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20221101 日記241

11月はやりたいですね。日記を……。

ぼくらのよあけ

昨日観ました。

初めて原作を読んだのは10年くらい前だったと思うが、最近は昔好きだったがメディアミックスはされなかった作品が、奇跡的に映画化されたり、アニメ化されたりするケースが増えてきたようにも思う。

作品としては、映画化して良かった部分が4、原作の方が好きだった部分が6くらいの比率という感じだったのが正直なところではある。

ただ、個人的には原作の良さを損なったりはしておらず、映画として展開した意義も感じたので、総合的にみると良かった寄りの感想ではあった。

映画化して良かったと思った点は、物語の道筋が簡略化され、分かりやすくなっていた部分だと思う。

これはやや恥ずかしい話ではあるのだけど、SF小説をよく読んでいた(当社比)頃、入り組んだ設定など、かなり雰囲気で分かったフリをしていたことがあって、それでもその分からないけど強引に納得させられる感じも、SF小説の醍醐味のようなものではあるな……とも思っていた。

ぼくらのよあけの原作にも少し近い感想を持っていて、結構SF的な設定については雰囲気でやっていたところがあったので、そういうところが映像で明快になり、簡略化されていたのは、個人的には分かってない側の立場だったので良かったです。

ただ、道筋を整理する過程で、俺でも気づいてしまうくらい、展開的にかなり強引なドリブルになっていた部分が散見されたのが残念な部分でもあったので、この点に関してはプラマイゼロかもしれない。

キャラデザも現実寄りのジュブナイルをやるにあたって、今井先生の作画からは全く毛色が変わっていたのだけど、映画の方のこういう話がやりたいという方向性とは割と合っていたのではないかと思うので良かった。

俺がぼくらのよあけで一番好きなキャラクターが、戸松遥さん演じる岸わこさんだったのだけど、陰惨なイジメを行い、その因果が己に返ってくるという役回りなので、これが映画でどれだけ描かれるのだろうか……と思っていたら、割とやってほしいシーンはやってくれていたので、これも嬉しかった。(一部セリフのカットなどはあったが)

二鳥真穂、辰野トシ子、岸わこが、ウチの姉と同じ姉性を持つ3代姉キャラクターと感じてるが、冷静に考えると、この3人よりは表向きにも邪険にはされていないかもしれない。

正直、面白かったは面白かったのだけど、面白かったと感じたのは物語自体の筋だったというか、原作から映画になったことのプラス要素がそんなに大きく思えなかった点が、最大のうーん……という点ではあったが、10年経って、ぼくらのよあけという物語が、前より大好きになってると気付かせてくれたので、良い映画ではあったと思う。

原作をもっかい読み直したくなったので、実家から持って帰ってこよう。

100カメとメタバース

今週のオードリーのオールナイトニッポンで、若林さんが初めてVRChatをやった話(※泥人形のようなアバターでほふく前進をしていたら、VRChatの“案内役”と交流を深め、44歳にして下っ端のように扱ってもらえたことが嬉しかったという話)がめちゃくちゃ良かったので、そのトークのキッカケになった、100カメのメタバース特集を観た。

若林さんと同じく、メタバースにそんなに興味を持っていなかったのだけど、インターネットの交流における初期衝動というか、既に現実と地続きになったTwitterでは失われてしまったあの感動みたいなもの、ひょっとして今メタバースの中にあるのか…………?という気持ちになってきた。

VRChat内では、女の子のアバターをしている男性2人が、お砂糖関係(恋愛関係のようなものらしい)になろうとしていて「現実にお砂糖を持ち込むのは、違うかなと思ってる」と話しながら「でも、ここではお砂糖になりたい……」と言って、お相手もその告白を承諾し、特別な関係になったシーンで涙しそうになってしまった。

後輩に貸してもらったVRおじさんの初恋という大好きな漫画のことを思い出す。

現実世界では、いろいろなしがらみや周りの目、自分の気持ちがあって「特別な関係にはなれない」ことを認めながらも、VRの世界では、なりたい自分の姿同士で、その人の本質同士を見つめあえる。それは何か、すごく大きなどうしようもないものに対する希望の光のように思えてならない。

あと、居酒屋のVR部屋で、大勢での飲み会が苦手な人は、飲み会の輪を遠巻きに見ながら二人っきりで話したりもしていて、VR空間で肉体を持つと、そういう繊細な機微も再現できるようになるのは、純粋にすごいな……と思った。

なんか、俺が観てみたい世界があるような予感がかなりしてきたので、急にVR設備を整え始めたらそういうことだと思ってください。

今日の一ツイ

サイン入りTシャツの保管方法、せーはくさんにTシャツ用の額が存在すると教えてもらったので、早速購入して飾りました。

Tシャツのデザインを優先するか、サインを優先するかで、不本意ながら後者をとってしまったので、もっとデカくて豪華な額を買うべきだったかもしれないな……。

改めて大切にします。

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