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サム・アラダイス氏を日本代表に招聘すべき10の理由

お疲れ様です、ブルーアイズです。
今回はワールドカップを控えた日本代表の監督人事に関しましてつらつらと書いていきたいと思います。

2018年7月、森保一氏が日本代表の監督に就任しました。
以来Twitterでは試合の度に#森保out #森保解任 のハッシュタグが乱立しております。

ワールドカップを目前に控えた現在でも森保監督解任論というものがそこかしこで囁かれています。

『日本代表はボールを保持するサッカーよりも守備的なサッカーを目指すべきだ』『格上のスペインやドイツ相手にはポゼッションは通用しない』『カウンターこそが日本のサッカーの未来だ』

あなたもこのようなことを一度は思ったことがありませんか?
ありますよね?
そう、あるんですよ。

そこで今回は、森保監督を解任した際に適任である守備を重要視していてカウンターから攻撃を構築する監督を10の理由と共に紹介したいと思います。


その監督とはビッグサムことサム・アラダイス氏です。

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イングランド・プレミアリーグを中心に数多くのクラブを率いたアラダイス氏こそがその経験や実績から森保監督の後任に相応しいと思います。

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1.現在フリーである

これは大前提となりますね。
森保監督を解任するのであれば後任はフリーの監督であることが最低条件となります。
そう言った点もアラダイスであれば全く問題はありません。
なんせ20-21シーズン終了時に退任して以来ずっとフリーなのですから。

2.実力と獲得難度のバランスが最も良い

現在フリーの監督はアラダイス氏の他に多数いるものの獲得が難しい監督ばかりです。
例を上げるとジダン氏(元レアル・マドリード監督)やバルベルデ氏(元バルセロナ監督)、レーヴ氏(元ドイツ代表監督)などの大御所もいますが、それらの監督は引く手数多であり、正規の人事であっても獲得は難しいでしょう。
急な監督交代であっては尚のこと難しいでしょう。

逆に獲得の難易度が低い監督とはつまるところ実力が無い無名の監督が多数です。

その点、アラダイス氏はフリーの監督の中で実力と獲得難易度の釣り合いが最も取れている監督と言えるでしょう。
これまでプレミアリーグを中心に複数のチームを率いた実績もあり、更にシーズン途中就任も何度も経験しています。

故に現在の状況に非常にマッチしているのでは無いでしょうか。

3.残留請負人としての実績

サム・アラダイス氏の代名詞と言える呼び名です。

彼が残留請負人たる所以は今までにプレミアリーグの下位に沈む数々のチームを降格圏から救い出したその実績から来る呼び名です。
四大リーグの一角でもあるプレミアリーグにおいて下位チームが残留することは容易なことではありません。
毎年あらゆる監督が更迭されては新しい監督が就任しています。
そんな中、アラダイス氏のシーズンを戦い抜く、或いは途中就任をしてはチームを残留に導いた実績は見逃せません。

また、それは同時に弱者の戦い方を熟知しているとも言えます。

残留争いをするチームとはすなわちリーグの中で力を持たないチームです。
つまり、毎週のリーグ戦では格上とされるチームを相手に戦うことになります。

4.弱者の戦い方を熟知した日本の現状とマッチした監督である

プレミアリーグで下位の戦いはまさにワールドカップを戦う日本と重なります。

無敵艦隊とも称される美しいポゼッションサッカーでユーロやワールドカップ優勝の経験もあるスペイン代表。
同じくワールドカップ優勝経験があり、前回大会の雪辱に燃えるドイツ代表。
かつてイタリア、イングランド、ウルグアイとグループステージを共にする死の組を突破しダークホースとして大会を騒がせたコスタリカ代表。

