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20230222 日記299 私立VRC学園8日目

遅れちまった日記を少しずつでも書いていかないとね……。

いつものように学園のワールドに入ると、なんか珍しく入口のところでみんながたむろしていた……。

喋っていない時は美少女の円周率さん(喋っていると元気)

この日記を書いている今は既に卒業を迎えているので書くことができるのだけど、授業前にプライベートワールドに集まって、クラスメイトの皆さんと作戦会議をしたりもしていたのだけど、この日から生徒内だけのミッションとして「先生たちとの写真を撮りまくる」というのがあった。

皆さんが協力してくれているのが分かってありがたかったのだけど、裏のことを知っている立場からすると、意識的に撮っとるな…………写真を…………という気持ちにもなり、ちょっと面白かったです。

ついまさん(かわいい)

この日の授業はとろまるさんによる『超簡単!初心者でもできるイベントの開き方!』でした。

とろまるさん、入学式の時から10-4のメイン写真係として言葉を発さず、陰から写真を撮り続けてくださっていたので、教壇に立って授業を聴くのが新鮮な気持ちだった。(※1 その件を放課後とろまるさんに話したら、隣にいた副担任のおかゆ先生が「普段喋らないのはセルフブランディングの一貫ですよ」と言っていたのも面白かった)

とろまる先生(普段は忍者のように写真を撮っている)

とろまるさん、そもそもVRChatを本格的に始めた時期が俺とそう変わらないというのがすごいな………………と思った。(※2 その件を放課後とろまるさんに話したら、隣にいた副担任のおかゆ先生が「それもセルフブランディングの一貫ですね」と言っていた)

写真係をやりながら、授業を開き、イベントの主催もするとろまるさんのバイタリティが「とにかくアイデアを出す」「いいアイデアを思いついたらすぐ実行してみる」という実行力に裏打ちされたものであることが分かる。

同時に「VRChatには、あなたのアイデア(チャレンジ)を受け入れる土壌がある」とも言って下さっているように思えた。

自分はVRChatを始めて日が浅いから、そういうイベントの主催者になる身分じゃないよな…………と思っていて、イベントを開くという行為がそもそも選択肢にすら挙がっていなかったのだけど、今回の授業で、そこまでハードルの高い行為と捉えなくてもいいのかもしれないと思いました。

pareoさん、ミキエルさんと

グループワークの時、既にリーファちゃん集会というイベントを主催していて、以前イベントのために作ったワールドに連れて行ってもらったミキエルさんにも「イベントやるなら、ワールドとか自分で作らなきゃと思って」という話をしたら「えー?全然他のワールド借りてきちゃうとかでもいいと思うよー」と言われて、そうなんだ………………となった。

壁や制限を作っているのは世界ではなく、自分の「こうじゃなくちゃいけない」「完璧じゃなくちゃいけない」という思想なのかもしれませんね。

大事なことなので2回出てきたスライド

放課後は、学園関係者(卒業生も含む)にだけ開かれる交流スペース『Cafe&bar Alpha』にお邪魔した。

実は、俺(とT-fcさん)は入学式前にお邪魔したことがあり、12日ぶり2回目の訪問となった。(店長のA-kunさんに、おかげさまで楽しい学園生活を送らせて頂いております……と報告した)

説明を聞く10-4の生徒たち
「中性的な感じがめっちゃいいですね」と言ったら
「そうなんですよ!」とテンション高く
返して下さったA-kunさん(前と改変が違ってよかった)
LiLa-Lyさんがポーズを取ってたので
「しぇー(おそ松くん)ですか?」と聞いたら
グッバイ宣言だった(哀しきジェネレーションギャップ)
記念撮影
クラスメイトたちのなれの果て
超発光円周率さん
めちゃくちゃかわいいお二人ととぶウンチの絵

0時少し過ぎくらいに退室するが、この日はこれで終わりではなく、T-fcさんを放課後の教室に呼び出して作戦会議をする。

前日に我々は「先生方への卒業サプライズ動画」の製作という役割を仰せつかっていた。

俺とT-fcさんがやることになったのが火曜日で卒業式が土曜日。猶予は5日間で、動画周りのことにリソースを集中していたため、日記を書く余地が無かったのが正直なところだった。(俺の弱さだ……)

でも、学園生活で一番思い出に残っている時間がどこかと言われると、この放課後の教室で、他の誰にも内緒で、T-fcさんと作戦会議しながら、一つのものを創り上げていた瞬間だったかもしれない。

個人的に、こういう生徒主導のイベントに、俺が主体で関わるのはあまり良くない気がしていたので、動画に関しても、出来るアドバイスと協力は惜しまないようにしながら、あくまでいち生徒として関わろうと思っていた。

俺は31歳で、学生時代も社会人としても、リソースの管理とか、どうすればみんなが動きやすくなるか、どういう規模感でやるべきかとか、こういう組織のことは現実世界で嫌というほどやってきているからだった。

なので、俺がやれば上手くやれる可能性は高い(圧倒的自信)のだけど、先生たちに想いを伝えるサプライズというのは、上手くやれるかどうかは全く重要ではないし、そういう集団を動かす体験というのは、上手くやれなくても若い人たちがやった方がいい経験になると感じていたので、学園の趣旨的にも、身を引いた方がいいだろうな……と思っていた。

ただ、話を聞いている感じだと、このままだとアイデアがまとまらずに間に合わん気がしてならなかったため、お節介が出てしまったね…………。

T-fcさんと入学式前に『Cafe&bar Alpha』でお話した時から、本当にいろんなことを吸収し、勉強しようとこの学園に来ていて、この人にいろんな経験や学びがある学園生活だといいな……と思っていた。

なので、俺がこれまでの創作活動や社会経験で得てきたものを、この動画製作を通じて少しでもT-fcさんに還元できたらいいな……というのが、先生たちへの感謝の気持ちと共にある、俺にとっての動画作成の意義の一つだった。

でも、実体を伴って意見を出しあいながら、その場でメモができたり、動画が観れたり、写真が撮れたりするVRChat上は、こういう創作のアイデアを出しあうのにものすごい向いているのだなという気づきもあった。

時間が無い中で、バンバンいいアイデアが出まくるのが気持ち良くて、楽しくて、趣味も住んでいる場所も年齢も全く違って、この学園に入っていなければ出会うことは無かったであろうT-fcさんと、放課後の教室で一つのものを創り上げていくこの瞬間が、本当にキラキラとした青春だなと思った。

これは作る側に回らなければ味わうことができなかった体験だったので、一歩引くことなく関わることで、31歳の俺にとっても、かけがえのない体験をさせてもらったなと感じています。

動画については卒業式の日記で具体的に書こうと思います。


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