漫才 「知り合いの誕生日パーティー」

https://youtu.be/BO21lKBtXsc



ミミ吉  「はいどうも~。ミミ吉です」

ハナゾウ 「ハナゾウです。お願いします」

ミミ吉  「知り合いに警察官居るんだけどさ、この前その警察官と、とある人の誕生日パーティーに行ったの」

ハナゾウ 「え~、知り合いに警察官居るんだ?すごいね」

ミミ吉  「まぁまぁ。んで、誕生日パーティーに行ったんだけど、めっちゃ豪華なパーティーでさ。家じゃなく、ホテルのパーティー会場借りてパーティーしてんの」

ハナゾウ 「すごいね!何、その人って有名人?」

ミミ吉  「有名人っちゃ有名人かな。議員やってる人。その人も知り合いなんだけどね」

ハナゾウ 「知り合いに議員居るの!?」

ミミ吉  「まぁ、国会に出てるような人じゃなくて、地方議員だけどね」

ハナゾウ 「それでもすごいよ!てかさ、会場借りてのパーティーって、結構参加者多かったんじゃない?」

ミミ吉  「そうだね。社長さんとか、大学の学長とか、金融関係の人とか」

ハナゾウ 「…お前ってさ、悪い人?」

ミミ吉  「は?」

ハナゾウ 「いや、自分のパーティーに社長とか、大学の学長とか呼ぶ人って大抵悪い人じゃん?悪い人と知り合いって事は、悪い人じゃん?そして、議員と金融関係の人の繋がりは悪い繋がりとしか思えない」

ミミ吉  「違うよ。友達とか知り合いを呼んだら、たまたまこのメンバーが集まったってだけだよ。それに一般人も参加してたし」

ハナゾウ 「議員のパーティーに参加する一般人もそれはそれで怪しいけどな」

ミミ吉  「まぁ一般人って言っても、町内会の…」

ハナゾウ 「でた!町内会!会長さんでしょ?」

ミミ吉  「そうだけど…」

ハナゾウ 「でた!会長!地方議員と町内会会長ってもうそういう事でしょ!『会長さんのお力添えで私を当選させて下さい』って事でしょ!お金払って票貰う人と、お金貰って票あげる人でしょ!」

ミミ吉  「そんなことないよ」

ハナゾウ 「お前は何なんだよ?」

ミミ吉  「何が?」

ハナゾウ 「お前も悪そうな肩書き持ってんじゃねぇのかよ?ただの一般人が議員のパーティーに呼ばれる訳ねぇからな!」

ミミ吉  「違うって。本当にただの知り合いだよ。お前だって誕生日パーティーやる時、友達とか知り合い呼ぶだろ?それと一緒」

ハナゾウ 「俺は社長なんか呼ばねぇ!俺が呼ぶのはレンタル彼女だけだ!」

ミミ吉  「お前って、可哀想な人?」

ハナゾウ 「うるさい!お前だってレンタカー借りる時あるだろ?それと一緒だ」

ミミ吉  「俺、車持ってるからレンタカー借りねぇよ。議員の送り迎えもしなきゃいけないし」

ハナゾウ 「議員議員って何回も自慢しやがって」

ミミ吉  「自慢はしてないよ。この前、誕生日パーティーに行って楽しかったって話をしたいの」

ハナゾウ 「何が楽しかったんだよ」

ミミ吉  「現職議員が賄賂渡すところ生で見た」

ハナゾウ 「やっぱり悪いパーティーじゃねぇか!」

ミミ吉  「そもそも、その日議員の誕生日じゃなかったんだよね」

ハナゾウ 「じゃあ何でパーティー開いたんだよ?」

ミミ吉  「やりたかったから」

ハナゾウ 「議員がパーティーやりたいからって…」

ミミ吉  「違う違う。俺が」

ハナゾウ 「お前が?どういう事?」

ミミ吉  「『パーティー開いて』って議員にお願いした」

ハナゾウ 「そういう関係なんだ…タメ口でいけるくらいの」

ミミ吉  「『パーティーの準備お前がやれよ。秘書にやらせんなよ』」

ハナゾウ 「議員の上行ってんじゃん…」

ミミ吉  「『適当に社長とか呼んで賄賂渡せ。見たい。お前が賄賂渡すところ』」

ハナゾウ 「お前が1番悪い奴だったのか!」

ミミ吉  「『議員だからって調子乗んなよ』」

ハナゾウ 「怖ぇーよ」

ミミ吉  「そしたら議員泣いちゃって」

ハナゾウ 「議員泣かすな!」

ミミ吉  「『怒っちゃってごめんね。でも、悪いの誰かな?』」

ハナゾウ 「議員にこれする奴居るんだ。DV彼氏みたいな」

ミミ吉  「『悪いのはロミオ君だよね?』」

ハナゾウ 「キラキラネームの地方議員!?お年寄りの票入んねぇだろ」

ミミ吉  「『ロミオこと鬼塚善三郎君だよね?』」

ハナゾウ 「お前が変なアダ名付けてたのか」

ミミ吉  「『もう選挙で当選しちゃ駄目だよ。賄賂渡して落ちるのが1番面白いんだからね』」

ハナゾウ 「良い死に方しねぇぞテメェ!」

ミミ吉  「『芸人になるために強いエピソードトーク欲しいんでしょ?だったらこれ位しなきゃ』」

ハナゾウ 「何でそんな遠回りしちゃうの!?善三郎君!?普通に芸人になれば良いじゃん!」

ミミ吉  「こんなロミオ君だけど、笑ってあげてよ」

ハナゾウ 「笑えるか!どうもありがとうございました」

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