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墓場鬼太郎でノスタルジー三昧


どうも最近頭の中がノスタルジーでいっぱいになってしまっている。

季節は秋、知らず知らず物悲しい気分になり、としまえんだとか古い家だとか、そんなことばかり書いてしまう。
これはいかん…戻ってこい、自分!と思ったが、ついうっかり「墓場鬼太郎」をみてしまい、さらなるノスタルジー地獄にはまっている。
仕方がない…。
こうなったら、徹底的にノスタルジーに浸るしかない。


私の好きなアニメ、「墓場鬼太郎」のオープニングを語ってしまおう。


「墓場鬼太郎」は2008年フジテレビで深夜に放映されたアニメ。
1960年代に発表された水木しげるの貸本まんがが原作で、「ゲゲゲの鬼太郎」の原型になった作品。
怖いけれどどこかユーモアのあるシュールな世界観が最高だ。

人間の味方で、優等生ヒーローのイメージがある「ゲゲゲ」の鬼太郎に対し、「墓場」の鬼太郎はとんでもなくクールでブラックだ。昭和30年代、戦後の高度成長期の日本を舞台に、鬼太郎とその仲間たちがかかわる人間たちに不幸をもたらしていく。
鬼太郎とは何者か?
目玉親父はなぜあんな姿なのか?
そのあたりも描かれており、ゲゲゲの鬼太郎エピソード0的な印象も。

そして何といっても声優陣がたまらない。
鬼太郎(野沢雅子)、目玉親父(田の中勇)、ねずみ男(大塚周夫)という豪華オリジナルメンバー。ベテラン声優陣の演じる鬼太郎ワールドは、とてつもなくクールでかっこいい。

そしてこの「墓場鬼太郎」のオープニング、電気グルーヴ「モノノケダンス」に乗せて、まんがをパラパラめくっているような躍動感あふれる動画になっていてとってもオシャレ。

↓動画をどうぞ。


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吹き出し調のスタッフロール。

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昭和30年代感あふれるヘアスタイルと背広がたまらん。

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ド――――ン!出たなモノノケ!

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「このアンパンくれ」
「十五円頂きます」
「十円じゃないのか?」
「物価はすべて値上がりになったんです」
「チェッ」
昭和30年代高度成長期の日常の一場面。

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どうした?なによこれ。

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戦国武将…。
何?なんの話?何が実在してなかったの?
気になるじゃん…。

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うわーーー笑
中の人水着か?

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モノクロ風な風景にまたノスタルジー心が…。

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ドキドキ。

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状況がよく飲み込めないけど、寝子ちゃんに襲われる鬼太郎。

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人間界ではないところに迷い込んでしまった…。

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ジャガッ♬ 怪しいギタリスト。

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ああ…まんがおもしろかった。パタン。


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墓場鬼太郎をみて思うのは、出てくる人間、そして人外の者たち、昭和30年代、どこかにいた人がモデルなのだろうということ。
戦後の混乱期、どさくさに紛れて大金を手にしたピカピカの金歯を光らせた成金。
セコい商売をして小金を儲けようとする、ねずみ男のようなしたたかな人間。
戦争で親を亡くし、大人を冷めた目で見ながら、たくましく生きる鬼太郎のような少年。

魑魅魍魎が跋扈する戦後の高度成長期、世の中は愛すべき化け物であふれかえっていたのかもしれない。

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電気グルーヴの「モノノケダンス」PVもオチが最高なので、ぜひぜひご覧ください!



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