ワーケーションってアリなのか検証してみる
フリーになって3年が経ち、今年はコロナ禍もあって、ほぼ在宅で仕事。土日も近隣で過ごし、夏らしいことを何一つせずに終わりかけていたので、ワーケーションでもしてみるかということで、友人と家族合計4人で空いてそうな北海道に行ってきた。
ANAの成田-新千歳の便がほとんどLCCと変わらない値段だったので、予定の1ヶ月前に予約した。数日後に成田発の便が全てキャンセルになり、1.5倍ほど高い羽田発の便に差額無しで振替ができた。
空港は混んでいなかったが、飛行機は往路・復路ともに8割程度埋まっていた。航空会社側も減便や機体を席数が少ないものに変えている影響もあるように思う。実際、帰りの便は当初よりも小さな機体に変更したというアナウンスがあった。
籠もれるホテル
今回泊まったのは星野リゾートトマムのリゾナーレ。都民なのでGoToトラベルのキャンペーンは使えないが、安く宿泊できるルートで予約することができたので、現地で合流した友人と共に思い切って4人用スイートルームに宿泊した。
さすがスイートルームだけあって、室内は100平米と広い。寝室も二つに分かれていた。滞在中は後述するラウンジも含めて4人それぞれのんびり過ごすことができた。
星野リゾートトマムはザ・タワーとリゾナーレの二つのホテルに分かれていて、リゾナーレのほうが静かに過ごせるそう。実際、タワーの方がファミリー層が多く、リゾナーレは夫婦・カップルが多かった印象がある。
木曜から日曜までの旅程の前半はワーケーションのworkメインということで、施設内で主に過ごした。
リゾナーレの一階には24時間使えるラウンジがある。椅子は長時間の使用を前提としたものではないけれど、電源、Wi-Fi、ソフトドリンク完備とワーキングスペースとしては申し分ない環境だ。ノイズキャンセル機能のついたイヤフォンを使って、集中して作業していた。スペース内は静かで、とくに仕事の邪魔になる要素もない。
強いて言えば、顔を上げたときの景色がバケーションすぎて、「もう、このへんで切り上げて遊びに行かない?」と内なる自分からの囁きに抗うのが大変だったことぐらいだろうか。あとはハエが北海道はやたらデカい。
都内よりもコロナ対策がしっかりした食事
食事は施設内にさまざまなレストランがあり、換気や席の間隔などコロナ対策も十分に対策がとられている。また、施設の外にも居酒屋があり、事前に予約すればバスでホテルまで送迎してくれる。
私たちは初日はルームサービス、2日目は施設外の居酒屋を利用した。どちらも北海道ならではの料理を堪能することができた。
初日に頼んだルームサービスと、3リットル3000円で借りられる生ビールサーバー。
2日目に利用した居酒屋ではニシンやボタンエビ、北海道産のサーモンと地酒を堪能した。
都内の飲食店では建物の都合上、アクリル板の仕切りがあっても席間隔が狭い事が多く、心理的な抵抗感から混んでる店舗には行かないようにしていた。
施設外の飲食店も二回利用したが、席の間隔に余裕があり、飲んで騒いでいる人もいなかった。都心と比べて安心して利用できたと思う。
帯広まで車で足を伸ばした際に入ったジンギスカン屋「有楽町」のジンギスカンとホルモン焼きうどん。
ワーケーションをやってみて
単純に東京よりも人口密度が低いという一点において、ワーケーションは非常に魅力的。しかし、受け入れる側の地域の体制や心情など、今の御時世だからこそ考慮すべき点もあるので、諸手を挙げて「ワーケーション最高!!!」とは言い難い点があるのも事実。
ここ最近は夏季の合宿や長期休暇を稼ぎ時としていたホテルが、かなり苦しい状況にあるという報道を何度も目にした。そのたびにGoToとは違う文脈で、ハレの旅行とは違う文脈で地方のホテルや旅館を使う方法はないものかと思う。
年内にワーケーションする予定は立っていないけれど、状況が好転した際には四半期に1回ぐらいはやってみたいと思う。
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筆者について
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