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【合格体験記】国立お茶の水女子大学付属(附属)幼稚園 受験記録

数年前に三年保育枠に応募致しました。試験内容詳細に加え、受験者や幼稚園の雰囲気等、可能な限り精緻に紹介したいと思います。試行錯誤して臨みましたが、私自身が事前に知っておきたかった情報を記載しております。同園を検討する際の一助になれば幸いです。

目次は以下の構成と致しました。
なお、Ⅲ.②二次検定(行動観察、面接)については、私の実体験に加えて、同様に受験した友人からのお話を元に記載しております。

目次
Ⅰ.受験理由
Ⅱ.準備編
 ①1歳まで
 ②1~2歳以降
 ③受験前
Ⅲ.受験編
①出願
 ②一次検定(抽選)
 ③二次検定(行動観察、面接)
 ④三次検定(抽選)
 ⑤受験者、保護者及び幼稚園の雰囲気まとめ
Ⅳ.振り返り、受験予定の方へ


Ⅰ.受験理由
主に以下の三点が理由です。
・自宅からの距離が近い
・緑豊かな環境とセキュリティ体制
・費用対効果
三点目は若干生々しいため、面接での志望動機としては不適当かと思いますが、私としては小学校受験をする場合の費用や難易度を考えると、幼稚園時点で優秀な学校に入れることは経済合理性があると考えました。(完全エスカレーターでの内部進学ではありませんが、その点を差し引いても魅力的でした。)


Ⅱ.準備編
ここでは幼稚園受験までの期間、どのような準備・対策を実施したか記載致します。
 
①1歳まで
 生後半年くらいから、週一回の幼児教室に通い始めました。受験準備というよりは、同じくらいの月齢の子供たちとコミュニケーションをとること、先生の指示を聞く、家とは別の環境で慣らすというようなことを主眼に置いていました。家族以外の人との触れ合いや家以外の場所に行くことで、外に出てもあまり萎縮しないようになってくれた点が良かったと思います。

②1~2歳以降
 ①の幼児教室に加え、体操教室で身体を動かすことも始めました。我が子にとってはお勉強というよりは、体操のように身体を動かすことの方が楽しかったらしく、こちらで先生の指示を確り聞いて行動するということを学べたと思います。
2歳以降は①の幼児教室を退会し、受験対策のできる幼児教室に入会致しました。初めは受験対策ではなく、一般的な授業を親子で受講し、机に向かって椅子に座る、遊びながら図形や数を覚える等をしていきました。

③受験前
 ②で記載した受験対策のできる幼児教室にて、受験対策講座を複数回受講致しました。受験対策講座の内容としては、本番同様のカリキュラムを同園受験予定の生徒さん親子と体験するものでした。(行動観察及び親子面談)
 また、効果の程は不透明ですが、少しでも本番の緊張を軽減できればと思い、受験本番の洋服を着用して、校門まで複数回足を運んでみました。


Ⅲ.受験編
①出願
 例年と違い、コロナ渦を考慮してWEB出願となっておりました。今後も同様とは限らないため、詳細は割愛致しますが、募集要項の申込と受験申込が別だったり、一つ一つのステップの締切が非常にタイトであるため、ステップごとに募集要項を熟読し、進める必要があるかと思います。通っている幼児教室の先生にお聞きしたところでは、出願方法が難解で、うまく出願できなかった方もいらっしゃったそうです。
 口うるさいようですが、一つの選考のようなものと捉え、真剣に臨むことをお勧め致します。

②一次検定(抽選)
 ①出願時に割り振られる受験番号をWEB上で確認します。コロナ渦の影響か、二次に進む前に例年より人数を絞っており、いずれの保育枠(男女二年、三年)でも5倍以上の倍率となっていたようです。
 合格となった場合には、二次検定への案内が指示され、書類提出の準備をします。こちらも募集要項に沿って実施することとなりますが、締切がタイトなので、その点留意が必要です。出願書類が受理されると、メール連絡がきて二次検定の詳細(日時、持ち物)の案内があります。

③二次検定(行動観察、面接)
 こちらでは当日の流れ、行動観察、面接について記載致します。
・当日の流れ
 登園→玄関ホールで待機(上履きに履き替える)→受付→待合室にて説明(ゼッケン装着。月例区分ごと色が違うもの。)→行動観察へ移動→行動観察→待合室にて待機→面接→降園となります。

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