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寄付カレンダー 2022/01/10~16

毎日の寄付に関するトピックスをまとめた寄付カレンダーをご案内します。

【寄付カレンダー:1月10日】福澤諭吉の誕生日で、山口玄洞の命日

1月10日は、福澤諭吉の誕生日(1835年)で、大正・昭和の寄付金王と呼ばれた山口玄洞の命日(1937年)です。

福澤諭吉(天保5年12月12日〈1835年1月10日〉 - 明治34年〈1901年〉2月3日)といえば、慶応大学の創設者ですが、新聞『時事新報』の経営者としても名を成していました。この『時事新報』では災害救援の義援金を積極的に呼び掛け、メディアによる義援金募集の流れを強くリードしました。

山口玄洞(文久3年10月10日(1863年11月20日) - 1937年(昭和12年)1月10日)は、実業家で帝国議会議員でした。大阪で財をなし、関西の慈善事業や出身地の広島・尾道の公共事業、寺社などに積極的に寄付をしていました。その記録を見ると、まさに寄付金王の称号にふさわしい人でした。

【寄付カレンダー:1月11日】ちばてつやさんの誕生日

1月11日は、漫画家のちばてつやさん(1939年〈昭和14年〉)の誕生日です。
ちばてつやさんの代表作に『あしたのジョー』があります。
主人公の矢吹丈が少年院に入れられて、力石徹との運命の出会いを果たします。少年院に入れられた原因となる犯罪は、暴行罪と詐欺罪でした。矢吹丈がみなしごのための孤児院を作るという募金詐欺を働いたことでの詐欺罪です。ちなみに、募金詐欺で寄付をしていたのが、白木財閥の令嬢・白木葉子でした。
寄付がきっかけで、あしたのジョーの物語が動き出します。

【寄付カレンダー:1月12日】英国ナショナル・トラストの設立、ラリー・スチュワートの命日

1月12日は、英国でナショナル・トラストが設立された日(1895年(明治28年))で、アメリカの慈善活動家のラリー・スチュワートの命日(2007年)です。

ナショナル・トラストは、歴史的建造物や自然環境などの保護活動を行う、英国の団体
です。ナショナル・トラスト運動として世界各国に拡がっています。保護活動には市民による寄付によって、歴史的建造物や自然保護の対象となる土地を買収することもあります。

ラリー・スチュワート(1948年4月1日 - 2007年1月12日)は、アメリカの実業家です。ミズーリ州のカンザスシティで、25年以上に渡って12月に人々に匿名でお金を配り続ける姿は『シークレット・サンタ』と呼ばれていました。2006年にがんにかかっていることがわかり、これまでの取り組みを公表したそうです。

【寄付カレンダー:1月13日】マイケル・ボンドの誕生日

1月13日は、英国の小説家のマイケル・ボンド(1926年)の誕生日です。

マイケル・ボンド(1926年1月13日 - 2017年6月27日)は、児童文学『くまのパディントン』シリーズの作者です。くまのパディントンもいろいろなチャリティに関わっています。
イギリスでは、12月26日はボクシング・デーと呼ばれる祝日で、貧しい人のためにプレゼントを贈るという習慣からチャリティ活動が実施されています。イギリスのユニセフでは、ボクシング・デーのマスコットとして、くまのパディントンが就任しています。

【寄付カレンダー:1月14日】アルベルト・シュヴァイツァーの誕生日

1月14日は、医師、神学者、哲学者だったアルベルト・シュヴァイツァー(1875年)の誕生日です。

シュヴァイツァー(1875年1月14日 - 1965年9月4日)は、アフリカのガボン共和国で医療活動に従事し、その功績により1952(昭和27)年にノーベル平和賞を受賞しています。「密林の聖者」と呼ばれていました。
アフリカの医療活動の資金調達のために、ヨーロッパ各地で講演し、時にはパイプオルガンの演奏活動を行うという、オルガニストの一面もありました。アフリカでの医療活動とヨーロッパにおける講演活動の行き来を繰り返していました。

【寄付カレンダー:1月15日】ウィキペディアの日

1月15日は、ウィキペディアの日です。
2001年(平成13年)のこの日、インターネット上でウィキペディアが公開されました。
ウィキペディアは、広告収入ではなく、寄付で成り立っています。主に寄付によって活動している非営利団体「ウィキメディア財団」によって所有・運営されています。

【寄付カレンダー:1月16日】井上馨の誕生日

1月16日は、明治・大正期の政治家の井上馨の誕生日(1836年)です。

井上馨(天保6年11月28日〈1836年1月16日〉 - 大正4年〈1915年〉9月1日)は、長州藩出身で、明治政府では様々な要職を務めていました。
井上馨といえば、外務卿・外務大臣を務め、欧化政策を推進しました。その一環として、建設されたのが西欧諸国との社交場である鹿鳴館でした。
鹿鳴館では、皇族や上流婦人の慈善バザーも重要な催しとして開催されました。日本で初めて開催された慈善バザーももちろん、鹿鳴館で行なわれました。

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