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直近3本の映画 最初の晩餐 弥生、三月-君を愛した30年- 花束みたいな恋をした(ネタバレ注意)


人の好みはそれぞれなのでお勧めする気は全くありませんが、同じ気持ちになった人が読んでくれてたら嬉しいです。


①最初の晩餐
 監督・脚本・編集 常盤司郎さん

これはとても好きな映画でした。
常盤監督は劇場長編映画初だそうで、もはや次作も楽しみにしています。


親は再婚同士、子どもは母親の子が1人、父親の子が2人の5人家族。

母親が、亡くなった父親のお通夜で親戚に振る舞うはずだった料理をキャンセルし、家族に印象深い出来事があった日の食事を再現していく。
その出来事があった日の描写と今のお通夜から葬式にかけての描写が交互に繰り返される、これは私にとって初めて見る構成で、最初は不思議な感覚でした。

あまり詳しく書くと醍醐味がなくなるので、詳細な記憶は胸にそっとしまいますが、
終盤の、母親とシュンくんと父親のシーンと、母親と美也子と麟太郎のシーンで、それぞれの俳優さんと同じくらいの涙が出ました。それと父親1人での最後の登山のシーンは号泣でした。
映画館で見てたらどうなってたんでしょう。
ちなみにこの映画を知ったきっかけは元々ファンでインスタをフォローしていた楽駆くんと、窪塚洋介さんの投稿でした。キャストも染谷将太さんに戸田恵梨香さんなど、超豪華メンツで、目が離せませんでした。

②弥生、三月 ー君を愛した30年ー
脚本・監督 遊川和彦さん

高校から大人になり歳をとっていく30年間の3月の中の数日だけを切り取って展開されていく男女の物語でした。日めくりがめくれていくように場面が切り替わるので年を見逃したら終わる…!と思って集中しました(笑)

大人になって事あるごとに会えそうで会えないけど、お互いに助けたり励まされたり、その辺までは結構見てて楽しかったです。

でも中盤に入ると自分の中で引っかかってしまうことがあって…。
言い方は悪いんですが、これには初めから2人が結ばれるっていう結末があって、そこへいくためには避けられない別れとか、あるいは裏切りとか、色々あるはずなんですけど、それを全て死別で切ると言うか…。
もっとオブラートに包みたかったんですが許してくださいぃ。
そして手を繋いで大切な歌を歌うというラスト…。私は結構リアリティあるラスト、オチも何もないラストとかが好きなので、う〜〜〜んとなっちゃいました。でも終盤のカセットテープ流すところとかはとっても素敵でした。
その時代のものが残るってとっても憧れます。

③花束みたいな恋をした
監督 土井裕泰さん

もうめちゃめちゃヒットしてますね。私は受験から解放されて、なかなか機会を作れないでいましたが、やっと友達と一緒に見ることができました。
素敵な映画だったけど、これから大学生になる私には毒かもしれない…笑

なんというか、映画を見て、ゲームもして、本も漫画も読むのに、インスタやTwitterは使ってる場面が出てこなくて、自分の生活って要らない情報に溢れてるかもなーとか思いました。これは映画の趣旨とは違う話でしたね。

最後のシーンはやっぱり辛い気持ちになりました…でもこの3年間、恋愛したい気持ちにもならない学校生活だったので、なんか遠い世界の出来事のように感じて、泣けませんでした。

それと、色んな人が言ってますが、日常でよくあることとかを色んなとこに散りばめてて、映画自体もリアルな間で流れていくから、最後の最後のシーンで麦くんの付けてたイヤホンとか、全然確認できなくて、そういうことが3回くらいあって、「うわっそこ見てなかった、もっかい行ってちゃんと見よ」って、少しリピーターの気持ちもわかりました。
(皆そういう目的ではないのかな笑)
でも新しい発見できると何度も見た映画でもめっちゃ楽しめますよね。ジブリ映画とかは経験あります。

後ちょっと思ったのは、他の記事にも書いたように、まんま邦ロック好きの私には、結構キノコ帝国解散とかドンピシャで心にきたけど、
例えばアイドルとかのファンの方はどの辺で心にくるんだろうということでした。
大ヒットしてる割には趣味嗜好関係なく皆に伝わるようなメジャーな話は全然してないな麦くんと絹ちゃん、、とか考えそうになってました。

今日はここまでです。長々と読んでくださった方、大変ありがとうございます。これを読んだ人といつか会ってみたいですね。


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