22.為替取引手数料と取引方法

為替取引(FX)、

派生商品のバイナリーオプション(BO)

ともに、簡単に言うと、証券会社の確実な

利益は売買手数料となります。


(個人)投資家が利益を出す為には、

毎取引ごとに「売買手数料」以上の利益を

まずは見越してトレードする必要があります。

なので、エントリーするタイミングを

より有利にする必要があります。

FX,BOともに様々な要素を考慮して取引を

しなければ、トータルで資金は増えません。


■FXでのスプレッドについて。

FXでは、

取引する際に、売り価格と買い価格があり、

必ず差額があるように設定されています。

この差額を(スプレッド)といいます。


・FX業者にとっては、

取引を長く、回数を多く、ロットをより多く

してもらったほうが手数料は儲かります。

・口座開設でキャッシュバックを多少払っても、

トレード回数をこなしてもらえば

手数料で儲かる、と言う事になります。

これが、広告をよく見掛ける理由です。


相対取引業者というのは簡単に言うと、

2回の手数料差額をいかに取るかのために、

日々経営しているとも言えます。

(1.顧客⇔相対業者)


(2.相対業者⇔取引所)のカバー取引を以て、

その差額が会社の利益と言う事になります。


■仲介的業者と取引所注文取引業者

FXでは、

A.相対業者  と  B.直接取引所注文を行う、

2種類ありますが、現状はほとんどが、

A側です。スプレッドは業者により異なります。


顧客にとっては、

その差額が狭いほど利益を得やすい訳です。

スプレッドの広すぎる会社は、

顧客は増えないし、吸収されます。

最近では、YJFXとかがあります。

顧客重視でスプレッドを狭くして、

顧客を多く獲得し、取引を多くしてもらうと、

ロスカットを決めるパーセンテージを

厳しめに設定して、

より回収率を上げるなどをしています。

・荒れ相場においては価格が安定しない為、

一時的に固定スプレッドとなる場合もある。


■投資家にとって利益を得た状態とは

1.手数料を抜かれてもそれ以上の為替差益で利確を行えている状態。

この逆が、

いわばFXで損失を出したという事に

なります。

■為替取引における利益と損失。

円通貨取引の場合、

円高、円安を予想するのが為替取引です。


USD/JPYやEUR/JPYのように

右側にJPYとあれば、クロス円取引と呼び、

右側にUSDとあれば、ドルストレートと

言うのが、一般的です。

■FXとBO取引の違い

FXは、「時間制限のない取引」となります。

決済タイミングは自分で決めます。

注意すべきは、置いておけば元値に戻るだろう、

と軽く考えていると、思惑と逆行して、

長時間(数時間〜数日間)保有したことで、

損失を膨らませたケースも、口座開設後の

ビキナー期には、よくあります。


レバレッジが低ければ対処可能ですが、

ハイレバ取引の場合、ほぼロスカットです。

・決済タイミングと、損失金額。

BO(バイナリー)は、

『時間制限のある強制決済』取引であり、

その締切時間に円安か円高となったかを

予想する取引方法となります。

締め切り時間になれば、強制決済なので、

損失した場合も、損失金額は限定されます。

・BOは取引回数をいかに抑えるかがコツ。

ハイローオーストラリアなどが有名ですが、

最後の1分は損切りも何も操作できない為、

より確実なエントリーが必須となります。


乱高下の激しい相場では、

止める勇気を

持てるかどうかも大切です。

15分取引の場合でも、1時間取引でも、

最後の1分で、 

反転する事は結構あるので、安定した

レンジ相場か、一方向に動く相場において

エントリーしないと、ただのギャンブルと

なってしまうケースがあります。


どちらにも共通して言えるのは、

・チャートを読める【必須】

最低限の力を付けること

必要に応じて、

・サインツール等の活用【参考程度】

・時間帯ごとの特徴を把握出来ている

指標発表前後の時間帯は避けるなど、

これらが基本的な手法という事になります。

相場にぜったいはありません。

チャートと逆の動きをする事もありますし、

テクニカル以外で市場が急反発する事もあり、

それまでの経験と、

適切なポジション管理、

リスクをコントロールしながら、

取引するのが為替取引となります。

そして、何が起こっても

現在の価格が常に正解となるので、

損失が出ても、利益を確定しても、

状況を受け入れるメンタルは必要です。

お金を見るのではなくて、


チャート価格を見て、インジケータ等から
常にエントリーと決済タイミングを
判断出来るようになると、


ビキナー期は卒業です。



■損失を出した時ほど冷静になれ。

損失を出すと動画巡りで新たな手法を

探しがちですが、そういうメンタルの

時に購入するのはやめましょう。

・受け入れる、いったん離れる、

本業のある人は本業を死ぬ気でやってみる。

これが、多分正解に近いと思います。


すべての人がそうとは決して言いませんが、

「必ず儲かる」とか「月収○○万円確定」

とか、動画を鵜呑みにせずに済むと思います。


色々な事情が人それぞれにあると思います。

お金が必要になった時ほど、

あなたのたいせつな大切なお金を

ネット詐欺師やアヤシイ人たちから、

奪われない努力をしてください。

2021/06/23








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