彼らは紛うことなき格上の相手です。

そんなチームを相手に日本が所謂''自分達のサッカー''をするものなら運が味方をしない限りは非常に難しいでしょう。

日本が取るべきはプライドを捨てて弱者として抗うことです。
より合理的に、より可能性のある手法を取るべきです。

グループステージは2位以内に入らなければ決勝トーナメントに進むことはできません。
ひとつの試合の勝点が、ひとつのゴールが明暗を分けることすらあります。

強豪を相手にどのように勝点を積み上げるかを強いられたアラダイス氏こそが今の日本が置かれた状況に非常にマッチしているでしょう。

5.急な人事への対応にも慣れている

森保監督を解任するのであれば、ワールドカップまでの限られた時間内でチームを編成しなければなりません。

短期間で限られた戦力で結果を残すことは並大抵の監督では叶いません。

しかし、アラダイス氏はこれまで複数回シーズン途中で監督に就任し、そこで結果を残しています。

つまり今、森保監督を解任しても問題無く指揮をすることができるでしょう。
これは他のビッグネームの監督達よりも大きなアドバンテージとも言えるでしょう。

6.メディア向け、大衆向けのキャッチーな戦術の存在

トルシエJAPANはフラットスリーを用いました。ジーコJAPANは戦術とは少し異なりますが、国内組と海外組の融合がテーマとなり、また黄金のカルテットとも呼ばれるほどのタレントを要していました。
オシムJAPANは考えて走るサッカーを標榜し、現代的なサッカーの構築に着手しました。
ハリルJAPANはデュエルを合言葉に日本の新たな武器を模索しました。

このように歴代の日本代表の監督は何かしらの合言葉をチームの共通目標としつつ、メディアはそのフレーズを一種の広告として多用しました。

また、日本代表や国内外を問わず行っているサッカーのフレーズは大衆を引き寄せるものがあり、乾貴士が所属していた野洲高校のセクシーフットボールや、バルセロナやスペイン代表のティキ・タカ、香川真司のいたドルトムントのゲーゲンプレスなどそのチームの目標、スタイル、戦術などの言葉は人々を魅了しています。

そしてサム・アラダイス氏の率いるビッグサムJAPANの合言葉、それはアラダイス・ブロックです。

アラダイス・ブロックとは守備戦術のひとつとされ、一般に2020-21シーズンのプレミアリーグでアラダイス氏が率いたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(以下WBA)が用いた守備ブロックのことを指します。

前年度王者リバプールが絶対的な強さを見せるホームグラウンドのアンフィールドに乗り込んだアラダイス氏率いるWBAが勝点1をもぎ取ったことは記憶に新しいでしょう。

アラダイス・ブロックとはなんぞや?という話ですが、写真を見た方がわかりやすいとおもいますのでこちらをご覧ください。

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フォーメーション6-4-0です。

守備ブロックを組む際の最終ラインは4人か5人を並べることが一般ですが、アラダイス氏はその常識を壊しました。

彼は最終ラインに6人を並べる6-4-0で守備陣形を整え、リパプール相手に勝点1をもぎ取りました。
これが俗に言うアラダイス・ブロックです。

このアラダイスブロックにより弱小チームながらあの強豪リバプールを相手に引き分けに持ち込んでいます。

また、キャッチーなフレーズというものはそれだけで大衆を惹き付ける広告効果も発揮します。
アラダイスブロックという戦術を引っ提げてやってきた英国人監督が日本の侍と共に強豪に挑むというストーリーは下剋上やジャイアントキリングを好む日本人にも非常にマッチしています。

サッカーの人気が停滞している日本でこの戦術とフレーズは試合での効果と広告効果はコア層にもライト層にも響くことでしょう。

7.吉田、板倉、冨安らを同時に起用できる

現在の森保JAPANは4-2-3-1或いは4-1-4-1を基本としています。
日本のバックラインにはキャプテンの吉田麻也、シャルケで2部から1部への昇格に貢献した板倉晃、アーセナルではサイドバックをメインとする冨安健洋、マルセイユなどで活躍し今でも右サイドを支える酒井宏樹、長年不動の左サイドバックとして貢献し、親善試合ではブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールを交代に追い込んだ長友佑都など様々な選手がいます。

4バックでは彼らの誰かしらはベンチを温めることになります。

彼らを最大限に使うためには5バックを基本とし、更に場合によっては6バックも活用するアラダイス氏が的確なスタメンを抜擢してくれるのではないのでしょうか。

ここでひとつの例として5-4-1を敷いたアラダイスJAPANの一例を見てみましょう。
※あくまでも一例であることと背番号などは過去に背負ったことのあるものとしています。

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なんか失点が少なくなるような気がして来ませんか?

