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【寄付月間アンバサダー】北川 力 様

◆ファンドレイジングとの出会いを教えてください。
高知にUターンした後、たまたま母校(高校、大学)の同窓会活動に幹事として参加することになった際、寄付募集活動に触れる機会がありました。そこで教育の発展と寄付について興味を持ち、それに関連する勉強をしている中で「ファンドレイジング」という言葉に出会いました。
現在は学校法人に移り、たまたま寄付募集を担当することになりました。これをきっかけに、体系的な学習をしたいと思い、2016年に日本ファンドレイジング協会の准認定ファンドレイザー資格を取得しました。
資格取得後、高知県内のファンドレイザー有資格者にコンタクトを取り、定期的な集まりを開催するようになり、そこのつながりから、2019年から認定特定非営利活動法人NPO高知市民会議の理事となり、今は同団体で主にファンドレイジングに関する事業を担当しつつ現在に至ります。


◆北川さんの現在の活動を教えてください。
・学校法人土佐女子高等学校
2020年より事務部門のリーダーになったことをきっかけに、2022年より、土佐女子高等学校の恒常的な寄付募集制度の整備に取り掛かっています。日本ファンドレイジング協会の「大学チャプター」での学習が非常に役に立っています。
・認定特定非営利活動法人NPO高知市民会議
2022年、高知県内のファンドレイザーグループと、NPO高知市民会議の協働、日本ファンドレイジング協会共催という形で、高知県内で10年ぶりとなる「寄付の教室」を2日間で3回開催しました。それに合わせて県内のファンドレイザー向けに「社会貢献教育ファシリテーター研修」も開催し、高知県内の寄付文化の醸成と寄付を伝える人材の育成について一歩を踏み出すことができました。
また今年から、NPO高知市民会議には、寄付月間の賛同パートナーへ登録をしていただくことにも成功したので、今後は「寄付月間」を伝えつつ県内に賛同パートナーの輪を作っていけたらと考えています。
・その他には社会福祉協議会の登録専門家として、県内のNPO法人のファンドレイジングに関する相談に対応したり、その他、まちづくり活動(町内会など)団体のファンドレイジングに関する相談に対応をしたりもしています。


◆ 活動への思いはありますか?
ファンドレイジングのきっかけは母校の寄付活動に関わり、その後勤務校で寄付募集の担当になったことです。
思いとしては、卒業生など学校を見守る人たちからの支援で、在校生の経済的負担が少なくなる、教育環境が良くなる、学校も色々な教育に挑戦できるという流れを少しでも大きくできればと思っています。


寄付月間アンバサダーの活動を教えて下さい。
3年前に、県内のファンドレイザーさんからご紹介を受けてアンバサダーに仲間に入れていただきました。なかなか具体的な活動をするきっかけがなく、自分が関わるイベントで「寄付月間」を細々と周知をするだけでしたが、昨年、個人アンバサダーの賞をいただき、申し訳ないやら、恥ずかしいやらで、正直、恐縮をしております。
まだまだ私の周りでも「寄付」という言葉にマイナスのイメージを持っている方、ステレオタイプな意識のままの方も多くいます。そこを解きほぐしながら、「寄付月間」の活動についても少しでも知ってもらえるように頑張りたいと思っています。
アンバサダーを拝命して3年目。コロナ禍ということもあり、これといった活動ができませんでしたが、その中でも、できるところで、できることから始めているアンバサダー仲間の活動にはとても刺激を受けています。
自分としては、昨年に引き続きになりますが、自団体の活動や自分の活動を通して、「寄付月間」という活動を周りの方に知ってもらう機会を作りたいと思います。(11月に行った「寄付の教室」というイベントを通してアナウンスをしたりしました。)あとNPO高知市民会議に集まる県内の活動から「寄付」に関するイベントについては、主催団体に「寄付月間」を伝えるとともに、NPO高知市民会議を通して、「寄付月間」への関りを勧めてみようと思っています。


◆プロフィール
1976年生まれの46歳。
四国・高知県生まれ、大学進学のため東京へ、30歳を機にUターン、労務管理の民間企業、学校法人勤務を経て、現在は、高知市内に私立の女子中高を持つ、学校法人土佐女子高等学校で財務・労務担当として法人運営をしつつ、認定特定非営利活動法人NPO高知市民会議という中間支援組織で理事を務めています。


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