんにちは、沼野です。 リモートワークが推奨され始めた中、遠隔ならではの『皆が共に見て、考えられるようにする』方法の必要性が高まり、様々なツールのTIPSがあがっているように感じています。弊社でもこんなnoteを書きました。 共通で見る・見えるようにしていくことや、ファシリテーションについては、私たちが得意とするところでもあります。 以前グラグリッドでは以前グラグリッドでは「ビジュアルファシリテーションが活用される領域と役割」という研究を行っていました。 ※2018年の日

ナレッジマネージメントを促進させる「ビジュアライジング」とは?  〜SECIモデルとの対応〜

組織がもっとクリエイティブになるために。 たくさんの知見を、組織で活かしていく「ナレッジマネージメント」(組織的知識創造)という方法があります。 このナレッジマネージメントにおいて、知を循環させる活動に「ビジュアライジング(視覚化活動)」が貢献できるのではないか?という仮説のもと、その構造としくみについて、2019年11月のデザインシンポジウムで、発表してきましたのでご報告します! 視覚化メソッドが注目される背景にあったのは 組織の創造的活動の活発化 昨今、ビジネスシーン

「事業を創る、ビジュアルファシリテーション会議」の作り方~グラグリ流、会議のための会議って?~

こんにちは。和田です。 グラグリッドでは、事業を創るビジュアルファシリテーションのご相談を多くいただきます。 ・テストマーケティングを目指して、商品のコンセプトを策定したい ・経営会議で、事業の継続/ピボット/撤退の判断を行いたい ・社運のかかった、事業部横断での新プロジェクト。チームのビジョンを策定したい …などなど、いずれも会議の成果が、クライアントの事業に直結するものばかり。ビジュアルファシリテーターは、会議の成果にコミットする、大事な役割です。 私たちはこうした

「プロのグラフィッカーの、本気の準備」をレポします。

11月下旬のグラグリッド。 Designship2019でのビジュアルシンキングチームの活動に加えて、複数のプロジェクトが同時並行的に走っており、ワークショップ本番が続いています。 そんなワークショップ本番続きの日々で、表からは見えづらいけれど、とても大事なのがロジ周り。 今日も、小野が3プロジェクトのロジまわりの整備と発送をしていました。 その様子は、とてもエクセレント♡ グラフィッカーは「描いたもの」に注目がどうしても集まりがちですが。 今日は、準備という工程に注目し

Designship ビジュアルシンキングチームをご紹介します!~グラレコを活かして皆が物語を味わう場を育む!~

11/23(土)、11/24(日)、東京国際フォーラムで行われる、日本最大級のデザインカンファレンス Designship 。 「創造的な、新しい仕組みづくりをしていく"デザイン"の現場を育み、創り出していきたい!」。そんな思いから、グラグリッドは、2018年に続き、Designshipにビジュアルシンキングパートナーとして協賛・参画します! 先日、Designship運営事務局さんの記事で、私たちのビジュアルシンキングパートナーとしてのグラレコを活かした活動について紹介を

「描くこと」がつなぐこと~激動の時代の「大人」の葛藤と、未来を構想するために大事な「子ども」の感覚(後編)

「これまでのやり方が通じない激動の時代の中で、私たちはどうやって未来を構想してゆけばよいんだろう?」 企業、行政、教育等、多くの組織の方が危機感を感じ、悩んでいます。 前編では、この危機感に対して、未来を構想をしていくときに大事な要素の一つである、「子ども」の感覚~解釈の多様さや意味の広がりを受け入れること、解放、身体性~について、解説していきました。 この後編では、未来を構想してゆくための ・大人と子どもの感覚の「橋渡し」をすることについての、私たちの発見 ・自分を描き

えがっきー体験ワークショップ 「本心が見えたかも?」

現在、クラウドファンディングを実施中の“自分を描き出すリフレクションツール” 「えがっきー」。その体験版を使ってみることができるワークショップを、この夏に行いました。 ・新しい自分が見つかりそう! ・かまえず、気軽に取り組める! ・チームのビジョンをまとめるために利用してみたい! 嬉しいことに、こんな反響をいただいています。実際、どのような体験会だったのか、ご紹介します。 50人が体験した未知のツール「えがっきー」 「自分を描き出すリフレクションツールが体験できま

激動の時代の「大人」の葛藤と、未来を構想するために大事な「子ども」の感覚(前編)

激動する時代の「未来の描き方」-Draw our Future! 2019- のイベントが終わって1か月。 私たちグラグリッドがこれまで現場の最前線で積み重ねて見えてきた「こんな未来の描き方があると思う!」という提案を、様々な方に受け取っていただき、そして新たなつながりが生まれていったことを、本当に嬉しく思っています。 参加してくださった方一人一人の、思いや声。 私たちも一つずつ受け取って、丁寧に解釈をしてきました。少し時間はかかりましたが、私たちの中でも未来を構想してゆく

クラウドファンディングに挑戦!自分を描き出すリフレクションツール「えがっきー」

ついに、始まりました! 自分を描き出すリフレクションツール「えがっきー」のクラウドファンディング。 これまで、試行錯誤の上ようやくプロトタイプになったこのツールを、ぜひ、多くの人のもとに届けたい!その思いを胸に。 はじめてのクラウドファンディングに挑戦することにしました。 9月1日から12月20日の約3ヶ月、支援者を募り、商品化の糸口を見つけ、編んでいく旅が始まります。 えがっきーってどんなもの? えがっきーは、問いが書かれた複数枚の「シンキングシート」に、一つ一つ答