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20221102 日記242 VRChatをやってみた

昨日の日記の続きです。

相変わらずメタバースのことが気になっていて、VRゴーグルの値段などを調べていた。

仕事が終わった後、近所の古本屋さんにいき「ここに探していたメタバースの本が置いてあったらゴーグル買うか……」と半ば冗談に思っていたら奇跡的にあったので、何か運命めいたものを感じてしまった。

そのメタバース進化論読んだ。

ソーシャルVRごとの比較の部分が面白くて、そういえばスフィアのライブをVRでやったことがあったけど、あれも仕組みを知ってノリきれてたらもっと面白かったのかもな……とか思ったりしてた。

あと、FaceBook社がメタに名前を変えるほどメタバースにフルベットしてるけど、過度にコントロールしようとすると、今と同じ支配的なプラットホームになってしまうのではないかという懸念がある話も面白かった。

2章まで読み終えたところで、理論だけ入れて実践をしないのが自分の悪いところだ……と思い直す。

最大手のソーシャルVR空間であるVRChatはゴーグルなくてもプレイできるとのことだったので、ひとまずプレイしてみることにした。

右下のボタンを押すとランダムで初期アバターがシャッフルされるのだけど、くるくるしているだけで面白い。

メタバース空間における自分のアバター、なりたい姿になっていいのだけれど、声を発して生身でコミュニケーションすることを考えると、なんというか、絶妙に自分自身が生きてきた30年間というのを無視することができない感じもあった。

ただ理想の美少女であればいいというわけではなく、俺の延長線上にある理想像を俺は求めるのだな……という気づきがあり、自分に自信がないくせに、何やかんや自分のことが好きというのがにじみ出ていますね……。

アバターをメイクして、インターネット始めたての頃みたいな、新しい世界に飛び込むドキドキがあってすごい良かった。

初めてプリパラのゲートを潜ったらぁらも同じ気持ちだったのかな……。

No Time Two Talkでした

簡単にホーム画面で操作を確認しつつ、適当に部屋に飛び込んでみたところ、初手で自分で部屋に呼び出しておいて、ハローと声を掛けてくれた外国の方を無視し、部屋から逃げ出す大狼藉を働いてしまった……。

びくびくしながら向かた次のワールドは、なんかひっそりした洞窟みたいなところで、人がいなくて、キレイな景色を楽しむことが出来そうで良かった……と思ってたら、なんかつなぎをきた兄ちゃんが踊りながら近づいてきて囲まれてしまった。

UFOとか宇宙人をコンセプトにしたワールドっぽくて、誰ともコミュニケーションを取らず、ひたすら牛を大きくしたり、ちっちゃくしたりしている人がいたのがめっちゃ良かった。

俺も、牛をおっきくしたりちっちゃくしたりしたかったが、やり方が分からずに、牛を撫でるだけで終わってしまった。

英語力が2すぎる。

いろんなワールドに行った結果、金銭が発生する特別なアバターもあったけど、無料でもめちゃくちゃかわいいアバターを配っていて、それを使うたびに、本当は無料じゃなくて金銭が発生してるんじゃ……と思っていた。

ハローと声を掛けられるたびに逃げ出して、ホームに戻っていたのだけど、なんか1回ベジータらの集団に空き巣に入られており、怖すぎて後ろに下がったら落下して世界の外に落ちてしまった……。VR世界で良かったね……。

鳥さんを眺める平和な湖エリアというような看板で入ったら、ゲンシグラードン2体や、デカいルフィとパルキアが戦っているバカのエリアだったのがめちゃくちゃ良かった。

プロアクションリプレイを使って、最強モンスターを作り、キャッキャッして遊ぶ子供というのは万国共通なんですね。

英語は分からなかったが、子供たちがめちゃくちゃ「Fxxk!」「Bxxch!」と言ってるのは分かったのも良かった。(良くはない)

