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取り組みたい社会課題について考えるVOL.2

ボーダレスアカデミー社会起業家養成講座に参加した学びの記録
VOL.2:取り組みたい社会課題について考える

「社会課題」の定義は皆さんはどう考えますか?

私はここでは経済合理性を追求した結果、
お金になりにくく、解決を先送りされた解決すべき課題たちと定義します。

私が解決したい「社会課題」ってナンダ?
3か月参加したボーダレスアカデミーでは
様々なバックグランドの方が豊かな社会の実現に向けて
解決すべき課題をもって起業家育成プログラムに参加していました。

私もその1人でした。
大学4年間においても主体的で対話的な学びの促進
全てのこどもたち中心の学びの場の整備をテーマに熱意を注いできました。
そのため、本プログラムも
子供たちが「こうしたい!」「こうなりたい!」を見つけられる
教育環境の整備ができるプログラムを作りたいとの想いで参加しました。

一方で実際にプログラムに参加し、解決したい課題は何なのか?
セミナーで問いかけられば問いかけられるほど
その問いに解が私は持てませんでした。

社会にはお金にならずとも解決した方がいい課題が多くあるとのことは理解していているし、解決したいテーマはあるので課題解決のプランは作れても自分が本当に熱意をもってやり遂げられるか?と聞かれると
「?」との感情になることを何度も繰り返していました。

私は日本をフィールドに「ヒト」の幸せや可能性を開花させるサポートがしたいとの意志は強かったので以下の3テーマで大きく向き合っていました。

日本人の低い自己肯定感を引き上げ、
先進国の中でも物は豊かな一方で
心が貧しい状況で幸福度をどうやったら引き上げられるか?
L幼少期のコミュニケーションにフォーカスした親子対話の促進を提案したり、EQ教育に着目して検討したり・・

②少子高齢化社会の中でいかに雇用の在り方を改善していくか?
労働生産人口の人の量と質をどう担保するのか?
L高校生の進路選択の在り方の問題定義をしたプラン検討をしたり、
終社型の古い就活のシステム改善のためのプランを提案したり・・

③日本の増え続ける精神疾患の予防や再発防止はどうしたら取り組めるか?
L就活鬱の予防施策などのプランを検討してみたり、
新卒の精神疾患の早期発見のための予防施策を提案してみたり・・

大きなテーマはあるけれど課題に落とし込めない・・・
その理由は「誰の何のため」に・・がなかったからでした。
何のために
こどもたちが中心の教育の場創りがしたかったのだっけ?
何のために現状の「はたらく」の改善がしたかったのだっけ?
何のために精神疾患の心の問題の解決がしたかったのだっけ?

課題の解像度をいつまでもあげられず、事業プランが詰められないのは
社会的に意義があることとしてマクロな課題を捉えてばかりで
自分の中から対1人としての対象が
気づけばいなくなっていたことが原因でした。
その結果、自分が解決したい課題が分からなくなりました。

そもそも周りの参加者の方の掲げている課題解決は対象者や対象の事柄が悲鳴をあげており、緊急度が高い課題解決でした。
(例えばアフリカの貧困問題など人権に関わるもの、保育現場の改善など)

一方で私が解決したいのは孤独と閉塞感を抱えた人たちを解放したい。
その強い想いはあるが、ではこの孤独や閉塞感はどこからきたのだろうか?
わからないから課題がわからない。

このことが、私を余計に迷走させました。
自分の手を差し伸べたいイメージできる対象がいない訳ではなかったのですがメンターさんのフィードバックを受け、
私は社会のあるべきの中に対象として課題解決をしたい
対象の声を溶かしてしまっていたのだと思いました。

そこで、メンターさんに対象らしき人に
とにかく声を聞いてみるのが大事だとアドバイスをいただき、
私が耳を傾けたい高校生や大学生にヒアリングにも行きました。

・自分のことを好きになれない人
・自分の殻に閉じこもって出口を探しながら懸命に生きている人
・頑張り屋さんで一生懸命で、でも助けてを言えない人

課題を明確にするためにヒアリングで問いを立てて聞いてみたものの
本人たちもきっとなぜ息苦しいのかわからない。
でも、自分の人生に自信が持てずに息苦しいとは言っていた。

「分からないよね」

そして、迷走に迷走した結果
この「分からない」の葛藤と必死で向き合う若者に
寄り添う人がいないこと・寄り添う場がないこと
自分の心の「分からない」に自分で寄り添う力が身につかず
大人になることが課題なのではいかと思いました。

社会の「ヒト」の可能性を最大化するために
心の悲鳴に耳を傾けられる場を創造したい

私だからこそできること

私はこのプログラム中、対象にしたいこどもたちの声を聞くよりも
今後の社会に若者がどのような期待を担うべきなのか?のようなテーマの
行政の教育方針を読んだり、論文を読んでみたりとの時間が長かったです。

ただ、後半対象を見るように言われて気付きました。

社会からの若者への期待が重い、重すぎる

残された社会課題の解決
借金まみれの日本を背負って仕事をすること
少子高齢化の中で自分が家庭を持ち子育てをする必要性があること等・・・

見えない圧力が沢山あって
将来に希望を抱くことなんてできない。
それでも残された日本社会をより良く変えていく期待を多くかけられている

「しんどい・・」

私自身は自分の可能性を信じてくれた大人たちの期待に応えるべく
この課題が山積みの現代をいかに自分の力で良くできるのか?
ワクワクするじゃない!!と個人的には思っていたのだが

多くの人は「しんどい」のだ。(気付くのが遅かった、私が変なのよね)

そりゃそうだよね。

でも、目を背けたってこのまま豊かな社会からは遠ざかっていくこと

自分の好きな自分に出会えないことは皆わかっている。

でも、希望の持てない未来を背負って社会に出ることが若者は不安なのだ

だから、これからの時代をどう生き抜いたらいいのか
「わからない」「不安、こわい」「しんどい」の気持ちに寄り添える場や
寄り添える力をつけていける教育の場が必要なのだ。

改めてそう思った。

だから、私はここから
みんなでいい社会創りができる心の基盤を整えることをはじめます🌱

未来のことは分からないけど私は皆が
私の人生は楽しい
私の人生が最高だ~って思って毎日過ごして
死ぬときに大事な人の顔や想いをもって取り組んできた思い出が沢山あったらいいな。と思う。

私は色々と考えた結果
良くも悪くも「楽しかったら良くないか?」との結論に至った。
社会の期待なんて知ったものか~
私の人生なんだから皆で自分の人生を楽しく生きて、
皆で「豊かな社会」について
もう少しだけ、
もう少しだけね
一緒に考えていけたらいいよねって思っています。

===
最後に
つらつらと書きましたが読んでくれた方ありがとうございました!
「みんなで良い社会創りを」
私は日本が大好きです。もっと幸せで溢れたいい国にしたい。
頭の中お花畑って言われても(笑)(よく言われる)
世界は愛で満ちている~って信じます。
そう信じられる社会にしていきたいです。