ワンチャンドイツやスペインにも引き分けてくれそうな気がしてきませんか?

なんならカウンターが上手いことハマったり運が味方して1点くらい取れそうな気がしませんか?

そしてその1点で試合に勝利して勝点3を得られる気がしてきませんか?

そうです、これこそがビッグサムの魔力なのです。

8.代表での勝率は100%である

これは意外にも知られていませんが事実です。

2016年にイングランド代表監督に就任した彼は勝率100%を誇っています。

この数字は黄金期を築いたスペイン代表のデル・ボスケ氏(76%)や常にワールドカップで安定して上位に進出していた強豪ドイツ代表を指揮したヨアヒム・レーヴ監督(66%)の残した数字を大きく引き離す数字です。

しかしながら、ビッグサム政権は記者の囮取材での本人の不適切な発言により倒れることとなります。
それ以来、各国の代表チームを率いてはいませんが、再度世界を相手指揮を取るビッグサムの勇姿を世界中が心待ちにしています。

9.「日本代表は前評判が低いほど結果を残す」というジンクスを踏襲できる

黄金のカルテットとも評されるタレントを擁したドイツ大会のジーコJAPAN、大会前に強豪国を相手に大立ち回りを演じていたブラジル大会のザックJAPAN、これらの2チームは前評判は高かったものの終わってみればグループステージ敗退という結果でした。

逆に大会前の不振から戦術変更を余儀なくされた南アフリカ大会の岡田JAPAN、ハリルホジッチ監督の不振と大会直前のドタバタ解任劇のあったロシア大会の西野JAPAN、これらの2チームは前評判はとても低く、厳しい論者の中ではグループリーグ全敗になるとまで言われましたが、それを覆して決勝トーナメントに進出しました。

以上のことからあくまでもデータではなくジンクスですが、大会前の評判が低いときの大会の方が良い結果が出る、とまで言われています。

今のタイミングで森保監督を切ってサム・アラダイス氏を招聘することは前評判の低下に繋がります。
監督のクビを切られるというチーム状況、それをロシア大会と同じく大会直前での断行、そしてやってくるのはビッグサム。
前評判が低くなる要素のてんこ盛りです。

そしてこれらの要素は日本代表の躍進を意味すると言っても過言ではありません。

10.最悪負けても実質ノーダメージ

古くから戦争において重要なことは勝つならばどのように勝つか、負けるならどのように負けるかが重要であるとされていました。

第二次世界大戦では大日本帝国は敗色が濃厚となった中、本土決戦による戦争継続かポツダム宣言受諾による降伏かに迫られました。
このときどちらを選択したかはご存知の通りです。
また戦争終結後1952年に結んだサンフランシスコ講和条約によって主権を回復しました。
日本は国土や文化を守りながら主権の回復を成功させました。

話がそれましたが要は戦後処理の問題です。

負けるのであれば如何に被害を最小限に抑えられるのかこそが重要です。

仮にアラダイスJAPANが誕生し、そしてグループステージで敗退した場合、日本人の大好きな(スポーツ用語における)戦犯探しと袋叩きの対象を一手に引き受けてくれます。
なんなら田嶋会長も道連れにしてくれるかもしれませんね。

勝てば官軍、負ければ賊軍という言葉の通り、勝てば結果が出たからバンザイ、負ければアラダイスが悪い日本のサッカーはこれからだ、とできるわけです。

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最後に

いかがでしたか?

これこそがサム・アラダイス氏を日本代表に招聘すべき10の理由です。

皆さんも一緒に#アラダイスinでツイートしてみませんか?

俺は絶対しないけど

以上、ブルーアイズでした。

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