1時間くらいハローを無視し続けて、ようやく本来俺が行くべきワールドへの移動方法をみつける。

俺だけじゃなく、ちゃんとみんなハローが言えてなさそうで良かった。

写真撮影の仕方をチュートリアルで学んだはずなのに、全く上手く自撮りが出来なかったの図。撮影スタジオの使い方、恐らく間違えている……。

その後、人が多そうな日本人向けサーバーということで、ポピー横丁というところに行ってみた。

外国の人がワイワイしてるのをみてきて、日本人がワイワイしているのはどんな風に見えるんだろう……というのが気になって、居酒屋サーバーにきたのだけど、このエリアにいたの一人のお兄さん(※茶髪ロングの優しいお姉さん風)だけだった。

お兄さん「こんばんはー」

俺「(……初めて日本語で話しかけてもらった!)こ、こんばんはー!」

ちゃんと挨拶出来ることがこんな嬉しくなる日が来るなんて……。

ただ、その後は会話を膨らませることなく、お兄さんとは距離をとり、これまでのエリアとは全く違う、かなり日本のオタクカルチャー的な発展を遂げていたポピー横丁の内装をみつめていた。

しかし、部屋を出るとお兄さんがついてきている……!


お兄さん「初心者の方ですか?」

俺「はい……。実は今日はじめて……」

お兄さん「今日はじめてここに来たんですか?お酒とか飲まれる?」

俺「いや、人がワイワイしてるのをみたくて……。どこにいけばみんな飲み会やってますかね?」

お兄さん「あー。ここにはいないですね。部屋の中にいくつかサーバーがあって、1つ1つ人数制限があるんですよ」

紆余曲折あってネコミミショタのアバターとなっていた俺に、お兄さんは一つ一つ優しく質問に答え、やり方を教えてくれた。

これまで、初めて踏み入れる場所で、操作やルールがわからず、誰とも話さずハローを無視し続けてきた心細さや、お兄さんの人柄から、ついつい色々頼ってしまった。

ひと通り話した後、お兄さんが「フレンド登録しましょう」と言って下さり、快諾したのだけど、操作ミスで向こうのフレンド登録を拒否して、マイクでの通話をブロックするなどのメタバースドジっ子っぷりを働いてしまった。現実ではしっかりものなのに……。

メタバースでの俺(ネコミミ美少女だと思っていたが男の子でした)

「上向いた」ではなく「上脱いだ」で、鏡でモーション確認したら、インナーまで脱いで上半身裸になれるボタンがあり、会話を伴うと、見た目上はお兄さん(お姉さん)に優しくしてもらったから脱いだみたいな、ヤバい人間になっていたことが判明した。

あと、膝立ちの解除方法が分からず、ずっと膝立ち高速移動でポピー横丁を練り歩くバケモノになってたっぽい。

正直、想像していた数十倍面白かったしすごかった。

VRゴーグル、本当に買ってしまうかもしれない……。

何より、俺の一連のツイートが、初めての旅行先でTwitterをやってる時のワクワクしたテンションと全く同じであるというのがすごいなと思う。

VR設備がない状態でも、何かゲームをやっているのではなく、仮想現実という新しい世界に自ら足を踏み入れたような感動があった。

何か、最近失われていた新しい景色をみるワクワク感と、もっと深く知りたいという純粋な好奇心を呼び起こされた感じがする。

ハローを無視し続けたやつがいうことではないが、全くどこの誰かも知らない人と交流するという体験自体が、この歳になると新鮮で仕方がなかった。Twitterでは、既にそういう交流は閉じてるところがあるので……。

あと書こうと思っている小説の題材として、いろいろ考えた結果、このメタバースが俺がやりたいことの本質を捉えつつ、ギリ時代にも迎合できるんじゃないか……という予感があったので、勉強の意味も込めて調べていたところもあった。

ただ、深く取材すると、ハマって戻れなくなってしまう可能性が高いような予感が超したので、付き合いかたは考えねばならぬね……。

やさしいお兄さん、また会えたら一緒に写真を撮ってください。

アバターがまだ定まらないので、自分にピッタリのかわいいアバターを見つけたい。

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