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20210302 日記61 Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-の感想

昨日は、ナナシスことTokyo 7th シスターズの映画を観に行ってきました。

俺とTokyo 7th シスターズ

私はナナシスをオンタイムで追い続けていたわけでは無かった。

アニメを始めとした様々なカルチャーから着想を得て、自分のデザインに落とし込んだカッコいいTシャツを生み出し続けているNOWHEREMANさん(a.k.aヨシダさん)のSUMMER SODA TEEを買ったのがキッカケだった。

最初は、デザインがかわいいしカッコいいから購入していたのだけど、ヨシダさんのTシャツは、デザインに込められた思想が、私自身の想いとも少なからず重なる部分があった。

当然、スフィアや豊崎愛生さんがキッカケで出会い、後に朝まで飲み交わしたり、電話しあう友人になったからというのもあるのだけど、そういう服と出会えることは稀だと思うので、せっかくなら、そのデザインに込められた意志を自分なりに理解した方が、カッコよく、愛着をもって着れるなと思い、2018年夏に『THE STRAIGHT LIGHT』を購入したのがキッカケでした。

自分で言うのもなんだけど、今振り返っても良くそこまで掴めたな……。

その後、ドライブやランニングのおともとして、ナナシスの音楽は日常に寄り添い続けてくれて、エピソード無料開放に合わせて、2019年から本格的にアプリをスタートしました。

2019年の私、夢だと信じていた場所に踏み出すことさえ出来なくなっているのを自覚して、仕事が全く上手くいかず、未来に良くなるビジョンも見えなくて、ただただ追い詰められていくばかりの日々だったのだけど、エピソードの中で「君は何がしたい?」と何度も何度も問いかけられていく中で、弱い自分を認めながら、それでも前に進むための背中を押してもらったように思っています。

2020年1月、ナナシスに触れるキッカケとなったヨシダさんに会いに香川へ旅行に行ったのでした。

初日の夜は宿も取っていたのだけど、カラオケを予約して、 Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ 『Melody in the Pocket』のBDをヨシダさんと一緒に観ていました。

初めて香川に来たのに、一番色濃く記憶に残っているのは、観光地のことよりも、周りのカラオケの歌声が混じる環境の中、ナナシス武道館のライブ映像を観て、泣きながらお互いの人生を語りあった時間の方で、すっかり人気がなくなった深夜4時の商店街で、ヨシダさんと別れた後、ホテルへの帰り道に一人で聴いた「またあした」のことでした。

その後、香川から帰ってから触れたEP5.0の物語が、何度も観返すほどに深く胸に突き刺さるものとなり、EP6.0でやっとリアルタイムの更新に追いついて、ヨシダさんと毎週のように深夜まで電話して、最終話が終わった後は、また夜が明けるまで語ったりしていました。

7年間、リアルタイムで追えたわけでは無かったのだけど、それでも、私にとっては、出会うべくして出会えた大切な作品の一つだったと思っていて、これからの日々を前向きに生きる勇気をくれた作品でもありました。

映画の感想

だから、映画の感想としても、まごうことなき『ナナシス』の映画であったことが一番嬉しいことだったなと感じました。

スマートフォンの中から、画面の向こうにある私自身に、直接触れられているような感覚が、映画でもスクリーンを通じて変わらず存在していて、信じられないくらい泣きながら映画を観ていました。

同時に、一緒の映画を観ている、他のお客さんも同じように心を震わされているのを感じて、ライブやイベントでナナシスに触れてこなかった私にとって、この映画を観たことは初めてのライブ体験でもあったのかもしれないなとも思いました。

だから、より一層「ライブに行ってみたい」と思ってしまった……。

ライブ延期が発表になる前、配信なら確実に2Days観れることや、仕事のスケジュール、激戦必至のチケット事情から、配信でいいか……と半ば諦めていたのだけど、この映画を観て、何としてもライブに行かなければいけないと思わされた気がする。

仕事を理由にしていかなかったら、きっと一生後悔すると思ったので、延期先が発表されて、ちゃんとチケットが取れたら、全てを調整してライブに行こうと思います。

***

実は、ナナシスの楽曲たちを聴き続ける中で、長らく、自分の心に上手く響かなかったのが、ナナシスの根底を為すと言ってもいい777☆SISTERSの楽曲たちだったりもしました。

武道館のBDを観た翌日、車の中でナナシスのアルバムを流しながら、ヨシダさんと香川を観光していた時に『僕らは青空になる』の歌詞がスッと胸に刺さったのを感じました。

眩しくて目を細めてた光
今はもう怖くはないんだ

私にとって、長らく777☆SISTERSの楽曲たちは『眩しくて目を細めてた光』でした。

それでも、どんなに不器用でも、上手くいかなくても、前に踏み出そうと決めた時、777☆SISTERSの楽曲たちは、いつも根っこにある大切な願いを思い出させてくれて、その背中を押してくれました。

『僕らは青空になる』というタイトルがつけられたこの映画からも、また改めて同じ想いを受け取ったように思います。

たとえ、何かが失われてしまったとしても、それまで過ごしてきた時間が無駄になるなんてことはなくて、決してキレイごとなんかではなく、その意志や想いこそが、次の一歩を踏み出すための力になっていく。

きっと、そういうことを描いてくれたからこそ『ナナシス』の映画だと感じたんじゃないかと思います。

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