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【愛着障害】アルバムがないことは可哀そうなのか

高校生の頃、友達と幼少期の頃と顔が変わってるかどうかの話になったことがある。その流れで幼少期の写真の話になった。
友達は3人兄弟の長女で、各人それぞれ幼少期からのアルバムが一人一冊あると言っていた。
一人ずつアルバムにするなんて、友達はご両親から甘やかされてるんだな。
普通、アルバムなんて作らないでしょ。と高校生の私は思った。

私にアルバムはもちろんない。
両親がポラロイドカメラで撮った写真が十数枚はあるが、
アルバムを作るには程遠い枚数しか持ってない。

アルバムがないことをその友達に言うと驚いていた。
そして家でお母さんにそのことを言ったらしく、友達のお母さんから心配されたことがある。

アルバムくらいで大げさな。と思っていたけど、
一般的に健全な家庭では子供の成長が嬉しいし、家族の思い出があってそれを写真にとってアルバムを作っている家庭が多いことを知って驚いた。
高校生の頃の友達が珍しいのではなく、一般的にはアルバムがあるのが普通
だった。(私の周囲調べなので狭い範囲だけど)

だから友達のお母さんは高校生頃の私を心配していたのか。
最近になって合点がいった。
それまでアルバムがないくらいで可哀そうに思うなんて何なんだ。
馬鹿にしてるのか。と内心思っていた。

その他にも、七五三やひな祭りなど子供の成長を祝うような行事は全くしてもらったことがなかった。
(クリスマスと誕生日は辛うじて祝われていたけど)
最近職場でひな祭りの話になったときに、今でも実家ではひな祭りにひな人形を飾ってくれる、と言っている先輩がいて驚いた。

世間の親御さんはこんなにも子供の成長を祝っているのだね。

今さらひな祭りを祝いたい、という気持ちはない。
でも、世間で盛り上がっている行事を自分も楽しんでみたいという気持ちがここ数年芽生えてくるようになった。

そして昨年人生で初めて、クリスマスツリーを買って飾ってみた。
今まで全くクリスマスツリーやクリスマスの飾りつけなどに興味がなかったけど、実際に飾ってみるとなんというか、すごく良かった。
行事ごとが好きな人の気持ちが少しだけ分かった気がする。

これからもっといろんなことをしてみたい。

お読みいただきありがとうございました。


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